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 この旅の大きな目的のひとつが通潤橋を見ることでした。小学校のときの国語の教科書で通潤橋の話を読んで以来、いつか見てみたいと思っていたのです。今回は冬場だったので豪快な放水は見ることができませんでしたが、実際に橋を見られて感動しました。

◇九州の旅四日め②通潤橋・緑川流域の石橋

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2006/02/11 - 2006/02/11

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きんいろのくま

きんいろのくまさん

 この旅の大きな目的のひとつが通潤橋を見ることでした。小学校のときの国語の教科書で通潤橋の話を読んで以来、いつか見てみたいと思っていたのです。今回は冬場だったので豪快な放水は見ることができませんでしたが、実際に橋を見られて感動しました。

同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
自家用車
  • 通潤橋・道の駅の駐車場より<br /><br /> 国道218号線を東から西へ。宮崎県と熊本県の県境から40分ほどでした。通潤橋は国道からは外れていますが、案内板に従っていけば問題なく到着できました。<br /> 

    通潤橋・道の駅の駐車場より

     国道218号線を東から西へ。宮崎県と熊本県の県境から40分ほどでした。通潤橋は国道からは外れていますが、案内板に従っていけば問題なく到着できました。
     

  • 通潤橋資料館<br /><br /> はやる気持ちを抑えて、まずは通潤橋資料館へ。入館料は300円だったかな。<br /> 通潤橋の架橋時の様子を再現した模型などは見事です。木材で枠組みを組んだ上に、石材を載せていったのですね。他に、架橋の経緯や、周辺の地形などもよくわかる展示になっていました。残念ながら館内は撮影禁止でした。

    通潤橋資料館

     はやる気持ちを抑えて、まずは通潤橋資料館へ。入館料は300円だったかな。
     通潤橋の架橋時の様子を再現した模型などは見事です。木材で枠組みを組んだ上に、石材を載せていったのですね。他に、架橋の経緯や、周辺の地形などもよくわかる展示になっていました。残念ながら館内は撮影禁止でした。

  • 布田保之助像と通潤橋<br /><br /> 布田保之助は160年ほど前、この地方の惣庄屋だった人です。地形の関係で水が少なく、農作物が育たず苦しんでいた白糸台地(この写真で右手)に水を送るため、彼は通潤橋の架橋を計画しました。

    イチオシ

    布田保之助像と通潤橋

     布田保之助は160年ほど前、この地方の惣庄屋だった人です。地形の関係で水が少なく、農作物が育たず苦しんでいた白糸台地(この写真で右手)に水を送るため、彼は通潤橋の架橋を計画しました。

  • 布田保之助像

    布田保之助像

  • 通潤橋<br /><br /> 通潤橋は長さ77.50m、高さ21.59m。通潤橋以前にもこれより大きい橋の例はありましたが、それらは水道橋ではありませんでした。

    通潤橋

     通潤橋は長さ77.50m、高さ21.59m。通潤橋以前にもこれより大きい橋の例はありましたが、それらは水道橋ではありませんでした。

  • 通潤橋<br /><br /> そして一番の問題は、橋より高い位置にある白糸台地に、どのようにして水を送るかということでした。この写真で向こう側が白糸台地、確かに、少し上がっていますね。

    通潤橋

     そして一番の問題は、橋より高い位置にある白糸台地に、どのようにして水を送るかということでした。この写真で向こう側が白糸台地、確かに、少し上がっていますね。

  • 取入口<br /><br /> どのようにして水を送るか? 布田保之助は、雨の日に、樋から流れてきた水が、上を向いた筒からあふれ出てくるのを見て、吹上式(連通管の原理、あるいは逆サイフォンの原理)にすればいいのではないかと思いついたそうです。<br /> こちらの水の取入口は、あちらの吹上口よりも1.7m高くなっています。そのため、いったん下った水があちらでまた上がるということが可能なのですね。

    取入口

     どのようにして水を送るか? 布田保之助は、雨の日に、樋から流れてきた水が、上を向いた筒からあふれ出てくるのを見て、吹上式(連通管の原理、あるいは逆サイフォンの原理)にすればいいのではないかと思いついたそうです。
     こちらの水の取入口は、あちらの吹上口よりも1.7m高くなっています。そのため、いったん下った水があちらでまた上がるということが可能なのですね。

  • 三本の水道管が橋の上を渡っています。

    三本の水道管が橋の上を渡っています。

  • ここから水が入っていきます。

    ここから水が入っていきます。

  • 通潤橋の上で<br /><br /> 橋の幅は6.65mあります。真ん中を歩いていたら大丈夫ですが、端によると欄干がないので怖いです。<br /> 三本の通水管は、石の筒をつなぎ合わせて作られています。

    通潤橋の上で

     橋の幅は6.65mあります。真ん中を歩いていたら大丈夫ですが、端によると欄干がないので怖いです。
     三本の通水管は、石の筒をつなぎ合わせて作られています。

  • 石管<br /><br /> おそらく、ごつごつしたのが古いもので、きれいに加工されているのが新しいものでしょう。

    石管

     おそらく、ごつごつしたのが古いもので、きれいに加工されているのが新しいものでしょう。

  • 石管の継ぎ目<br /><br /> つなぎ合わせた石管の隙間をつなぐ漆喰も、通潤橋のために考え出された重要な技術のひとつでした。<br /> 昭和の時代になってからモルタルやコンクリートで改修工事をしたものは、10年ともたずに水漏れが発生したそうで、当時の技術力の高さがうかがえます。<br /> 平成の修復時には架橋当時と同じ漆喰を再現してつないだそうです。

    石管の継ぎ目

     つなぎ合わせた石管の隙間をつなぐ漆喰も、通潤橋のために考え出された重要な技術のひとつでした。
     昭和の時代になってからモルタルやコンクリートで改修工事をしたものは、10年ともたずに水漏れが発生したそうで、当時の技術力の高さがうかがえます。
     平成の修復時には架橋当時と同じ漆喰を再現してつないだそうです。

  • 放水口の栓<br /><br /> 橋の中央の両側面にあります。通水管の内部にたまった土砂などを抜くために、定期的にここから放水をします。

    放水口の栓

     橋の中央の両側面にあります。通水管の内部にたまった土砂などを抜くために、定期的にここから放水をします。

  • 碑とひとつの石管

    碑とひとつの石管

  • 吹上口<br /><br /> 水は橋を渡ってここから出てきます。

    吹上口

     水は橋を渡ってここから出てきます。

  • 吹上口・白糸台地側から

    吹上口・白糸台地側から

  • 通潤橋<br /><br /> 通潤橋は1854(嘉永7)年、完成しました。布田保之助は、最初に橋に水を通す際に、白装束姿で短刀をしのばせていたといいます。

    通潤橋

     通潤橋は1854(嘉永7)年、完成しました。布田保之助は、最初に橋に水を通す際に、白装束姿で短刀をしのばせていたといいます。

  • 通潤橋<br /><br /> きれいなアーチを描くその姿は見事なものです。

    通潤橋

     きれいなアーチを描くその姿は見事なものです。

  • 通潤橋の石組み<br /><br /> 通潤橋には、総勢41人の石工が関わっていたそうです。

    通潤橋の石組み

     通潤橋には、総勢41人の石工が関わっていたそうです。

  • 放水口<br /><br /> 橋の中央の両側に設けられています。

    放水口

     橋の中央の両側に設けられています。

  • 通潤橋<br /><br /> 通潤橋は架橋から150年以上経った今でも、白糸台地を潤しています。<br />

    通潤橋

     通潤橋は架橋から150年以上経った今でも、白糸台地を潤しています。

  • 霊台橋(れいだいきょう)<br /><br /> 国道218号線をさらに西へ進んでいくと、やがて見えてくるのが霊台橋です。

    霊台橋(れいだいきょう)

     国道218号線をさらに西へ進んでいくと、やがて見えてくるのが霊台橋です。

  • 霊台橋<br /><br /> こちらは水道橋ではありませんが、単一アーチの石橋としては日本最大です。<br /> 1847(弘化4)年に完成、長さ89.86m、高さ16.03m、幅5.45mあります。

    霊台橋

     こちらは水道橋ではありませんが、単一アーチの石橋としては日本最大です。
     1847(弘化4)年に完成、長さ89.86m、高さ16.03m、幅5.45mあります。

  • 霊台橋の上より<br /><br /> この橋は昭和40年代(1965年〜1974年頃)まで、バスやトラックも走っていたそうです。

    霊台橋の上より

     この橋は昭和40年代(1965年〜1974年頃)まで、バスやトラックも走っていたそうです。

  • 霊台橋<br />

    霊台橋

  • 霊台橋<br /><br /> 現在は保存のため、国道は石橋の隣の鉄橋を通っています。

    霊台橋

     現在は保存のため、国道は石橋の隣の鉄橋を通っています。

  • 二俣橋<br /><br /> 最後に、小さな双子橋に行きました。

    二俣橋

     最後に、小さな双子橋に行きました。

  • 二俣橋<br /><br /> 二つの川の合流点にあるこの橋は、長さ28mと27m、高さそれぞれ8m、幅3.3mと2.5mという規模で大きくはありませんが、周囲の風景によくとけ込んでいます。<br /> <br /> この日見られた石橋は三つでしたが、それぞれの橋をじっくり見て堪能しました。この地域には他にも何十もの石橋があるそうです。

    二俣橋

     二つの川の合流点にあるこの橋は、長さ28mと27m、高さそれぞれ8m、幅3.3mと2.5mという規模で大きくはありませんが、周囲の風景によくとけ込んでいます。
     
     この日見られた石橋は三つでしたが、それぞれの橋をじっくり見て堪能しました。この地域には他にも何十もの石橋があるそうです。

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