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欧州に住んでそれなりの月日が経って分かったことがある。同じヨーロッパといっても風土気候はもとより慣習や流行、都市整備のレベルも様々。なので、訪問国別或いは目的地別に服装を変えるというのが理にかなった行動であるし、旅を『快適化』するのに極めて重要な要素だというように思える。ここまで読んで、『まあ、そんなことは誰しもが簡単に思いつくだろう。』と思っている皆さん、確かに冬季に北欧に行くのと南欧に行くのでは同じ服装はしないだろう。でも、ブリュッセルとパリで服装を変えますか?<br /><br />パリに暮らしていた時、僕は明るい色調のYSL製のか、或いは英国物のウールかとか、綿ののステンカラーコートを着ていました。これらはパリの街並みや暮らしに合っていると思えました。<br />けれども、ブリュッセルに来てからこれらのコートを着る機会はほぼなくなりました。何故か。飛行機か列車で1時間しかかからない隣りのブリュッセルと言えども、パリ以上に風が強く、また雨の降る日が圧倒的に多いのです。こんな気象条件なのに、パリのように数分歩けばカフェか地下鉄の駅があるという訳でもなく、雨宿りもままなりません。こうなってくるとウールや綿のコートだと雨を吸って重くなるうえ、防風能力も不確かに感じます。風邪をひくことも多くなってしまいました。こうなってくるとお洒落よりも機能重視とならざるを得ないのです。実際、パリに出掛けてパリジェンヌのあでやかさと比べるとブリュッセルに戻ってきた途端、ブリュセロワーズはジミータな感じです。<br /><br />で、ブリュッセル在住中の現在のところ、僕はコートを一新し、インサレーションの入ったG社(って靴のメーカーなんだよな、本当は。)のコート2着と、防水機能を持つZ社のコートを愛用しています。G社は普通のウールのコートの3分の1の重さなので、例え悪天候かで街の中を長時間歩く事になっても全く重さを感じないし、然も熱気を放散させる構造になっているので、ちょっと走ってみたりしても汗だくにもならないのですね。ナイロン製なのでそれなりに撥水します。そして、ウールのコートよりも断然暖かい。多分、中綿はユニクロのエアテック等と似た様なものなんだろうと思います。Z社のものはG社より高級なのですがやはり化繊です。そして、G社のものよりはデザイン的に優れています。じゃあ、オフィシャルイベントの時はどうするのという事になってしまい、その時には仏製の物でリバーシブルものを発見、通常はウールのコート、雨天時にはナイロン側で撥水という使い方をしています。<br /><br />とマイコート話はともかく、<br />僕は訪問国別にかなり服装を考えます。<br />参考にするのはやっぱり現地情報ですね。<br />旅行の時こそ、お洒落を大事にしたいと考える人の気持ちも分かりますが、旅行時に優先しなければいけないのは、先ずは安全。次に機能のような気がします。妙に人目を引くデザインの製で犯罪者に付けねらわれても×だし、大胆なカッティングがもとで首が寒くて風邪をひいてもやっぱNGなのでは・・・。まあ、人それぞれかもしれませんが・・・。<br /><br />具体的には、例えば以下のようになります。<br />1.	国別に考える<br /><br />ラテン系の国、南仏、イタリア、スペイン、などでは<br />ジャケットの内ポケットがボタンかジッパーで留められる機能を備えているもの=スリ対策、安全面に始まり、UVカット機能付=気候、速乾素材=気候、白色以外のもの(トマトソースやオリーブオイルの付着を考慮)などをまずは思いつきます。靴はデッキシーズなどにしますが、サンダル系はあまり履きません。いざという時に走れないので。<br /><br />ベルギーやオランダよりも北だと、先ずは防風性能。撥水、防水機能も大事になってきます。靴は防水のものにします。<br /><br />ドイツ以東、中欧などでは寒色系に。これらの国では明るい色の服を着ると妙に目立ってしまいます。クラシカルな装いの方がリスペクトされやすいと云う話も聞きます。<br /><br /><br />2.	旅行のテーマにあわす<br /> <br />シティトリップ <br />目的がハッキリしていれば、それに合わせた格好をすればよいと思います。<br />都市部であれば、スリなどに注意すれば先ずはOKです。お洒落をするのも楽しいでしょうし。これは僕の独断と偏見で紳士物に限っての話ですが、英国ではラテンテイストのもの、イタリアやフランスではブリティッシュテイストのものが逆に評価されているというような側面があります。勿論、これは超セレブ世界の話ではなく、あくまでも小洒落たという範囲の話ですが。日本人が外車を見て高級そうと思ってしまうような感覚は欧州間でもそれぞれ有効なのだと考えているのですが・・・。持ち歩く鞄などで注意を払わないといけないのは中身が見えないようにする、の一言に尽きます。理想はジッパーなどで全ての面が閉じられるものでしょう。<br /><br /><br />アウトドア或いはバックパッカー<br />タフ素材を選ぶ、が肝だと思います。値段はともかく、僕がタフ素材だなと思うのはやっぱり化繊物のナイロンやポリエステル。これらの素材の中にはバリスティックナイロン、パラシュートクロス、リップストップナイロンなど様々な名称で呼ばれています。これらは編み方や糸の太さに違いこそあれ、引き裂きや磨耗に対する耐性が強いことが特徴です。最近は低価格で軽量なのリップストップナイロンの商品が増えてきているので旅立つ前のワードローブの一つとして考えておくと良いと思います。これらの物は大抵の場合速乾性も備えていることが多いのでそういった意味でもアウトドアやバックパッカー的旅に向いていると思います。荷物はローラーの着いたものと、行動用のリュックと言うわけ方でよいと思いますが、最近はローラー付3WAYバックと言うのがあり、ダッフル、リュックに変形し便利ですし、ハードなアウトドアを市内観光も混ぜるなら、行動用リュックを寒色系の単一色のものにしておけば、街中でも妙に浮いたりしないのではと思います。<br /><br />レンタカーなど移動型の旅<br />運転に自信のある欧州リピーターにお勧めしたいのがこの旅行スタイル。<br />この場合には服装は結構自分の好きなものでよいような気がします。<br />荷物が多くなるのを気にしなくてよいというメリットは他に変えがたい。<br />交通機関の発着時刻を気にしなくてもよいので自分の好きに旅のスケジュールを変えられます。服装も運転しやすいものということ以外余り気にする必要もないし。<br />僕はかかとが折りたためるタイプのアウトドアシューズをドライビングシューズ代わりに持って行ったりします。本来は夏に海や川で使う事をそう想定して作られたものですが、機内や宿泊先ではスリッパ代わり、車の運転中にはドライビング用として使えます。勿論、本来の目的である簡単なアウトドアアクティビティに使うこともあります。嵩張らないので便利です。こういう靴をとりあえず一つ準備しておけば観光時には革靴に履き替えたりというメリハリの利いた旅もしやすい。あと、車で旅行するならバッグ・ラゲージの類は色・ブランドを統一しておくと感じ良しと考えます。例え、それがブランドものであろうとなかろうと、です。ポーターが運ぶにしろ、自分で運ぶにしろ、何かと確認しやすいし、スマートに見えます。<br /><br />

欧州洋装考察 その1

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1998/05 - 2004/05

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アルピニスとし

アルピニスとしさん

欧州に住んでそれなりの月日が経って分かったことがある。同じヨーロッパといっても風土気候はもとより慣習や流行、都市整備のレベルも様々。なので、訪問国別或いは目的地別に服装を変えるというのが理にかなった行動であるし、旅を『快適化』するのに極めて重要な要素だというように思える。ここまで読んで、『まあ、そんなことは誰しもが簡単に思いつくだろう。』と思っている皆さん、確かに冬季に北欧に行くのと南欧に行くのでは同じ服装はしないだろう。でも、ブリュッセルとパリで服装を変えますか?

パリに暮らしていた時、僕は明るい色調のYSL製のか、或いは英国物のウールかとか、綿ののステンカラーコートを着ていました。これらはパリの街並みや暮らしに合っていると思えました。
けれども、ブリュッセルに来てからこれらのコートを着る機会はほぼなくなりました。何故か。飛行機か列車で1時間しかかからない隣りのブリュッセルと言えども、パリ以上に風が強く、また雨の降る日が圧倒的に多いのです。こんな気象条件なのに、パリのように数分歩けばカフェか地下鉄の駅があるという訳でもなく、雨宿りもままなりません。こうなってくるとウールや綿のコートだと雨を吸って重くなるうえ、防風能力も不確かに感じます。風邪をひくことも多くなってしまいました。こうなってくるとお洒落よりも機能重視とならざるを得ないのです。実際、パリに出掛けてパリジェンヌのあでやかさと比べるとブリュッセルに戻ってきた途端、ブリュセロワーズはジミータな感じです。

で、ブリュッセル在住中の現在のところ、僕はコートを一新し、インサレーションの入ったG社(って靴のメーカーなんだよな、本当は。)のコート2着と、防水機能を持つZ社のコートを愛用しています。G社は普通のウールのコートの3分の1の重さなので、例え悪天候かで街の中を長時間歩く事になっても全く重さを感じないし、然も熱気を放散させる構造になっているので、ちょっと走ってみたりしても汗だくにもならないのですね。ナイロン製なのでそれなりに撥水します。そして、ウールのコートよりも断然暖かい。多分、中綿はユニクロのエアテック等と似た様なものなんだろうと思います。Z社のものはG社より高級なのですがやはり化繊です。そして、G社のものよりはデザイン的に優れています。じゃあ、オフィシャルイベントの時はどうするのという事になってしまい、その時には仏製の物でリバーシブルものを発見、通常はウールのコート、雨天時にはナイロン側で撥水という使い方をしています。

とマイコート話はともかく、
僕は訪問国別にかなり服装を考えます。
参考にするのはやっぱり現地情報ですね。
旅行の時こそ、お洒落を大事にしたいと考える人の気持ちも分かりますが、旅行時に優先しなければいけないのは、先ずは安全。次に機能のような気がします。妙に人目を引くデザインの製で犯罪者に付けねらわれても×だし、大胆なカッティングがもとで首が寒くて風邪をひいてもやっぱNGなのでは・・・。まあ、人それぞれかもしれませんが・・・。

具体的には、例えば以下のようになります。
1. 国別に考える

ラテン系の国、南仏、イタリア、スペイン、などでは
ジャケットの内ポケットがボタンかジッパーで留められる機能を備えているもの=スリ対策、安全面に始まり、UVカット機能付=気候、速乾素材=気候、白色以外のもの(トマトソースやオリーブオイルの付着を考慮)などをまずは思いつきます。靴はデッキシーズなどにしますが、サンダル系はあまり履きません。いざという時に走れないので。

ベルギーやオランダよりも北だと、先ずは防風性能。撥水、防水機能も大事になってきます。靴は防水のものにします。

ドイツ以東、中欧などでは寒色系に。これらの国では明るい色の服を着ると妙に目立ってしまいます。クラシカルな装いの方がリスペクトされやすいと云う話も聞きます。


2. 旅行のテーマにあわす
 
シティトリップ 
目的がハッキリしていれば、それに合わせた格好をすればよいと思います。
都市部であれば、スリなどに注意すれば先ずはOKです。お洒落をするのも楽しいでしょうし。これは僕の独断と偏見で紳士物に限っての話ですが、英国ではラテンテイストのもの、イタリアやフランスではブリティッシュテイストのものが逆に評価されているというような側面があります。勿論、これは超セレブ世界の話ではなく、あくまでも小洒落たという範囲の話ですが。日本人が外車を見て高級そうと思ってしまうような感覚は欧州間でもそれぞれ有効なのだと考えているのですが・・・。持ち歩く鞄などで注意を払わないといけないのは中身が見えないようにする、の一言に尽きます。理想はジッパーなどで全ての面が閉じられるものでしょう。


アウトドア或いはバックパッカー
タフ素材を選ぶ、が肝だと思います。値段はともかく、僕がタフ素材だなと思うのはやっぱり化繊物のナイロンやポリエステル。これらの素材の中にはバリスティックナイロン、パラシュートクロス、リップストップナイロンなど様々な名称で呼ばれています。これらは編み方や糸の太さに違いこそあれ、引き裂きや磨耗に対する耐性が強いことが特徴です。最近は低価格で軽量なのリップストップナイロンの商品が増えてきているので旅立つ前のワードローブの一つとして考えておくと良いと思います。これらの物は大抵の場合速乾性も備えていることが多いのでそういった意味でもアウトドアやバックパッカー的旅に向いていると思います。荷物はローラーの着いたものと、行動用のリュックと言うわけ方でよいと思いますが、最近はローラー付3WAYバックと言うのがあり、ダッフル、リュックに変形し便利ですし、ハードなアウトドアを市内観光も混ぜるなら、行動用リュックを寒色系の単一色のものにしておけば、街中でも妙に浮いたりしないのではと思います。

レンタカーなど移動型の旅
運転に自信のある欧州リピーターにお勧めしたいのがこの旅行スタイル。
この場合には服装は結構自分の好きなものでよいような気がします。
荷物が多くなるのを気にしなくてよいというメリットは他に変えがたい。
交通機関の発着時刻を気にしなくてもよいので自分の好きに旅のスケジュールを変えられます。服装も運転しやすいものということ以外余り気にする必要もないし。
僕はかかとが折りたためるタイプのアウトドアシューズをドライビングシューズ代わりに持って行ったりします。本来は夏に海や川で使う事をそう想定して作られたものですが、機内や宿泊先ではスリッパ代わり、車の運転中にはドライビング用として使えます。勿論、本来の目的である簡単なアウトドアアクティビティに使うこともあります。嵩張らないので便利です。こういう靴をとりあえず一つ準備しておけば観光時には革靴に履き替えたりというメリハリの利いた旅もしやすい。あと、車で旅行するならバッグ・ラゲージの類は色・ブランドを統一しておくと感じ良しと考えます。例え、それがブランドものであろうとなかろうと、です。ポーターが運ぶにしろ、自分で運ぶにしろ、何かと確認しやすいし、スマートに見えます。

  • 都市部では良くても風雨のおおいところでは・・・。

    都市部では良くても風雨のおおいところでは・・・。

  • 最近は老舗の素材メーカーでも新素材に注目。

    最近は老舗の素材メーカーでも新素材に注目。

  • ウールは重い。

    ウールは重い。

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