2005/04/16 - 2005/04/24
142位(同エリア192件中)
ナヲミさん
世界遺産の町、リューベック。ハンブルクから快速電車で1時間あまり。あっという間の旅です。
駅から歩いて10分。ホルステン門という大きな門をくぐって、橋を渡り、旧市街へ入ります。旧市街はトラベ河とトラベ運河に囲まれた中州に作られていて、これらの川が天然のお堀になっているわけです。
リューネブルクなどで採れた塩の交易で栄え、商業都市同盟:ハンザ同盟の中心都市として、「ハンザの女王」と呼ばれ繁栄していました。
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前日のハンブルクとうってかわって、とにかく寒い日で、午前中の早い時間にリューベック入りしたので、気温はだいたい4〜6℃。風も強くてとにかく凍えるようでした!
ダーリンの服装(長袖のパーカ+パーカのフード+MA-1という完全防寒)にその寒さが表れてますね(笑)。でも本当に!寒かったんです。辛かった! -
というわけで、あまりの寒さに挫けて、聖ペトリ教会への道すがら発見したカフェでお茶を飲むことにしました。ダーリンはカプチーノ、ナヲミはカフェオレを飲んで一休み。まさに「生き返る〜」って感じでした。
トイレも利用したのですが、ドイツのお店のトイレは何故か必ず最下層の地下室にあるのが常でした。下水道の関係でしょうか?、デパートを除けば、どこのお店に行ってもトイレは地下にありました。 -
身体が温まったところで、まずはリューベックの展望塔である、ザンクトペトリ教会へ向かいます。ミニチュアの好きなお国柄のせいか、エレベータへ通じる通路にはザンクトペトリ教会の紙模型が飾られていました。
エレベータのチケット代2.5ユーロを払って、塔の上へ。これまた死ぬほど寒い!!!
しかし、ナヲミ達の他に誰もいなくて、まさに貸し切り。好きなだけ塔の上を歩き回り、好きなだけ写真を撮りました。 -
さすがに世界遺産。古い町並みがそのまま残されていて、現代とは思えません!どこを見回しても可愛い中世の町並みがぎっしり。
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曇っていたので、町の向こうにあるはずのリューベック湾(バルト海)を見渡すことはできませんでした。
この調子でどちらを見渡しても本当に中世の町並みしか見えなくて、まるでタイムスリップしたようです。
しかし、何度も書きますが、本当に寒かった!!!
上空だから余計に風が強くて、体感温度はほとんど0℃。 -
リューベックの市庁舎です。
日曜日だったので内部の見学ツアーは休み。しかし、外側からでもその重厚な雰囲気を十分感じることができました。
この建物に象眼されているのはハンザ同盟都市の紋章だそうです。また、壁に空いている丸い穴は海から吹く強い風を逃がし、強度を保つための工夫だそうです。
また、外壁が黒いのは、特別に黒く焦がした煉瓦を使っているからだそうです。
市庁舎前はちょっとした広場になっていて、カフェやレストランが営業していました。 -
さて、旧市街を北方面へ登っていくと、良い匂いが!!みると、肉のかたまりをぐるぐる回しながら焼いているではありませんか!思わず立ち止まり見物していると、回しているおじさんが「見てないで、入ってこいヨ!」とばかりに手招きするので、寒さも手伝ってふらふらっと店内へ入っちゃいました。
トルコ移民の多いドイツではかなりポピュラーなファストフード、ドネルケバブ屋さんです。ドイツ国内でもソーセージやハンバーガーを抑えて、人気No.1のファストフード(インビス=軽食)だそうです。 -
ドネルケバブとは、大きな肉の塊を回転させて焼き上げ、それを切り落とした肉、そして野菜を”ピタ”というパンに挟んだトルコ地方のファストフードです。「ドネル」=回転、「ケバブ」=焼肉、という意味です。
ここでナヲミ達が食べたのは、ピタの代わりに、挽肉のソースを塗ったクレープ状の皮に肉と野菜を巻いた「ドゥルム」でした。
とにかく滅茶苦茶!!!美味しくて、この後、ハンブルク・シュツットガルトとドゥルムを食べた続けたのですが、いずれもイマイチ。ここのが一番熱々で味も良く、美味しかったなぁ〜。 -
続いて入ったのはブッデンブロークハウス。
ノーベル文学賞受賞作家:トーマス・マンが家族と暮らした生家で、「ブッデンブローク家の人びと」のモデルになった建物です。しかしトーマス・マンにはまったく造詣のないナヲミ…。博物館は入るのをやめ、入り口の売店で暖をとっていたら、すごく可愛い絵本を発見!リューベックの歴史絵本で、ドイツ語ながら絵が分かりやすいので、高かったんだけど(18.50ユーロ=約\\\\2,600)、思わず買ってしまいました♪ -
これがその絵本です。
絵も字も味があってすごく良いです!かわいいの! -
ドネルケバブ屋さんの前のメイン通りを下っていくと、背の高い教会が見えてきます。これが、ザンクトヤコビ教会。
ここはハンザ同盟都市、リューベックの交易を担った船員達のための教会で、ゴシック建築。16世紀と17世紀にそれぞれ作られた2台のパイプオルガンがあることで有名です。
船員用といっても船のモティーフがあるとか特別なことはありませんでした。 -
黒檀に大理石の彫像をちりばめた意匠は実に見事で、見応えがありました。
これだけではなく、教会の中にはふんだんに意匠が飾られています。どれも黒檀に大理石をあしらっていて、ゴシック〜〜って感じです。
当時のカソリック教会の権勢と、往事のリューベックの豊かさがひしひしと伝わって来ます。 -
教会でナヲミが狂ったように(笑)写真を撮る合間に、まったりとくつろぐダーリン。教会はこうやって座って休むことが出来るのが良いよね(ダーリン談)。
日本人の私達にとって珍しいものが沢山見られるし。とくにドイツはカソリックの教会が多くて、マリア像やその他の像などゴージャスな展示物で一杯で、本当に見飽きることがありません。
(余談ですが、帰国後写真を見た小4の甥っ子が一言「叔父ちゃん達、教会に行きすぎ!」) -
ザンクトヤコビ教会の真ん前にあるのが、この「船主組合の家」です。かつては船主達の組合の場として使われていたそうですが、現在は魚料理のレストランになっています。
玄関のドアの上には帆船の絵が掲げられ、屋根のてっぺんには帆船の形をした風見鶏(?)が飾られていて、いかにも船関係の建物〜、って感じです。 -
もっと暖かければ、時間をかけてこちらの道、あっちの通り、と歩き回りたかったんですが、なにぶん寒くて観光気分が挫けてしまったので、観光の目玉のある通りをさらりと歩いただけだったのですが、もう、右を向いても左を向いてもすべてが見応えたっぷりで、素晴らしい散策が出来ました!
右下にさりげなくダーリンが写ってます(笑)。 -
次の目的地は、カタリーネン教会。北ドイツで最も美しい教会建築に数えられ、現在は博物館として使われています。
16世紀のティントレットの壁画「ラザロの復活」で有名です。
その他、外壁にバールダッハとアルト・マルクスの彫刻があります…が、実は下調べ不足でその肝心な彫刻が写ってません!!!トホホ。 -
十字架に色々トゲ?というか飾りが付いてます。これまたゴシックぽさ爆発です。ナヲミはゴシック調、大好きです♪
実はこの中央祭壇の奥はまるでカタコンベのようにとても不気味な空間だったそうで(ダーリン談)、
「きっと異端審問官が拷問をしていたんだ」
とは、ダーリンの勝手な妄想です(笑)。 -
なんの彫刻なのかは不明ですが、この天使、顔が骸骨なんですよ〜〜!何故?!何故顔だけ骸骨?!コワイよ。
ちなみにこの後行ったマリエン教会には、ペストが大流行した時の風俗画として、「死」を擬人化した骸骨人間が色々な市民と踊っている=誰も彼もが「死」と仲が良かった=みんな死んだ、という絵が飾ってありましたが、これもそうなのかなぁ?
一応説明文が付いていますが、ドイツ語読めないしね(笑)。 -
カタリーネン教会の目玉、ティントレット(http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/tintoretto.html)の壁画「ラザロの復活」です。
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本当に美しい!古い町並みがずっとずっと続いています。
市役所庁舎のある辺のメイン通りにはあたらしいデパートなどが建っていますが、その北側の方:海側の方はずっとこういった古い町並みが良く保存されています。 -
さて、教会めぐりも一段落したところで、リューベック名物:マルチパン(マジパン)の老舗「ニーダーイェッガー」に向かいました。
マルチパンとは、昔小麦が凶作だった時に「アーモンドの粉を使ってパン(のようなもの)を作りなさい」と領主様が指導して、作られたんだそうです。日本でもクリスマスケーキの上のサンタや花にマジパン細工を見ることができますよね。
ニーダーイェッガーの店内は観光客で一杯!実際食べてみると、食感や味は白あんにそっくり!意外なほどアーモンドの風味はありません。まぁ、あまり「美味い!!」というものでもないという印象でした(笑)。 -
さて、やっと昼食です!
ドイツでは市庁舎の地下にレストランが付いているのが一般的で、今日の昼食はここに決めてました。ラートハウスケラー(Rahthaus kellar)といいます。
海の幸が名物ということで、迷った挙げ句スタンダードに鮭をオーダー。北海道からドイツに来てまで、鮭…とダーリンに笑われましたが、好きなんだもん! -
リューベックではスズキが名物だそうで、ダーリンはコレをオーダー。ちなみに英語メニューがありました。
味はとっても美味しかったですよ!
今回の旅行で唯一大満足!だったのが、ドイツで食べた食べ物の味。どれもこれも美味しかったです。 -
最後は熱々アップルパイのカスタードソースがけチョコチップ添えです。
生クリームどーーん!バニラアイスばーーん!のアメリカンな一品です。でも、とにかく美味!生クリームもちゃんとしたクリームで、胸焼けは一切なし!砂糖も控えめで付け合わせとして非常に優秀。 -
問題はこれ!
デザートの付け合わせ(?)に付いてきた、明らかにホオズキ。食べられるのか?不明だった上、ナヲミの知っているあのホオズキだとしたら悲惨なので、食べるのは断念したのですが…。
その後、北欧を紹介するテレビで、やっぱりデザートの付け合わせにまったく同じようなホオズキが添えられているのを発見!美味しいのかなぁ? -
リューベック最後の観光スポット、マリエン教会です。
ここは13〜14世紀にかけて作られたゴシック様式の巨大な教会で、世界最大級のパイプオルガンで有名です。
かつてブクステフーデ(http://homepage2.nifty.com/bachhaus/musik/cdlib/buxtehude.html)という超有名なオルガニストがいて、この人の演奏を聴くために、かのバッハが通い詰めた、という逸話が残っているそうです。
ナヲミ達が寄ったときは、2本の塔が改装中で、養生シートがかかっていました。 -
この後行ったケルンの大聖堂には及ばないモノの、このマリエン教会の天井の高さも、もう、半端じゃありません!この熱情!!!この時代のクリスチャンの熱心さには本当に脱帽です。
実はバッハやブクステフーデが活躍していた頃の建物は第2次世界大戦時、イギリスの空襲で焼け落ち、現在の建物は再建されたものです。その時落ちて床にめり込んだ鐘が、「戦争警告の碑」として、教会の一画に残されていました。 -
様々な格好をした人々が、ガイコツ人間と楽しそうに踊っています。『死の舞踏』と呼ばれるモティーフだそう。
このガイコツ人間はペストを擬人化したもので、「この時代、どんな階層の人間でも(金持ちも貧乏人も、市民も農民も)ペストからは逃れられなかった」という意味だそうです。
見たときはなんだか奇妙に見えましたねぇ。どうして教会という死を厳粛に扱うべき場所に、こんなコミカルなモノ(ナヲミには骸骨と人間が仲良く楽しそうに踊っているように見えたので)があるんだろう?って思ったのです。 -
これまた不勉強のため不明なのですが、どでかいホロスコープ(のようなもの)です。
西暦の年数と、それに対応するなにか聖人?か星の名前が細かく書かれています。今年の所に矢印が合わせてあって、なにか対応する星?かなにかの名前が書いてありました。
カソリックは思ったよりもずっと土臭いというか、キリスト一辺倒でないんだなぁ、という印象を受けました。 -
ガイコツが踊っている絵だけではなく、ステンドグラスにも大鎌を担いだガイコツ頭の死に神が登場しています(見にくいですが、右下の部分)。
本当に意外というか驚いたのですが、こういう戯画調のものが、実に多いんですねぇ、カソリックの教会って。それともこの時代のものだけ?
ともあれ、ステンドグラスが大好きなナヲミにとっては至福の時間でした♪
続いて「3日目 デュッセルドルフ」編もご覧ください♪
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