2006/06/02 - 2006/06/02
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yukibxさん
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ロワイヤン(Royan)は、大西洋とジロンド大河の河口に面している海辺のまち。
日本ではほとんど知られていないので、超簡単な地図をアップします。
この地方の観光目玉としては、ロマネスク様式の小さな教会が沢山あること、百年戦争のあった時代、英国に支配されていたので、そんな歴史的背景をもった街が多くあること、そして有名なマレンヌ・ド・オレロンの生牡蠣の養殖の地であり貝類が特産品であり、この地方の名酒、ピノー、コニャックは世界的に有名、そして、ルイ14世の時建立されたコルドウーアンの灯台があること、などなどで、フランスに興味のある人にとっては魅力あるエリアです。
たまたまボルドーから1時間半で着いてしまうほど近いので、この週末、日帰りで
行ってきました。
-
簡略地図で、ロワイヤン、タルモンなどがどの辺に位置しているか
見てください。
ジロンド河は、ガロンヌ河とドルドーニュ河が合流した大河で、
広いところでは幅12キロに及ぶ大河。
ロワイヤンとメドックを結ぶフェリーが出てる。 -
ボルドーからは、まず、ロワイヤンに行った。
ここは、ナチの戦略的拠点だったために、第2次世界大戦で
連合軍の空襲にあって、歴史あるロワイヤンの街は全滅、戦後、
都市計画に基づき、住宅そのほかが建設されたので、建物が
みな同じ様式で、統一されている。建物がみんな白いので、海の
青と調和してきれい。
とくに街の中心にある市場は、海産物が新鮮で、一見に値する。 -
海辺には、いくつかのきれいなカフェ・レストランが並んでいた。
家族連れでバカンスに来ている人達が、もう、海で泳いでいた。
でも6月2日、水温は14度位で、泳ぐには、ちょっと冷たい! -
ロワイアンからジロンド河口に沿い、有名なタルモンの
教会を目指す。
振り返ると、白いロワイヤンの街が見えた。
お天気がよかったので、海の青色がきれい。 -
美しい海を眺めたいと、車をとめた。
そこに記念碑があったので、みると、1942年12月6日のフランクトン
作戦が実行されたところとある。
第2次世界大戦中の連合軍の作戦でも、とても有名らしい。
フランスでは、ノルマンデイーの大作戦の海岸など、ナチとの戦いあとにでくわす。
今は、平和な美しい光景を呈しているけれど、60年前はすごいドラマがあったんだなあ、とおもうと心にドシンとくる。 -
フランクトン作戦とはなにか、記念碑を読んでみる。
1942年12月6日の月が隠れていて真っ暗な海の中を、
英国海軍の特殊部隊によって実行された。
フランスの大西洋沿岸は、占領軍ナチの軍港となって、ここを基盤に
連合軍が、つぎつぎと襲撃されていた。
そこでこのベースを破壊することが必死となったらしい。
以下、軍事辞典を参考にしたもの。
1942年イギリス海軍のH.G.ハスラー少佐率いる10名の挺進隊員が行った、ボルドー港襲撃作戦。5隻のコックルMk.カヌーに分乗した隊員は停泊中のドイツ軍艦船に爆薬を仕掛けて破壊、港を数ヶ月にわたり封鎖することに成功した。ナチの軍港はかなりのダメージを受けた。しかし、挺進隊員は自力で英国に帰るという厳しいプランだった。二人は海で陸に着く前に、おぼれてしまい、行方不明となり、のこりのメンバーは作業終了の後、安全のためにバラバラになった。寒い12月の大西洋沿岸を徒歩で160キロ闇の中を歩き、中には、村のフランス人の裏切りにあって、ナチに引き渡されたものもいた。とらわれたのは、6人。それぞれリオンとパリで銃殺の刑に。結局、生還したのは2人だけ。皆、20才、21才の若き兵士たちだった。
以前書いた私の旅行記、ナチ巨大潜水艦基地にも、彼らはおおきな
ダメージを与えたこともよく知られている。
http://4travel.jp/traveler/yukibx/album/10056649/ -
タルモンは、ロワイヤンから約16キロのところの河辺にあります。
当時この辺は英国領で、1284年にエドワード1世が開いた村だそうです。今は、フランスで最も美しい村のひとつに選ばれています。
なるほど、この小さな村は、最近になって観光化しているとはいうものの
古い家々が軒を並べている漁村で、みちなりに花が溢れていて
とても可愛い村でした。 -
今は6月。花が一番きれいなシーズンなので、
おもわず、写真を撮りまくってしまいます。 -
タルモンが世界的に有名になったのは、河辺にあるロマネスク
様式の教会ゆえ。
この教会は11世紀末に建てられ、パリやシャルトル、ポアチエなどから
スペインに向けて歩く大勢のコンポステル巡礼が通過したという。
この小さくて美しい教会を覗いてみる。。 -
入り口に入るとすぐロウソクを灯してお祈りをする場所があり、
ここで顔をあげると船の模型が吊られている。
この辺の教会には、必ずといっていいほど、この模型がある。
それは、漁師の町なので、漁師が無事に帰還できるように、
漁師の妻、家族が教会で祈ったからだ、という。 -
拡大する。
-
ロウソクは1ユーロを置いて、火をともして祈る。
私は、カソリックではないが、教会を訪れる都度、
もうずいぶん前に亡くなった母の冥福を祈ることにしている。
なんか心が安らぐ。 -
ひんやりとして静かな教会のベンチにすわって
ホッとしていると、突然、シルバーエイジの団体客が入ってきて
教会の中はにぎやかになる。
ガイドがこの教会の説明をしているのに、誰もきいていない。
2分ほどすると、ガイドさんが、皆さん、興味がないようです
から、説明はここでやめます!とパシっといっていたのが
可笑しかった。 -
柱頭の彫刻。柱が意外と高いので、彫刻がよく見えないのが
残念。 -
アーチの曲線に沿って、天使がいっぱい彫刻されている。
-
キリストなのか?
海に近いので、石がすっかり腐食している。
なにしろ10世紀前に建てられたのだから。 -
教会の入り口のすぐ横に石のお棺が2つ、並べられていた。
細い長方形だけれど、大人を入れるには小さすぎる。
お棺に掘られた文字を読んでみる。
1851年、52才で死す。漁師〜〜〜とあった。 -
海風が気持ちよかった。ジロンド河がすぐ前だ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- おでぶねこさん 2006/06/07 23:12:03
- タルモン。
- yukibxさん。こんばんは。
ひとつになりそうな空と海。
空がおっきいですね。
色んな歴史を見てきた空ですね。
タルモンのロマネスク教会・・・。
ロマネスク独特のユニークなキリスト様に
思わず、にんまりしてしまいました。
海辺にひっそりと立つ教会、
家族の無事を祈る海の人たち。
いい村ですね・・・。
おでぶねこのところにも
初夏の海の匂いがしてきそうでした。
素敵な村を紹介してくださって
ありがとうございました(*^^*)v
おでぶねこ
- yukibxさん からの返信 2006/06/08 07:58:07
- RE: タルモン。
- すてきなメッセージをありがとうございます。
マイナーなところですが、観光ずれがしてなくて、まだ、素朴さの
あるところばかりがよかったです。
初夏の日本、まもなく梅雨入りでしょうか?
そして、夏休み。ご予定はもう組まれましたか?
おでぶねこさんの旅行記、また、読むことをとても楽しみにしています。
yukibx
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