エーゲ海クルーズ写真集【88】古代オリンピックから近代オリンピックへ

2006/03/12 - 2006/03/12

2006年3月12日（日）

古代ギリシアでは、ゼウスの神殿があったオリンピアで、4年に一回オリンピア祭典競技が行なわれた。
この体育祭は、紀元前9世紀に始まり、4世紀まで続いたというから、千数百年間も続いたことになる。

このような競技はそのほかにもあり、その中で四つを四大競技大祭とした。
オリンピア、ライモニオン（別名イストモス）、ネメア、ピュテイアである。

オリンピアとピュテイアは4年に一回、ライモニオンとネメアは、2年に一回だった。
大神であるゼウスに捧げられるオリンピアが、最も盛大に行われた。

オリンピアの大祭には、すべてのギリシア都市からの、参加があった。
彼らはこの大祭を神聖化して、大会とその前後の移動期間、合計約3ヶ月を休戦とする。

1892年フランス人、ピエール・ド・クーベルタンの提唱に世界の国々が賛同し、古代オリンピックの終焉から1500年の時を経て、近代オリンピック競技大会が誕生する。
以来1世紀にわたり、近代オリンピックは歴史と伝統を築いている。

近代オリンピック競技大会の第一歩となる記念すべき大会は、1896年古代オリンピックの故郷・ギリシアのアテネで開催された。

当時のギリシアは経済問題などを抱えており、開催の決定は難航した。
しかし、国際オリンピック委員会（IOC）の会長ギリシア人のデメトリウス・ビケラスや、事務局長ピエール・ド・クーベルタンらの努力が実を結び、計画通りにアテネで開催できた。

エリア オリンピア(ギリシャ)

オリンピアは
雨だった

古代オリンピックが行われた
オリンピアの紹介図

入り口