ハンガリー・ウクライナ旅行−４

2006/06/24 - 2006/07/02

ブダペストで2日過ごし、夜行寝台でウクライナのリビューに行くことになる。まず、寝台車の予約なのだが、ブダ・東駅の奥に国際線の窓口がある。できれば事前に乗る電車を調べておくと直ぐに窓口で切符が買えます。また、支払いはクレジットカードが使えるので多額の現金を事前に準備する必要はありません（これは助かりました）。ブダ・リビューの2等寝台で約15200FT（8000円）です。わたしが買った時は50％割引中（ただし往復のみ）で、往復でも片道でも同じ料金とのこと。

ブダ・リビュー間の電車ですが、直通が少ない（1本か2本）です。なぜか分からなかったのですが、国境でその理由が分かりました。ハンガリーとウクライナとでは線路の幅が違うのです。ですから直通電車は国境で車体を持ち上げ（お客は乗ったまま）、車輪を変えているのです。この作業が1時間半ぐらいかかります。
（私が乗った列車は終着駅がモスクワ）
ブダを夕方、リビューには朝着で、キエフはその日の夕方着になります。行く先別に寝台が分かれています。

この寝台列車なのですが、真夏の暑さのなか冷房が効かないのです。ですからもう蒸し風呂状態で夜中まで暑い、入国審査などでほとんど寝る間がありませんでした。できれば1等寝台をお勧めします。また、リビューまで行く寝台車であったこともあり、3人で1室という満室状態。これはウクライナの人が交渉してくれて2人にはなりました。実際は空いているのです。それから国境で車両を直したので夜中から冷房が効きました（ウクライナ側の車両のため）。

ウクライナの入国・税関審査ですが、何も問題はありませんでした。というのも乗り合わせたウクライナの人がブダで英語研修を終えた軍人さんでありました。この人がウクライナ語で全て話してくれたのです。ですから私は自分の荷物を開けて税関の人に見せただけです。なお、荷物を開けたといってもちょっと開けただけで中を検査されたとうことはありません。

外貨の持ち込み制限はUS$3000までです。これを超える場合は必ず税関で申告して下さい。出国する時に検査されることはめったにありませんが（たぶん）、まんがいち検査されUS$3000以上を持っていると最悪オーバー分を没収されることがあるそうです。わたしはUS$1000程度ですから、申告しませんでした。また、キエフからの出国時も税関検査がなく問題なしです（税関は通過しましたが）。

エリア ウクライナ

リビュー駅です。表紙の写真が乗ってきた車両です。立派な駅です。

駅は立派なのですが駅前を見ると唖然とする状態になります。これは大変な所にきたなという感じですね。まあ、ハンガリーよりかなり経済が遅れているので、その差にびっくりということです。

旧市街の中心的な広場通りです。リノック広場は工事中で広場にはなっていません。

旧市街の中心的な広場のから。