2004/08 - 2004/08
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Domiさん
そうして、転けつまろびつ、亀の歩みで、それでも必死で下山していったら、やはり最終的にゴールは見えてくるのだ。
登山道にある最初の山小屋である6合目にたどり着いたら、ようやく下界に帰ってきた気がした。この後最後の山道を下ったら、5合目にゴールである。長かった…時間も距離もやたらに長かった。
6合目の山小屋は、シャレで5合目からここまで登ってくる観光客も多いので、上の方の山小屋と違って、おみやげ物も売っているちょっと俗っぽい印象。自動販売機もあるし。
山小屋の前にあるベンチでへたばっていたら、ちょうど暇だったのか山小屋のおばちゃんが、
「今降りてきたの?今日は御来光見れた?」
と話しかけてきた。
「まあ、見れたような、見れなかったような…ちょっと雲がかかちゃってて。」
「あら残念ねー、でも綺麗だったでしょう?また富士山に登りたくなるでしょ。」
この時点では友人と二人(一人はペースが遅れたため、先に降りてきたのだ)二度と富士山には登るまいと決意していたので、その旨を伝えると、
「あら、そう?そんなにきつかったの?どんなペースで登ったの?」
昨晩夜からの徹夜夜間登山と、休み無しの下山のことを告げると、
「まー、一番きつい登り方したのねえ。それじゃ嫌になって当然よ。普通は山小屋に一泊して体を休めてから登るのよ。」
どうやらかなり過酷な富士登山をしてしまったらしい。無知は怖い。ちなみにおばちゃんも何度か登頂したことがあるらしい。今は毎日5合目から6合目の山道を歩いて通勤しているらしい。短い距離とは言え、毎日この高地で山道を歩いていれば、そりゃ健脚になるだろうなあ。
一息ついておばちゃんに別れを告げ、最後の山道を下る。最後の山道は幅も広く歩きやすいが、それでも道のど真ん中に岩が顔を出していたりするので、油断できない。最後の最後で捻挫も嫌だし。そして最後の山道も、それなりに距離があるような気がする。行きは近く感じた気がするんだけどなあ。
5合目から6合目の間で行き交う人々の格好はさまざまだ。絶対登頂する気のない格好の、ひやかし半分のなんちゃって登山の人もいれば、これから登頂するぞーの気合いの入ったパーティーもいる。下の方では気合いの入った格好って、浮いて見えるんだよね。上の方だと当たり前になっちゃうんだけど。
そういえば7合目付近でスーツにネクタイ、どう見ても革靴の男性3人が、手ぶらでえっちらおっちら登っているのを見たような気がするけど、彼らはいったいどこまで登っていったのだろう?
そして、ようやく、5合目の道路に降りる階段まできた。我々の車の屋根も見える。階段手前の最後のベンチで休憩する。友人と二人で半ば放心状態でベンチに腰掛ける。終わった…長かった…下界にようやく帰ってきた…足痛い…腹減った…だるい…。
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