2006/06/30 - 2006/07/03
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d(^ー^* )さん
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東洋のガラパゴスとも呼ばれる西表島。その島内最大の川である浦内川を旅して何かを感じようとした体験記である。
というわけで、今回は?西表島編をお届けする。
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石垣港 9:00発の安永観光フェリーに乗り込み、西表島・上原港へ。約40分で到着する。
今年から安栄観光フェリーは船浦港までの航路が上原港に変更された。
それにしても、なんと良い天気。やっぱ沖縄はこうでなくちゃ。
港からは各船会社の送迎バス(無料)が出ているので、それを利用する。行き先は浦内川ジャングルクルーズのスタート地点。 -
西表島。
島の90%が亜熱帯のジャングルに覆われ、天然記念物のイリオモテヤマネコやカンムリセマルハコガメなどが生息する神秘的秘境の島だ。
面積は289平方km。
沖縄県では沖縄本島に次いで二番目に大きい島である。 -
15分ほどマイクロバスに揺られて浦内橋に着く。
この日は外国人観光客もたくさんいた。 -
浦内川の河口に架かる浦内橋からの眺め。マングローブを見ることができる。
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橋から上流方向を望む。向こうに見えているのが、クルーズの出発地点だ。
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浦内川観光の船着場。
30分かけて上流まで行く「ジャングルクルーズコース」と、その先さらにトレッキングで二つの滝まで行く「マリュドゥ、カンピレーの滝コース」(ともに往復で大人1,500円・子供750円)、さらにはカヌーを利用したコースなどもある。 -
川の両側にマングローブの森が広がる。
ボートが水面を勢いよくすべり出すと、帽子がとばされそうなほど風が強くなるので、手で押さえるか外すかしたほうがよい。
でも暑かったのでとっても気持ちよかった。 -
亜熱帯の植物が、ここがまさに南国であることを感じさせてくれる。
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軍艦岩に到着。船はここまで。
ジャングルクルーズの客はここで折り返し下流に戻り、滝コースに参加した客はここからジャングルの中を歩いて二つの滝を目指す。 -
ここから上流は水深も浅く、大きな岩がゴロゴロので船は進めない。
目指すマリュドゥの滝までは、元気な人の足で30分の距離。
この辺りには自動販売機などは無い。
だから、水分は最初の船着場を出るまでに自分で用意しておかなければならないのだ。
また、滝までサンダルで歩く人がいるみたいだが、道は凸凹だし、前日の雨で道がぬかるむととても危ないので、運動靴で歩くほうが賢明だ。 -
うっそうと草木が茂るジャングルの中を進む。道は1本で踏み固められているので、迷うことはまずないだろう。
途中、滝から戻ってくる観光客と何組かすれ違う。みな汗だくだが、互いに「こんにちは」とあいさつを交わす。 -
マリュドゥの滝。カンピレーの滝の下流にあたり、その名には「丸く淀んだ」という意味がある。
落差16mで複数の段となっている。このショットは展望台からの望遠。
そばに行って見たかったのだが、滝に向かう道の途中に「事故多発により立ち入り禁止」の札があったので、残念ながら間近に見ることはできなかった。 -
イリオモテヤマネコについて説明している標識。
生息数が100匹…そりゃかんたんに会えるわけがない。
だが交通事故で死ぬものもいるそうで、絶滅が危惧されている。 -
カンピレーの滝。マリュドゥの滝からは歩いて10〜15分の距離。直下型の滝とは異なり、斜めに水が滑り落ちていくゆるやかな滝。とはいうものの、落差は約20mあり(県下最大)、水量はとても豊富で音も迫力がある。幅も結構広い。
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この地点まで、浦内川の河口から約5km。
カンピレーとは、島の方言で「神の座」を意味するのだそうだ。
水が流れていることもあり、心配していた蚊はほとんど問題なかった。というか、1匹も飛んでいるところを見なかった。偶然か見逃しているだけかもしれないので、気になる方は虫除けスプレーを持参されたほうがよいだろう。 -
さっきのイリオモテヤマネコの話だけど…
西表島の面積が289平方km。
仮に今100匹生息しているとして、
1匹あたりの面積が2.89平方km。 -
2.89平方kmがどれくらいの広さかというと、阪神甲子園球場が3万9600平方m(公式HPによる)なので、割り算をしてやるとイリオモテヤマネコ1匹あたりの生息面積は―――
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あくまでも机上の計算だが、72.9…という数字が出てくる。
すなわち、イリオモテヤマネコ1匹に会うためには、甲子園球場の約73個分の広さのジャングルをくまなく歩かなければならない、ということになる。
だから、クルマに轢かれるものがいるというのはとても悲しいことである。 -
水は飲めるらしいが、腸やお腹に自信のない人は無理して飲まないほうがよい。もちろん大和川の水よりは安全だろうが。
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甌穴(おうけつ)。滝壷の中の石が激しく回転して底を摩擦し、何年もの歳月をかけてできた自然の穴。
人ひとりラクに入れる大きさ。湯を入れると風呂ができるかもしれない。
横に置いたリュックサックと比較すると穴の大きさがお分かりいただけるだろうか。 -
往路は軍艦岩で午後1:00にクルーズの船に拾ってもらう予定だったが、3分遅れたため船が行ってしまった。しかし15分後、別の船がやってきたため、折返し運転に乗せてもらう。
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上原港近くのスーパーの向かいにある無人販売のお店。地元で採れたたくさんの農産物、果物が並べられている。
小さな木箱が置いてあり、料金はそこに入れる。 -
無人販売とあるが、奥には店の人がいた。
カットしたパインが100円。
あまりの安さと甘さに感激。思わずホテルに帰ってから食べる分まで購入してしまう。
西表産のパイン最高。
このほかにも、店内の冷凍庫にはマンゴーシャーベットや、カットしたパインを串に刺し、凍らせてアイスキャンディーのようにしていただくものもあった。それも100円。
また冷蔵庫には野菜などが置いてあった。 -
石垣市街に戻り、ホテル近くの「ゆらてぃく」で夕食。
注文したのは、石垣牛のコロコロステーキ定食(1500円)。
石垣に来たからにゃあ、一度は味見しとかないと。
――で、感想。
噛むとジュワーッと肉汁が口の中に広がる。
ひと口サイズにカットしてあるが、味が濃いのでご飯が進む。 -
食後のデザートは、ぜんざい。
沖縄のぜんざいは、本州のそれとはちょっと(いや、だいぶ)違う。
黒糖蜜と氷を使ったかき氷を「沖縄ぜんざい」と呼ぶのだ。
甘すぎないから食べやすい。上品な甘さだからベトつかない。
こってりしたステーキを食べたあとにはまさにぴったりのデザート。
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