2006/03/11 - 2006/03/11
46位(同エリア62件中)
ソフィさん
2006年3月11日(土)
雨上がりの朝、ピレウスの埠頭に降り立った。
これまでの寄港地とは違い、さすがにここは都会の気配がする。
港の建物には、出迎えの人さえちらほら見える。
アテネに住む知人たちが、クルーズの客を案内しようと、待っているのだ。
町の中心に向かう道路は港に面して、海岸沿いの、景色の良い大通りだった。
雲は晴れ始め、青空が次第に広がる。
その道を、都心を目指し、西に向かって楽しく歩く。
右手に分かれる道は、上り坂になっていて、両脇にチョットきれいなマンションが立ち並んでいる。
ここに住めば、毎日港の美しい風景が見られることだろう。
夜景は、もっと素晴らしいに違いない。
歩くに連れ次第に、都心らしく賑やかさが増す。
やがて左手の湾はグッと湾曲し、道もその地形に沿うように、南に向く。
この辺りの岸壁から、エーゲ海の各島に向かう、フェリーらしい船が見え始める。
フェリーが皆新しくて立派なのは、アテネオリンピック効果だろうか。
街の雑踏が激しくなり、下町らしい賑やかさが見えてくる。
映画「日曜はだめよ」の主人公だったピレウスの娼婦は、この近くに住んでいたのだろう。
人間の香りが、辺りにふんぷんとしている。
久々にヨーロッパ風の街に出会ったせいか、妙に懐かしさを覚える。
右の建物が切れて、そこに市場が広がっていた。
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