下呂の一夜【3】２６時３０分まで話は尽きない

2006/05/15 - 2006/05/15

下呂の一夜【3】２６時３０分まで話は尽きない
部屋はワンフロアーに三つしかなく、８階の部屋は広々していた。
一風呂浴びて２階のサロンでコーヒーをいただき、廊下続きの「下呂観光ホテル」を訪ねる。

１８時の夕食を待ちかねるように、１階料亭の一室で宴を始める。
料理は希望にしたがって野菜が多く、こくのある地酒を傾けながら、２２時まで話は尽きない。

２２時より場を部屋に移し、過去･現在･未来を語る。
お互いに知り合ってから５０年を過ぎる年輪の、深さを感じる。

話題は人材の育成論に始まり、国のあり方、地球社会のあり方、自らの社会参画論へと発展する。
２６時３０分を迎え、もう一風呂浴びて就床する。

喜寿を迎えたとは思えない、青春のエネルギーの再来を感じる。

翌日は８時過ぎのバスに送られ、富山に向かう者、東京に帰る者、犬山に遊ぶ者と、下呂駅で別れる。
下呂の町は雨天にもかかわらず、植樹祭への天皇の行幸を近日に控え、華やいでいた。

「しょうげつ」のサービスは、細かい心やりと温かさを秘めながらもサッパリと気持ちよく、さすがと思わせるものだった。

エリア 下呂温泉(岐阜)

酔い心

雨の下呂は
明けようとしている

一夜の宿に
別れを惜しむ

駅前に
温泉の主張

橋の袂の
ガス燈

天皇がお泊りになるらしい
「水明館」

下呂駅と
水明館

特急「ひだ」
スマートなボディ

この旅行記へのコメント （2）

• あんちゃんさん 2006/05/20 09:24:02

  楽しい会話

  ８時間３０分にわたり、おそらく途切れることなく、さぞや会話が弾んだことでしょう。

  ソフィさん からの返信 2006/05/21 04:59:36

  RE: 楽しい会話

  あんちゃんさんへ
  
  考えていることが、恐ろしく似ていて、驚きました。
  この十数年、お互いに成長していないと言うことでしょうか。