2006/05/18 - 2006/05/18
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buchijoyceさん
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島前へ
11:55分で西の島へ向かう。大きなフェリーだ。2時間も乗るので1等を買った。二階へ案内され、船員さんが一等船室の鍵を開けてくれた。中に入るとその部屋は床に座るのだ。足が痛いので座るのが苦手なPapasanは座るのはいやだという。椅子はないかというと、部屋には椅子はないという。あたりを見回すと先頭の方に椅子の姿が見える。「あそこに行ってもいい?」と聞くとあそこはフリーだという。別に差額を返してくれというのじゃないから、あっちに移ってもいいね、というとOK。椅子もテーブルもある。横には自販機もある。お弁当を食べるにはこっちの方が都合がいい。船室に椅子がないのは、揺れを考えてのことだろう。荷物を置いてカメラだけ持って外に行く。デッキも私たちともう一人男性がいるだけ。遠ざかっていく西郷の町。海辺近くには私たちの泊まったホテル、そのほか数軒の高層のホテルがある。まわりの丘の緑は濃い。やがて西郷港が入り江の奥に隠れていく。そして右手に平たい丘、あそこが空港だろう。
岬を過ぎたところでお弁当を食べに中に入った。椅子もテーブルも固定されている。やっぱり、揺れるからだろう。特注したお弁当はサザエご飯、先ずは一口。いける。お菜はいろんなものが入っている。こんなに食べられないと言いながらも、けっこう平らげた。お茶もたくさん飲んだ。ご飯が済むとまた甲板に出た。
180の大小さまざまな島、オーバーだと思っていたが、たしかに180はありそうだ。
左手にかわいい3つの岩が見えてきた。なんか親子みたい、角度によっては話あっているみたいにも見えるし、鳥たちにも見える。三郎岩だ。
切り立った崖の松島を過ぎると、人の住む島が見て取れる。あれは中の島だろう。橋脚接岸予定地と書かれたものが二つの島に見える。こっちが西ノ島だね。そうこうするうちに別府港に到着。
13:05分、西ノ島別府港到着。平野さんの友達の鏡谷タクシーさんが待っていてくれた。明日は天気は崩れそうだから、今日のうちに国賀を回った方がいいと、鶴丸で乗船するからと観光船の予約してくれ、はじめに赤尾展望台、いったん浦郷までおりて、もう一度上って摩天崖まで行ってくれた。イカの浜も通った。昔はこの狭い湾にイカが押し寄せたのだそうだ。なぜイカが押し寄せるかわからないとのこと。最近では沖での漁もあり、浜に入ってくるイカは減少してしまったようである。しかし今年の2月久しぶりにイカが押し寄せたという。そういえば、テレビで見たような気がする。押し寄せたイカには漁業権がなく、誰もが拾っていいそうだ。
西ノ島には二つ港があるが、商業港としては別府、浦郷は漁港として使われているそうだ。ただし漁船はそのまま境港へ水揚げするので、漁港特有の加工所はここにはないということだった。この町の幹線道路も広い、そしてここも車どおりは少ない。
中ノ島、西の島、知夫里島が囲む内海は太古はカルデラであったそうな。そこへ海水が流れ込み内海になった。水深は深いところで100mとか。上から見ると外輪山の高いところが島になったと伺える。もともとは同じ外輪山でありながら、西ノ島と中ノ島は地質的に違いがあるそうだ。
西ノ島は平地が少なく、人が住むには向いていない。牧畑という試みがなされてきた。中ノ島は水を蓄える地質なので、農業が発達したということだった。
摩天崖の上では牛や馬がはのんびり草をはんでいる。上から見る国賀の岩もきれいだ。時間がないからとせかされながら、効率よく見て回る。今夜の宿は鶴丸だ。そこで荷物を預け14:50の観光船に乗る。運転手さんが手をふって見送ってくれた。「いい人達に会えてよかったね」乗客は私達を含めて5人。
空は曇ってはいるが高い。海はないでいる。船引運河を通って、国賀海岸へ。
この観音岩も別名はローソク岩。先端に夕日がともる。こちらは海からではなく、陸から見るそうだ。
国賀海岸はまさに隠岐第一級の観光スポットだ。日本海の荒波で削られた断崖、奇岩、洞窟、それらが惜しみなく続き、地質のおもしろさも実感できる。Papasanが「アマルフィに匹敵する」と喜んでいる。私もそう思うよ。明暗(あけくれ)岩窟など、カプリの青の洞窟よりすごい。奥が深いし、幅は狭い。 真っ暗の中で、方向転換のため船は岩にぶつかる。スリルがある。残念ながら、あの青い光はないが。イタリアと隠岐では海の色は違うと思うが、あいにく曇っているので海の色はわからない。しかし曇っていても岩壁の迫力は十分。
船が入れる洞窟は国賀には3つあるそうだ。今日は海が穏やかだからとその3つとも入ることが出来た。波の関係や諸条件で3つ入れるのはまれだそうだ。ラッキー。うん、うん、すばらしい景観だ。
観光船は宿の鶴丸に横付け。らくちん、らくちん。部屋は1階、広い和室。そのまま転寝してしまう。大きな船形のお風呂に一人で入っていると、年配のオバサンたちが来た。首まで湯につかっている私に、「熱いですね」という。「そうですか?」と私は気のない返事。次のオバサンも「熱いですね」「???」イントネイションがちょっとちがうと思ったら、名古屋からの方々だった。
食事に行く。団体の方々は別室だったので、広い食堂は私達3人だけ。持ち込みOKというので、私は昨日買っておいた隠岐誉の純米吟醸を。
さぁ、いよいよ岩ガキが食べられるぞ!テーブルには紅ズワイガニをはじめ海の幸のご馳走がたくさん並んでいる。刺身はマルゴ、ブリのことだ。さらに特注で岩ガキが一人2ケづつ、とアワビの刺身。他のものは食べなくても岩ガキだとpapasanの分まで食べている。ここでは岩ガキは食べやすく切ってある。レモンのほかにポン酢なのか二杯酢なのか、ついている。でもレモンだけで十分美味しい。食いしん坊は岩ガキ用に地元のレモンを持ってきたんだ。カニ用のたれをつけてみた。これでもいける。
食事中、ご主人が挨拶に見えて、料理の説明をしてくれた。食材は全部地元のもの。この紅ズワイガニは水深800mのところで取れたものだという。ズワイガニよりは味は落ちるが、時期じゃないからしかたがない。
そして8時半から夜光虫を見るツアーをしているのでどうかと誘ってくれた。「え〜、夜光虫、見られるんですか。それは願ってもないこと」とふたつ返事で行くことにする。
8時半、船は貸切。運転はご主人。美田湾内を少し走ると船は消灯して、「もう見えます」とドアを開けてくれた。船が波を切るのに刺激されて、夜光虫が蛍のようにぴかぴか光る。先ずは光る点。まるで小さな流れ星が波しぶきの銀河を流れているようだ。それだけでもきれいだが、やがて船の軌跡にそって、光が線になり、面になった。面になってぼうっと光るのは圧巻。私もpapasanも子どもの頃夜光虫は見ているが、A子さんは初めて、きれいね〜と、大喜び。歳が5つ違うと子どもの頃の体験もだいぶ違っているようだ。
船が港に近づくとライトの中にミズクラゲの群れ。いやぁ〜、その数の多いこと。「なんでこんなにクラゲがいるの?」と聞くと、これも自然なのだそうだ。このミズクラゲは7月ごろには姿を消すと。
「晴れていれば星が美しいんですよ」とご主人。そうだろうな、灯りが少ないから、空が暗い。まして離島だから、本土の明かりに邪魔されない。満天の星空、しばらくお目にかかっていない。それもまた私には魅力のひとつ。
宿に戻ると、妹の知人のSさんが訪ねてみえた。妹とは千葉でお隣さんだったそう、もともとはご夫婦とも西の島の方で、定年退職後、お母さんのお世話のために半分はこちらに戻ってきて、悠々自適の生活。船を買って、釣りをしているとか。浦郷は定年波止場なんだそうだ。
今回の隠岐への旅の発端は、この方が妹夫妻に出した「隠岐へ帰ってきました」という年賀状から始まったのだそうだ。年賀状を見て、隠岐に行きたいと仲間を誘ったがだれも乗らず、そこで私たちを誘ったら、どんどん話しが進んで、実現したとのことだった。ということは、なにはともあれ、先鞭をつけてくれたSさんに感謝!!
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