2004/06 - 2004/06
33位(同エリア47件中)
HKさん
2004年6月に、ポルトガルでサッカーの欧州選手権がありました。カミさんを口説いてサッカー観戦を口実にポルトガルに行きました。
ポルトガルは5回目の訪問になりますが、今回は初めての独り旅でした。
サッカー観戦のチケットは事前にインター・ネットでリスボンの2試合を確保し、ポルトガルとロシアのゲームは、ネット仲間のN氏のご好意で、一緒に観戦できました。
サッカー観戦のほかは、アレンテージョ地方の城郭都市などをまわってきました。
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モンサラーシュはスペインとの国境近くの高台にあり、レコンキスタの時代からスペインとの戦争の時代も含めて、戦略的に重要な位置にあり、中世に建設された城や病院が今も残っている。城からの眺めはすばらしいものだった。
村は、1時間もあれば一回りできそうなくらい狭くて、見るべきものも限られていた。
観光客も2〜3組にあっただけで、たまたま来ていた遠足の生徒たちが去った後は、村の通りを歩いているのは自分だけだった -
ベージャはアレンテージョ南部の中心地。歴史的にはPax Juliaという名で登場する。ローマ時代は植民と農業開発の拠点としていたところだそうな。
とりあえず城に行ってみた。塔の上からはアレンテージョの眺めがよかったが、その日は風が強かった。さらに観光客はほとんど居なくて、塔の暗い階段を独りで上るのは少し怖かった。 -
移動する日の午前中に、タクシーでベージャから東に30kmはなれたところにあるセルパという城郭都市に行ってみた。
タクシーの運転手さんも、一緒に城まで行ってくれた。駐車場からの道はわかりにくくて、住人に聞きながら行ったので一緒で助かった。 -
セルパの城の入り口は、どのようにしてそうなったのか分からないが、写真のようになっていた。
城に併設の博物館は昼の休館時間にあたっていて入館できなかった。塔にのぼり城壁の通路を少し歩いてみた。町が一望でき、西にはアレンテージョの平原が広がっていた。
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ベージャからさらに南に約50kmのところにメルトラという村がある。グアディアナ川のほとりにあるこの村は、ムーア人やローマ帝国が進入する以前からもフェニキア人などもやってきていたそうで、その歴史的背景から、最近になって考古学的資産を観光に役立てようとしているらしい。
ロンリープラネットの記事を読んで、メルトラに行ってみたいと思い、インターネットで宿を見つけてEメールで予約しておいた。
宿は川沿いの岸の上にあり、部屋からは川を眺めることができた。
対岸まで歩いて行ってみた。オリエンテーリングの生徒たちが、走ったり歩いたりしているのに会った。私を見て「ありがとう」と言ってからかったのは、日本人と分かったからなのだろうか。「こんにちは」と言っておいた。 -
村には城があり、その塔は村の通りからも見ることができた。
城からの360度の眺めも素晴らしかった。城壁には何種類かの鳥がさえずっていた。 -
ローマ時代の家の遺跡など、いくつかの観光施設に行ってみた。観光施設はまだ整備中のところもあり、全ての施設に入場できるチケットにも、その旨が印刷されていた。お城の塔も修復中で入れなかった。
夕方、カヌーを借りて、川で1時間ほど遊んでみた。川からの眺めも良かった。
午前中はオリエンテーリングの生徒たちが、カヌーで川の中の岩にあるポストに向かって漕いでいたのだが、陽射しの強い昼間は川には誰もいなかった。少ししのぎやすくなった夕方には、今度は生徒たちでなく若者たちが、何隻かカヌーやボートを出して練習していた。 -
翌日、直通バスで再びリスボンに戻った。
ベージャまでは来たときと同じ道を戻り、ベージャからは西に向かった。途中、それまでの道路よりは比較的多くひまわり畑を見かけた。 -
リスボンではチェコ対ドイツの試合と、翌日のポルトガル対イングランドの準々決勝をスタジアムで観戦した。すでに準々決勝進出を決めて主力を温存したチェコに、ドイツはまさかの敗退。「まさか」、ではなかったかもしれないが。それにしても、チェコの真っ赤なサポーターの応援は強烈だった。
翌日の試合は、エキサイティングなものだった。開始直後にイングランドが先制したものの、ポルトガルも途中交代の選手の得点で追いつき、90分で決着がつかず、延長戦にもつれこんだ。延長戦後半にポルトガルが得点したときは決まったかと思ったが、イングランドが同点に追いついた。シュートが何本も打たれたエキサイティングな試合だった。
PK戦のイングランドの一番手はベッカムだったが、大きくバーの上に蹴ってしまった。だが、ポルトガルも、おつきあいするようにルイ・コスタが枠外へ飛ばしてしまった。
ポルトガルのGKが7人目のシュートを左に飛んでセーブした後に、自らのシュートを左隅に豪快に決めて決着した。ポルトガル・サポーターは大喜び。歓声がスタジアムに渦巻いた。
スタジアムから出るときに、時々「ポルトゥガゥ」コールが起こっていた。
ホテル近くのメトロの駅から出ると、目抜き通りはすでにクラクションを鳴らし、窓から身体を乗り出して国旗やタオルマフラーを振りかざすサポーターの車列が続いていた。歩道からも、声援が飛んでいた。 -
翌日、市内を散歩した。アウグスタ通りで、アコーディオンを弾く少年を見た。小さな可愛い犬に小銭入れのカゴをくわえさせて物乞いをしていた。
帰国する日の午前中は少し時間があったので、NHKの番組で紹介していたグルベンキアン美術館に行ってみた。地下鉄の中で昨日のアコーディオンの少年が小犬を連れて物乞いに廻っていた。どことなく、荒んだ雰囲気だったが、東洋人である私には目もくれずに行きすぎ、私と同じ駅で降りた。
ロカ岬には、また行かなかった。最後の訪問のときまでとっておくつもりなのだが。。。。。。。。
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