1975/02 - 1975/02
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片瀬貴文さん
1975年2月0日
前任者が日本に去った後、ザイール政府には知らぬ顔をして、その席に座った私だったが、当面差し迫った課題は、部下のザイール人への給料支払だった。
とにかく管理費の残高は17ザイール(当時1万円)しかなく、私は裸の状態なのだ。
公団の前年度管理費は、フランス人リーダーが引き出し権を持つ、港湾調査費に振り込まれていた。
前任者は間違いを正そうと運輸省に掛け合ったが、フランス人の反対に会い、運輸省は前任者にも港湾調査費の引き出し権を与えることで、その場しのぎをしていた。
その港湾調査費の引き出し権を、私には引き継げなかったわけである。
日本人の部下たちが、運輸省に日参して窮状を訴える。
その結果、支払日の二日前になって、新年度の管理費が振り込まれ、窮地を脱する。
急場はしのいだのだが、毎日運輸省の参事官たちからしつこく呼び出しがあり、その対応に追われた。
参事官は運輸大臣のキャビネ(官房)に属し、主席参事官以下、法律、経理、技術担当と、合計4名である。
私の組織OEBK(建設公団)は、キャビネの監督下にある。
ザイール政府は、組織も職員も未熟なのだが、40歳そこそこの主席参事官以外は20歳代ばかりである。
しかもこれらの参事官には、かなりの権限があるようだ。
それぞれの参事官は、程度の差はあっても大体が親欧・反日と噂されていて、とくに経理担当は最近まで前任者の部下としてOEBK(建設公団)に勤めていたのを、前任者が辞職させた経緯がある。
公団では係長クラスだったのだが、運輸省に拾われて一躍参事官に抜擢された。
この人が、一番われわれに強く当たるようだ。
しかし私を呼び出してくれるのは、無視していないと言うことなので、我慢強く付き合うことにする。
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