春のイベリア半島 ～午後のアビラ観光～

2006/05/02 - 2006/05/02

セゴヴィアからの出発が遅れたので、予定時刻の2時45分に少し遅れてバスはアビラの町に到着。

先ずは人との逆方向に歩き始め、駅に向かいマドリッド行きのチケットを確保！！の予定が、何とマドリッドに向かう特急列車は全て満席。「Completo」という身もふたも無い言葉に落ち込みながらしょうがなくRegionalのチケットを確保。

2時間30分という限られた時間の中、即刻観光開始。時間節約のため、駅から城壁の入り口までタクシーで移動。

実はアビラは平地の町。今まで丘の起伏の激しい町ばっかり観光してきたので、平地の町はうれしい・・が、強いカスティージャの日差しが待っていた。スペインの5月の日差しはキツイ、その上町の中にトイレは少ない。トイレに行く度、水を購入しながら何とか凌ぐ。

実はアビラは町の外にも観光名所が点在している。運良く駅までの道すがらにも有ったため、効率よく移動しながら一つ一つこなしていく。

そして2時間30分後、アビラ駅にて観光終了。Regionalに乗って2時間後にマドリッドに到着。もっとゆっくり見たかったな。

エリア アビラ(スペイン)

セゴビアよりアビラへ向かう道すがら；見渡す限り畑、畑、畑、その中をとてもきれいな高速道路をバスはすいすいと進んでいく。

山々の上には風力発電用のプロペラも並んでいたりする。

アビラのバスターミナルに到着。

ここまではAutores社(Le Sepluvedana社のグループ)で移動してきた。

アビラといえばやはり城壁。旧市街はこの様な城壁に囲まれ、いくつかの門が取り付けられている。城壁の上には登ることも出来る。

だから、登ってみました。いい風景ですよ。城壁の上からは城壁の内外が一望の下。カテドラルも良く見える。ただしこちらの方が頭が高い。

ほら、こっちも。

城壁のアルカサル門

【サン・ペドロ教会】

アルカサル門の目の前に有ります。城壁とは反対側です。世界遺産に登録されてます。

********************
名前：アヴィラ大聖堂
　　　(Cathedral)
開門：10:00〜17:00
入場：無料
********************

※アヴィラの街のシンボル的存在。城壁にぴったりつくように建っていて、要塞でもあった。12世紀着工、14世紀落成で、ロマネスクとゴシック初期の様式。

町のどこからもこの尖端をみる事が出来ます。目印にもなります。とりあえずここから入って行ってみましょう。

カテドラル内天井

聖器だそうで・・・。

カテドラル内部のパイプオルガン

聖歌隊の席

========
中央聖壇
========

*ロマネスクの中央祭壇は、15世紀の巨匠ぺドロ・ベルゲテの最後の作品。

****************************
名前：ヴァルデラバノス宮殿
　(Palacio de Valderrábanos)
開場：一般公開無し
場所：カテドラル前広場9/10番
****************************

カテドラル広場のカテドラルのどまん前に有ります。元は宮殿、今はホテル。

【サンファン教会】

広場側を工事していたのでこちらからしか写真撮れず。あんまりいい写真じゃないですね。

***************************
名前：サンタ・テレサ修道院
開門：15:30〜20:00
***************************

アビラが誇る聖女テレサの生家跡にテレサを記念して建てられた修道院。

修道院内部の中央聖壇

【ラストロ門】

サンタ・テレサ修道院の前にある門で、アビラ城壁の南側中央部分にある。

【カルメン門】

【パラドール】

【モセンルブフ修道院】

修道院の中央聖壇

【サン・ビセンテ門】

【サントメ・エル・ビエホ教会】

5時30分時点で気温は26度だそうです。

【サン・ビセンテ教会】

サンビセンテ教会講堂内部

サンビセンテ教会のパイプオルガン

*****************************
名前：サンホセ修道院
(Convento de San José)
開門：10:00-13:30/16:00-19:00
*****************************

※フランシスコ・デ・モラにより17世紀始めに建築開始、この後のカルメル会教会のモデルとなった。アーチ天井に覆われた一つの身廊が有り、袖廊の上にはCupolaが有る。Guillamasの礼拝堂には彼らの棺が有る。修道院の中にはカルメル会の聖テレサ博物館が有る。

サンホセ修道院中央聖壇

【サンタ・アナ教会】

********************************
名前：ラス・ゴルディジャス修道院
　　(Convento de las Gordillas)
開門：一般公開無し
********************************

※16世紀建築開始。"Las Gordillas"という名前は近くにあった農場の名前から来た。レンガ造りで内部は身廊が一つ有る。リブ・アーチに覆われた聖歌隊席は見所。高い礼拝堂にはネオ・バロック様式の飾り壁も見られる。

そしてついにアビラ駅に到着。

本日を持ってスペインのカスティージャ地方観光旅行は完了します。後はマドリッドに戻って寝るだけです。明日はポルトガルだぁー。

駅舎に駅名が無かったのでホームから。

REGIONALの列車です。結局セルカニアスと同じ車両が来るのですね。自転車積めるのは便利かも。

2時間後にチャマルティン駅に到着しました。