2006/07/05 - 2006/07/18
12706位(同エリア17477件中)
緑子さん
初の海外旅行先がバリ島でした。
あの時のカルチャーショックが忘れられません。
訪れるたびに別の顔を見せるバリ島。
時間とお金が許せば何度でも行きたい場所です。
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
-
今回はギリギリまで忙しくて、前日夜遅くまでバタバタと荷物を詰めていた。
そんな翌朝、高速入り口直前で財布とチケットを入れたバックを忘れてきたことに気づき、慌てて引き返す。およそ1時間のロスとなった。とりあえず高速に乗る前に気づいてよかったケド。
車は成田の近くの駐車場に預けて、いざ出発。 -
ガルーダのサービスは相変わらずおおざっぱだ。
食事もまずいし、コーヒーはインスタントの味がする。ただ離陸はとてもスムーズで、離陸したのを気づかなかったほど。いつものように非常口横の席をとり、今回は窓際の席にしたが、非常口のドアが足元を圧迫して座りづらかった。
雲海に虹のリングが見えた。 -
通路側に座ったジャカルタのビジネスマンが日本語が達者で、飛行中ずっとおしゃべりをしていた。もらった名刺には博士(ドクター)の肩書きが。
彼は世界中を出張で飛び回ってるエリートビジネスマンだ。バリでトランジットしてジャカルタの我家へ帰るところだと言う。 -
別れ際、「バリは日本人のものだから」とドクターが言った。良いようにも悪いようにも取れる言葉だ。
複雑な気持ちで今回の旅の行方に想いを巡らす。
いつも予想外のことが起きるこの島。
今回はいったい何が待っているのだろう。 -
予約していった最初のホテルでの第一夜。隣のライブハウスのバンドの音がうるさくて眠れず、部屋を変えてもらった。
チェンジしてもらった部屋は快適だった。テラスで鳥の声を聞きながらとりあえずガラム。これでバリに来たという実感がわく。
しかし、昨夜のライブハウスで、2週間後、まさか自分がその騒音の元になるとは、この時は予想もしなかった。 -
このホテルは3泊だけで、今後クラスダウンを予定している私は、早速、ビーチフロントへ。
だが、この季節は偏西風が強く、そこに長く身をさらしていると殺伐とした気持ちになる。
そこで、少し奥まったプールサイドで鳥の声を聞きながら読書にいそしむことにした。プールサイドもなかなかいいものである。 -
しかし、翌日、夜遅くに帰宅し、お風呂に浸かろうとしたらお湯が出ない。フロントに電話すると、ソーラーシステムで、お湯が出る時間が午前と午後で決まっているという。
確かにスタンダードを予約したとは言え、1泊7千円もするホテルを奮発してるわけである。これまで泊まっていたこのクラスの同等それ以下のホテルでは何の制約もなかっただけにがっかりし、そんなことは最初に言ってくれ、とさらにクレームをつけた。 -
翌日、プールサイドで本を読んでいると、明らかに他の従業員とは違う威厳を漂わせたマネージャーが現れ、柔らかな物腰で設備の不備を詫び、スーペリア・ルームに移りませんか?とオファーがあった。そこはお湯の時間に制限がないらしい。
もう部屋の移動は面倒なので断り、夜遅くなった時にお風呂だけ使わせてもらうことにした。マネージャーの対応は良いが、値段と設備のバランスが悪い。このホテルには多分、2度と泊まらないだろう。 -
この旅の目的のひとつ、「アート・フェスティバル」。ベモで20分ほどの会場へ毎晩通った。
高い金を取り、観光客を相手にアレンジした芸能とは違い、自分たちの伝統保持のため、技術の向上のため、地元の人たちを対象にした芸能祭である。
昼と夜の部に別れ、ほぼ1ヶ月間、毎日催される。 -
会場の掲示板で今日の出し物を確認するが、インドネシア語がわかるはずもなく。
「どれがお勧めですか?」と尋ね、答えてくれた男性としばし立ち話をした。
彼は福岡に遊びに行き、そこで若者が特に親切してくれた。他の国の人も礼儀正しいが、日本人は心がこもっていると褒めてくれた。
しかし、日本は何もかも電気仕掛けで、もし電気が止まったらどうするつもりだと心配していた。
はい、私も同感っす。 -
この暗さを見よ。
バリの街灯は暗い。
夜市の喧騒とこの宵闇に包まれていると、昭和30年代の映画を見てるような感覚に襲われる。(いや昭和30年代の映画、知らんけど、雰囲気の比喩)
人々は静かで、酒に酔って騒いでいる人はいない。
そもそも会場で酒を売っていない。
小さな子供連れが多く、屋台や露天商の玩具やお菓子を、ねだられて買ってあげている親たちの姿が微笑ましい。 -
夜の部は8時にスタートする。
ほぼ一週間、通いつめてわかったこと。毎回、いい出し物に当たるわけではないこと。前に2日通って、そこでみた3つの出し物が全て素晴しかったのは、案内してくれた地元の人がいたからだ。
今回は行き当たりばったりだったが、第1日目が最高だった。若者2組の漫才でクオリティも高く、演者と観客が一体となって楽しんだ。
私も涙を流して笑った。
すべてインドネシア語なのに、シンプルな内容なのでわかるのだ。 -
会場では20人ほどの物売りが激しく行きかう。
飲み物、揚げ物、お菓子、トウモロコシ、ピザ。
前から気になっているのが、このピザである。
どう見ても美味しくなさそうなのである。
誰も買わないのである。
いつか、その味を確かめてみるつもりである。 -
一度ベモを知ると、タクシーを使うのが馬鹿馬鹿しくなる。通りには地元の人の足であるベモがひっきりなしに往来している。手を上げるとすぐ止まってくれて、ルート内の好きな所で降りることができる。
-
ただし昇降口にドアはなく、中はボロボロ。混んでる時は地元の人と一緒にぎゅうぎゅう押し込まれる。値段も運ちゃん次第で高くも安くもなる。相場が決まってるところは降りる時に渡せばいいが、ちょっと遠くなる場合は事前に交渉する。また、狭いルートなのに、告げた行き先を知らないことがよくある。道々聞きながらさまようことも何度か。向上心というものはここにはない。
-
ある日、「どこか美味しいワルン(ローカル食堂)を知らないか」と聞いたら、この若い運ちゃんはルートを大幅にはずれて、お店に案内してくれた。しかし、そこは彼の下宿先の経営する食堂だった。この辺の感覚が共同体意識の強いバリならでだ。もちろん味はいまいちだった。食事の途中で彼がふっと見せた遠い目の表情が印象的だった。
-
開けっ放しのドアと窓から、毎晩、3年分くらいの排気ガスを吸って、デンパサールのフェスティバル会場へ通った。会場周辺では車とオートバイの大渋滞。真ん中に立ってるのは交通整理のオジさん。
オートバイのタンデムは当たり前、この写真の右部に写ってる親子を見よ。赤ちゃんを両手で抱いて後ろに座ってるお母さんっすよ。この手の3人乗り、4人乗りは極めて日常的な光景である。初めて見たときは、ほんと度肝を抜かれた。 -
ここで今回の宿の紹介。最初のホテルの滞在中、何軒かロスメンを見学した後、今回の目的に合った宿を見つけた。
海からは離れているけれど、大通りから奥まった所にあるのですごい静か。泊り客は白人ばかりで、食事もサービスも凝ったものはないが、私には居心地のいい宿だった。広くはないが、共有スペースと個人スペースの植物の垣根が計算されたように配置されていて、プライバシーがちゃんと守られている。 -
このテラスに朝食を運んでもらい、朝の涼しいうちは読書をした。目の前の樹々の実を数種の鳥がついばみ、数種の声で美しいハーモニーを奏でる。敷地内には猫が2、3匹住みついていて、毎日、挨拶にきた。
-
ある日、帰ると、私の席を乗っ取られていた、、、
カワイイから許すけど -
もちろん部屋の中にもお招きした。これまでの旅行でも、何度かこのようなシチュエーションがあった。しかし、飼い猫ではないので、一定の距離を保つようにしている。無理に抱こうとすると嫌がるからね。
-
旅先にはいつも猫♪
-
お風呂の窓に張り付いていたヤモリ。ヤモリも蚊もいるが、ぜんぜん平気。
バリの良いところはカラスがいないことだ!あの癇に触る鳴き声を聞かずにすむ、それだけでここは天国。通りいたる所に生ゴミが放って置かれてるのに、カラスがいないなんて。正直、カラスには殺意を抱いている私です。 -
これは部屋から外を見たところ
垣根の先にプールがあります
窓には特殊な加工がしてあり、外からは見えないようになってました
その配慮が気に入った -
ある朝の風景。
-
一応、観光旅行らしい写真も載せておく。
つくづく撮影の腕がないと感じる。
退屈な写真ばかりが収まっていた。 -
これもよく見る構図だよね。
ピンともいまいちだし。
ただ犬の表情だけはいい感じだと思うのだが。 -
さて、これは?
バリにはこの人物をモチーフにした木彫りの置物が多く売っている。前に、これはお坊さんが祈っているところだと聞いたが、今回、入手した情報では、「ヒンズーではこんな祈り方はしない。これはヨガの行者だ」というもの。どこかの書籍かネット上に正解が書いてあるのだろうが、私はこれからも地元の人にリサーチしていきたい。 -
朽ち果てた屋台。
-
打ち捨てられた看板
-
変わった枝ぶりをパチリ
-
バリは今、凧揚げの季節
ものすごく高いところまで
さまざまな凧が揚げられていた -
よしよし、よくやったね。
うん、ぼく、がんばったよ。 -
ネット上でも有名なワルンで食事。でも私的にはあんまり。
代わりに宿の近くに美味しい店を2軒もみつけた。いつも食事に不満な私も、今回はいい発見があった。旅行中の食事はなぜか1日に2回となり、これが旅費節約にかなり貢献している。食事をナイト・マーケットでまかなえばさらに安くつく。暗くて怪しげなナイト・マーケットも屋台でひとりで食事をするのはかなり勇気がいる。でも行ったけどね。 -
この店の近くの両替屋で両替した。他が78万前後なのに、そこだけ82万ルピアだったから。
でもなぜ町のはずれの両替屋がこんな高額で?と、かえって不安になり、事あるごとにお札で買い物してお釣りをもらっていた。しかし全てを使い切った後で、また同じところへ両替にいった私、限りないものそれがヨクボー -
発見したお店のアイス・カプチーノ。他の進んだ町ならまだしも、ここで粉の残らないアイス・コーヒーに出会えるなんて。その進化は嬉しいような淋しいような、、、
この店のナシ・ゴレンは芸術品だった。もう1軒の店のミーゴレンもよかった。写真を撮らなかったことが悔やまれる。恥ずかしいのであまり人前では写真を撮らないことにしている。 -
これは食べるためではなく、お供えに使うために、余ったご飯を干しているところ。この干したご飯の匂いが、バリの匂いの50%を占め、残りの50%はフランジバニの花の香りだと個人的には分析している。
-
フランジバニとはプルメリアともいい、南国において実に芳しい香りを放つ花。写真の右側のがそう。
-
白人ばかりの宿で、話し相手がいなくてちょっと寂しくなって、唯一顔見知りのシェフに会いに行った。偶然、ワールドカップ最終戦の夜で、じゃあ、一緒にフットボールでも見ようということになった。暗い雑貨屋の軒先で近所の男たちに混じって観戦。白々と明けはじめた空のもと、フランスを応援していたシェフに慰めの言葉をかけ、帰途についた。
-
この宿は、プールサイド担当の彼の人柄でもっている。彼は客のひとりひとりに明るく声をかけ、時には世間話の相手もする。3時になるとプールサイドの客に、アフタヌーンティーのサービスをして回る。真面目で勤勉な青年である。
-
そのアフタヌーンティーに誘われてプールサイドに出ると、早速、隣の部屋のオーストラリア人に声をかけられた。ワールドカップでは勝たせてくれてありがとうと言われ、苦笑いする。彼に日本の歴史と人口を尋ねられ、即答できなくて恥ずかしい思いをした。ネットで調べて、あらためて答えておいたが、反省。彼は足の悪い奥さんの車椅子を押し、毎朝、散歩に出かける。午後はふたりでバックギャモン。夫の鏡のような人である。
-
彼の奥さんから、宿専属のマッサージ師を勧められてさっそく予約。これまで何回かスパを経験したが、若いお姉さんに軽く撫でられるだけで物足りなかった。しかし、このマッサージ師は男性で、力が強くて、しかも目が不自由だという。1時間で600円くらい、破格値だった。ほとんど裸に近い格好で受けるバリのマッサージは、目が不自由な施術師が相手だと、非常に無防備になっていい
-
さて、バリの初日、ライブハウスの音がうるさくてホテルの部屋を変わった私だったが。
何という偶然か、数少ないバリの知り合いが、そこのオーナーと知り合いだということがわかり、連れていかれ、皆に紹介された。店ではノリのいい生バンドの演奏に合わせて白人の老若男女がひしめきあって踊っている。よく見ると「老」の面々は確実に60代以上だった。 -
後日、ひとりでその店を訪ねた私は、相席したおしゃべりなマレーシア人男性と、感じのいいオージーのカップルと閉店まで飲んだ。そのカップルもやはり60代で、未亡人と離婚者と聞かされ、うーん、人生こうでなきゃ、とあらためて思う。しかし、ネイティブの話すスピードにはついていけない。それが居心地悪い時もあるし、ぜんぜん気にならない時もある。その日は彼らの人柄のおかげで後者だった。解散したのは午前3時だった。
-
そして、バリ最後の夜もその店にいた。ライブ演奏は夜中の12時までとなっているのに、ビートルズ好きのアイルランド人と私とでリクエストを繰り返して1時間延長させた。もしかしたら隣のホテルで、バンドの音がうるさいと部屋を変わった客がいたかもしれない。
アンプを切った後、ボーカルは生ギターに切り替え、前述の若いアイルランド人夫婦のテーブルで、朝の4時近くまで、一緒に歌って過ごした。
飲みに行くと朝まで、、、日本と同じことをしている。 -
バリの路地は過去へのワープゾーン。
じりじりと照りつける太陽。
ひなびた雑貨屋。 -
人気のない路地。
首輪のない犬。
大きめの自転車をこぐ子供。 -
似て異なる世界。
理解できそうで理解できない文化。
そのわからなさ加減が私の好奇心を刺激する。 -
いつも
また来よう、とは思わない。
でもまた行くのだろう、とあきらめている。 -
今回の旅行記はこれで終わりです。
最後まで付き合ってくれた方、ありがとう。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- リンガ・リンガさん 2006/08/29 00:01:11
- バリの温度と風を感じます
- 緑子さま
初めましてリンガリンガと申します。
バリの日常の空気が伝わってくる素敵な旅行記ですね。
芸術品のナシゴレンが味わえるお店、そっと教えていただきたいです。
リンガリンガ
- 緑子さん からの返信 2006/08/29 12:43:04
- RE: バリの温度と風を感じます
- リンガリンガさん
ありがとうございます。
お尋ねのお店は「CAFE LUMUT」です。
サヌール中央のハーディーズ・マーケットから南下、ベニーダビューホテルの前だったと思います。
お洒落なショップが1階右部分にあり、その向かいの2階がレストランになっています。
偶然、入ったお店ですが、見かけたお客はほとんど日本人でした。
値段は高めな設定ですが、試してみる価値はありますヨ。
ラザニア等もありますが、ナシゴレンが一番のお勧めです。
2回目に、上に乗せる卵を半熟にしてくれと頼み、さらに美味しく頂きました。
行かれたらまた感想など聞かせてください。
また、他にお勧めの店など見つかられましたら、ぜひアルバムででも紹介してくださいネ。
- リンガ・リンガさん からの返信 2006/08/29 21:33:55
- RE: バリの温度と風を感じます
- 緑子さま
早速お返事ありがとうございました。
緑子さんお勧めの CAFE・LUMUT は私も行ったことがあるお店でした。
昨年サヌール・ハイアットに泊まった折、近かったのと、何を食べても美味しかったので、数回通いました。お店のスタッフの感じも良くて、私も気に入っているお店です。
おかげで、娘夫婦と行った楽しかったバリ旅行を思い出しました。
- 緑子さん からの返信 2006/08/30 22:32:20
- RE: バリの温度と風を感じます
- そうですか、ご存知でしたか。
そうですよね、目抜き通りの中央にある店ですからねー。
私は旅先で食事に恵まれないことが多いので、一層おいしく感じられました。
お返事ありがとうございました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
バリ島(インドネシア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
バリ島(インドネシア) の人気ホテル
インドネシアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
インドネシア最安
294円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
4
50