エーゲ海クルーズ写真集【78】ピレウスは夕立だった

2006/03/11 - 2006/03/11

2006年3月11日

昨夜半から風が強くなり、雲のたたずまいが怪しくなり始めた。
海は、荒れ模様のようだ。

ピレウス港の手前で、船内放送がある。
波が高いので、しばらく入港を見合わせたい旨である。

垂直な壁の前では、反射波があるので、波高は2倍になる。
急にこんなことを、思い出した。

最悪の場合は上陸できないかも知れないと考え、心をのんびりムードに切り替える。
デッキに出て、雲の成行きを味わうことにする。

しかし、30分も経たないのに、「波が収まったので、これから入港します」と、再アナウンスがあった。
大きな旅客船を見ながら港に近づくと、埠頭はかなり濡れている。
局地的な夕立があったようだ。

アテネが栄えた時代、海への出口を求めて、ピレウスの港が造られた。
アテネとピレウスは、中廊下のある一つの都市のように城壁が造られ、一体として守られていた。

上陸するころから空が明るくなり、陽が射しはじめる。
埠頭からメトロ（地下鉄）の駅まで、歩いて15分というので、タクシーをやめて散歩する。

エリア ピレウス(ギリシャ)

船はピレウスの埠頭に向かって進む

ピレウスの港には
エーゲ海の島々を結ぶ立派なフェリーが
並んでいる

ピレウスに上陸しようとする人びとが
船のロビーに集まっている

埠頭の出口（入口）
この建物の中に
入国管理事務所や
商店がある

船から降りた
人びと

ピレウスにそそり立つ
わがコスタ・フォルチューナ号

港と町の眺め

ピレウスの横丁
坂が多い

空は晴れて
青空が見えてきた
教会のドームの青が
空に映える

海岸通の
キオスク

海岸通から右の丘に向かう
横丁

ウィンドウに並ぶ
勲章

市場の入口

魚屋の屋台に並ぶ
新鮮な魚たち
菜っ葉の飾りが面白い

魚屋のあんちゃんは
優しかった

蛸も並んでいる

これは
肉屋のあんちゃん

干物も売っている

市場の出口
近くに地下鉄のターミナルがある

街頭のパン屋さん
これは名物らしい

トトカルチョ

地下鉄の終点がある街

地下鉄の終点

アテネ行の電車

アテネ都市圏
電車網

ここで電車の
切符を買う

この旅行記へのコメント （2）

• あんちゃんさん 2006/07/10 21:21:41

  路上駐車

  ピレウスでは不法駐車の取り締まりなぞということはなさそうで、平和なのですね。

  片瀬貴文さん からの返信 2006/07/11 02:46:43

  RE: 路上駐車

  これだけの港だから、ややこしいことも少なくないでしょう。
  
  ギリシア人は、芯がしっかりしている印象でした。
  2000年オリンピックの開会式を見てから、ギリシャ観が少し変わってきました。