2006/01/05 - 2006/01/14
18位(同エリア61件中)
佐吉さん
世界地図を見てください。南アメリカ大陸最南端にあるプンタ・アレーナスは、世界最南端の都市(city)でもあります。人口は21世紀になって12万人になりました。これより南にあるのは人口10万人に満たない町(town)や村(village)だけです。1520年大西洋と太平洋をつなぐ海峡を探していたマゼランが発見した海峡でその名が付いたマゼラン海峡を目の前にした港湾都市です。以来1914年のパナマ運河の開通まで大変活気に満ちた貿易港でした。往時よりは静かになったとはいえ、チリ共和国のマガジャネス州の州都でありパタゴニア南部最大の人口を要する都市です。
成田空港を飛び立って彼の地に下りるまで34時間かかりました。機中2泊です。当然直行便はありません。日本からは見ればほぼ地球の真裏にあります。地球をスイカにたとえて包丁を入れるルートとしては、デルタ航空でUSAのアトランタ経由もありましたが、エアカナダの方が安かったのでトロント経由でチリの首都サンティアゴの空港に着きました。そこから2時間ほどでLANチリ航空に乗り換えて、プエルトモン経由で4時間かかってプンタ・アレーナスに着きました。地球を縦断するので、前日のトロント(アクシデントがあってモントリオールも行きましたが)などでは零下7℃、皮ジャン着て入ったサンティアゴは真夏の30℃、そしてプンタ・アレーナスではまた10℃ほどと24時間の間に四季を一挙に味わいました。料金的には往復航空券(復路発日変更可で、諸経費込み)で26万円ほどでした。
私がプンタアレーナスに来た目的はDAP航空主催の「飛行機で行く南極ツアー」に参加するためでした(「船酔い無縁! ドレーク海峡ひとっ飛び、南極一泊二日の旅」の(1)ハーレム編、(2)ルッカリー編」参照)。そして余った予備日でペリトモレーノ氷河にも行きました(「チリから入る日帰りバスツアーで行くペリトモレーノ氷河」参照)。が、やはり旅行期間の中で最も多くの日を過ごしたのがプンタ・アレーナス(Punta Arenas)でした。このようにプンタ・アレーナスは南極やパタゴニア旅行の拠点となる都市です。
ガイドブック的な写真ばかりでなく、市民の生活が垣間見られる日常風景も載せました。どうぞお楽しみください。
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プンタ・アレーナス中心街。
強い雨でも誰も傘を差さない! 老若男女みな。
女性も髪を濡らすのに何の抵抗もない。被り物も無し。
人口12万人の中で3人しか差した人を見なかった。
小さな女の子を連れた若いお母さん。他にひとりのヤングレディのみ。
ホテルのフロントで聞いてみたら「日本では傘を差すのか? ここは年中降るから差さない」とのこと。
ニュースによると日本は世界一の傘輸入大国だそうですね(年間1500万本)。 -
おお、マジンガーZ!
ホテルで見たテレビ番組。
もちろんスペイン語の吹き替え。
でも「ボス! ヌケ!」とか登場人物の日本名がそのまま使われていた。 -
プンタアレーナスの中心にあるカテドラル(大聖堂)。
泊まったHotel Plazaのとなり。 -
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チリは野良犬に寛容なのか、飼い犬が放し飼いにされているのか街中にはのんびりとした犬が多く見られた。
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クルスの丘の展望台を下から見た図
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クルスの丘の展望台から見た市街。
マゼラン海峡を望む。 -
クルスの丘をはさんで海峡とは反対側の郊外を望む。
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家庭ゴミはこの中空のかごの中に出す。
プンタアレーナスには、なんとカラスがいなかった。 -
強風に耐えるこの刈り込みスタイル。
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見よ、Espan~ol(エスパニョール・スペイン語)キーボード。
!や?の逆さ符号の¡や¿、ñ(n~にょ)、フランス語のセディーユ(Cにしっぽが付いたやつ)、ドイツ語の¨(ウムラウト)もある。
ネットカフェにて。
申し訳ございません。以前平気だったのですが、現在上記は文字化けしているでしょう。正確な文字は写真を拡大してご確認ください。 -
街でよく見かける看板で、UniSexって何だ?と思ったら、美容院と理髪店を兼ねた店でした。
私も後ろの看板の店で散髪しました。
ひげそり、洗髪はなしでした。
掃除機で直接吸い込んでいたかな。 -
海岸の倉庫街。
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港。
朽ちた?桟橋が伸びている。 -
アルマス広場のマゼラン像。
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ヒンドゥー寺院。
ってことは...、インド系の人もいました。 -
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両替所。
日本円も両替できるようだ。 -
タクシーと乗り合いバスの停留所。
タクシーも乗り合いだった。 -
Cementerio
墓地です。 -
棚形式の墓
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バチェレット大統領候補(当時)選挙事務所前での消火栓放水。アクシデントか予定通りの施策か不明。
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クチコミでも紹介のレストラン。
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El Estribo。
店の名前にもなっている鐙(あぶみ)。
馬の乗り手が足置き場とする馬具。 -
のうさぎのマッシュルームクリーム添え。
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グアナコ(アルゼンチンカラファテ郊外で撮影)
ラクダ科でリャマの仲間。
リャマは家畜で野生種がグアナコらしいですね(NHKダーウィンが来た!)。
豚が家畜でイノシシが野生種のように。
次の写真の食材となる。 -
グアナコのフィレステーキ
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ニャンドゥ(英語名ダーウィンレア)
次の写真の食材の生前の姿。 -
ニャンドゥの赤ワインソース煮
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Caiquen、「Caiquen カイケン」はドイツ語名がMagellan-Gans マゼラン雁、英語名はUpland Gooseなので高地雁といったところでしょうか。
雁(がん)のソテー -
影が南東に伸びている。
南半球ゆえ。つまり太陽は北西に上がっている。 -
相撲!?
ホテルの廊下にあった原住民ヤーガン族の写真。
薩摩の鬼界カルデラの大噴火で太平洋を渡った縄文人説を思わせる一枚。 -
大聖堂のなかで結婚式をあげている。
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ライスシャワーの最中。
飽きた子供の親族はキャッチボールに興じてる。 -
祝宴の後。
ライスシャワーの行く末。 -
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白夜のなか、夜9時半でもおもてで遊ぶ地元の子供たち
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Demisse y Mary
デミッセ(15)とマリ(15)、そして佐吉。
プライバシー保護のため覆面をしています。
本人たちの了承は得ていません。
They have masked for privacy protection.
Han enmascarado para la protección de la aislamiento. -
白夜なので、子供の遊ぶ時間とカップルがいちゃつく時間が重なる。
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夜10時、子供たちが帰宅するとNight Clubのネオンが灯る。
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大型客船は接岸せずに沖合いに停泊。
乗組員は小船で上陸したそうだ。 -
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Hotel Plaza
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電話センター入り口。
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拡大
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中央の十字架はアメリカ大陸の終端の碑。
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さよならマゼラン海峡。
帰国へ。
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この旅行記へのコメント (9)
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- jiuさん 2009/01/03 18:05:01
- ビーバーって食べられるんですね
- 佐吉さん、こんばんは〜。こちらにも遊びに来ました。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
佐吉さんと言えば南極ということで、日付の順番を踏んでプンタアレーナスから読んでいます。全日程10日間でパタゴニア・南極を周遊してしまうとは恐れ入りました〜。
ところで、この旅行記には食べ物が沢山載っていますが、ビーバーの料理って初めて見ました。寒い所に住んでいる動物なので脂がのって美味しかったのでは?と想像しています。
では、これから南極に向かいます。
- 佐吉さん からの返信 2009/01/05 00:54:20
- RE: ビーバーって食べられるんですね
- jiuさん、明けましておめでとうございます。
新年早々のご訪問ありがとうございます。
南極は日本の旅行代理店を通しましたが、パタゴニアはペリトモレノ氷河までの日帰りツアーと、拠点の町プエルト・ナタレスまでのバス往復と宿をプンタ・アレーナスの旅行代理店に飛び込んで手配してもらいました。
スペイン語と英語半々で相談して。
ちょうど3年前になりますね。
ビーバーの料理ですが、私も日本に帰国してから「あれってビーバーだったんだ!」とわかりました。現地プンタ・アレーナスでは「Caiquen? カイケンて何だ?」と思いながら食べてました。筋繊維が多くてやわらかくて歯ごたえがなく「もしゃもしゃ」と食べたという食感を記憶しています。
このレストランには4日ぐらい昼食に通って、日替わりでメインディッシュの肉料理を選んでいました。いかにもご当地っぽい「パタゴニア民族料理」と銘打っている店は他に見当たらなかったので。
> では、これから南極に向かいます。
私の旅行記では船酔いはしないと思います。よろしくです。
- 佐吉さん からの返信 2009/01/06 05:17:09
- ビーバーではありませんでした
- jiuさん、ごめんなさい。
「Caiquen カイケン」はドイツ語名がMagellan-Gans マゼラン雁、英語名はUpland Gooseなので高地雁といったところでしょうか。
ビーバーではなくて雁(がん)でした。昨日あらためて検索してみて初めて気がつきました。当時の検索・翻訳の過程で意味の取り違いのミスがあったと思われます。私は3年間うそをついてしまいました。
この場を借りて、旅行記を見ていただいたみなさんにも、訂正してお詫びします。すみませんでした。
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- れなさん 2007/09/15 23:11:08
- どうもはじめまして
- れなと申します。
足跡辿ってたどり着きました。
旅行記、全部拝見させていただきました。
相当面白い写真とそのコメントにやられました。
動物がお好きなのですね。
動物の写真が、とてもいいなぁとおもいました。
南極の旅行記を見ていると、行きたくなりますね!
でも、よく考えると
佐吉さんの旅行記は、どこも、簡単にはいけないような場所なので
行きたくなったときにまた見させてください(笑)
- 佐吉さん からの返信 2007/09/16 17:57:52
- どうぶつ、好きです
- なにをおっしゃいます、れなさん。
足跡をたどっていらしたそうですが、
わたしはれなさんのスウェーデンの旅行記を見て
北極圏に触手が動いていたのですよ。
キールナや氷のホテルも簡単には行けないなと思って見ておりました。
動物の写真を中心に気に入っていただいたようで、ありがとうございます。
動物は肖像権とかなく撮りやすいですね。
当たり前ですけど作意のない表情をしてくれます。
わたしのほうは「突然現れた地元の人間とも違う自分をどう見てくれるのか」という想いで対峙しています。
ほかのトラベラーさんのようにもっと現地の人との交流を取り上げた方がいいのかな? でも自分は素顔を隠しているのに、なかなか、といったところです。
わたしのほうこそれなさんの旅行記を参考にさせていただきます。
これからもよろしく。
- れなさん からの返信 2007/09/17 02:18:42
- それで目出し帽だったんですね!
- 佐吉さん、こんばんは!
お返事ありがとうございます!
肖像権のこと、ちょっと考えてしまいました。
わたしは、現地の人にけっこう写真を撮らせてもらって
(警備の人?がやってきて止められたことはありましたが)
勝手にここのサイトに載せてます。
これは、まずいのかもしれませんね。
地元の子供たちを撮ったものがありますが
子供たちが大きくなってから気づいて、文句を言われたりして・・・
話は変わって、スウェーデンですが
とても近いんですよ!
実は、日本から一番近い欧州は、北欧なのです。
成田からストックホルムまで10時間くらい、
ストックホルムからキールナまでは2時間くらいでした。
国土が広いので国内線が発達しまくりで、意外にアクセスがいいのです。
キールナに着いてからは、埋もれるような雪の中
さすがに自ら運転はあきらめましたけど(笑)
わたしも動物すきです!!
何ともいえない表情と動きが気になります。
中でもペンギンが、大好きなので
やはり来年の夏は南極?!と思い始めました。
無理かな・・・
子供が何時間我慢できるかにかかっていますね・・・
- 佐吉さん からの返信 2007/09/17 22:33:49
- 大丈夫じゃないですかね
- れなさん、ヨーロッパ未踏の私にとって的確なアドバイス
ありがとうございます。
「現地の人に撮らせてもらって」なら大丈夫じゃないですか。
たぶん有名人のように顔さえ載せれば簡単に個人を特定できてしまう人、
モデルさんやタレントさんのように仕事で写真を取らせている人、
これら以外のその他大勢の人なら大丈夫じゃないですか。
多くのトラベラーさんが載せてますし。
わたしが弱冠神経質というか言い訳のように「肖像権」と言っているだけです。
チリでの目だし帽は、チリ・アルゼンチン国境でミッシングチルドレンのポスターを見たあとなので、拉致の際のネタに使われないように念のためしました。
ペンギンに関しては、南極まで行かなくても野生のものは見ることができます。私の旅行記でもあるように、チリ、南アフリカもそうですが、
日本から近いところといえば、オーストラリア、ニュージーランドですかね。
「来年の夏」というのは日本の夏ではないですよね。
南極では冬になりますから。観光シーズンじゃないかもしれません。
まあ夏といっても日本の冬以下の気温ですから。
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- やま@mexさん 2006/04/15 01:36:03
- さやか
- 祝! 旅行記5冊目! プンタ アレーナス!
町並みかわいいですねえ。
行きたかった!
でも、佐吉さんの写真でひとまず満足です。
今回は佐吉さんの顔写真入りですね。
初公開!?
じゃあ、今度はサングラスなしで。
ええっと、タイトルの意味は・・・
マジンガーZ(セタ:と読む 笑)、中南米でも大人気。
スペイン語吹き替えなのに名前は結構日本語のままなんです。
私は良く知らないけど(なつかしアニメでしか見たことない・・)
「さやか」っていう、おっぱいからミサイル飛ばす人がいるらしくて(笑)
中南米在住の「さやか」さんは、自己紹介すると、必ず「で、ミサイルは?」
などと、おやじ達にセクハラまがい(笑)の質問を受けるという。。。
- 佐吉さん からの返信 2006/04/15 10:34:02
- 人ではなくてロボットです
- Gracias!
そうですね、スペイン語吹き替えなのに、聞いていると「ボス、ヌケ、チョロ」とか聞こえてきました(すべて脇役の登場人物名)。
私は小学校のころはまってまして、「さやか」はフルネームで言うと「弓(ゆみ)さやか」です。弓さやか自身がおっぱいからミサイルを発射するわけではなく、彼女が乗って操縦する巨大ロボット、アフロダインA(エース。スペイン語だとアスかな)が胸部からおっぱい部分そのものを二発のミサイルとして発射します。
この兵器名たしか「おっぱいロケット」だったか「おっぱいミサイル」というストレートな名前だったと思います。スペイン語の吹き替えではどうなっているんですかね。
私の顔写真は投稿順から行くと第一作目の「船酔い無縁! ドレーク海峡ひとっ飛び、南極一泊二日の旅 (1) ハーレム編 」の表紙から登場しています。
最初の最初、一発目からデビューしています。
旅行記だけではなくクチコミ・ページにも登場しています。
フルフェイスで出すと、とある有名人であることがばれてしまいますので、当面ご容赦ください。ということでサングラスと覆面シリーズはトレードマーク的に使われて今後も続いていきます。
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