1970/08 - 1970/08
33786位(同エリア35758件中)
片瀬貴文さん
世界漫歩 263 ほろ酔い加減は酔っ払いか?
フランス語では、酔っ払っていることを“ivre”(イーヴル)というが、「ほろ酔い」に対しては適当な言葉がない。
イーヴルとは、かなり泥酔に近い状態を言っているらしい。
それではと辞書を繰ってみると、「ほろ酔い」に対して、“girs”(グリ女性形ではグリーズ)という表現があるらしい。
普通「グリ」の意味は灰色で、はっきりしないという意味もあると推察する。
あるいは文例として、「彼はほろ酔い加減だ」に対して“Il est entre deux vins”(彼は、二つのワインの間にある)という言葉が挙がっている。
要するに「ほろ酔い」は、はっきりした酔いとは認めていないことと考える。
泥酔以外の状態は、どちらかといえば、日常普通の状態と考えている節が見られる。
運転免許試験には、筆記試験はなくて口頭試問だが、酔っ払い運転に対して、次のような想定問答がある。
質問「酒を飲んだとき、運転できるか出来ないか、どのように判定しますか」
答え「両手を水平に180度広げ、両方の親指を動かしてみたとき、視線を真っ直ぐに向けて、同時にその動きが見えれば、運転が出来る」
酔っ払い運転の可否は「自分で判定しなさい」と指導するわけである。
私自身何回もこのテストを試みたが、かなり酔っていても、自己判定の結果は、「運転可能」だった。
ただもう時効だから白状するが、たった一回だけだが、前後不覚で運転し、自宅に戻ったことがある。
日本から着いたばかりの労働組合の幹部とうまが合って、免税のウィスキーを呑みすぎたのだった。
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
0