1970/08 - 1970/08
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片瀬貴文さん
世界漫歩260フランス的なシトローエンDS21
特に大切な客には、私のルノー16では粗末過ぎるので、公用車のシトローエンDS21を使った。
この車はフランスが自慢するものだけあって、個性が強い。
「蛙のふんつぶれ」と悪口を叩かれる車体デザインは未来的であり、何よりも高速走行時の落ち着きは素晴らしい。
時速100キロまでは、柔らかすぎるふわふわとした乗り心地で、車酔いの原因となり易いが、130キロを超えてから地面にピタッと張り付いた感じになり、驚くべき安定を見せる。
これはオイルダンパーを使った、サスペンションのためらしい。
ハンドルの方向に合わせて首を振るヘッドライトも、ユニークである。
ボディは柔らかく、すぐに凹むが、衝突時の衝撃を和らげると言われる。
硬いベンツとはまさに対照的で、フランスとドイツの差が歴然だ。
鉄道線路の設計でも、フランスは柔らかく柔らかく、ドイツは硬く硬くと二極化が見られる。
それぞれに優れた面があり、面白い勉強材料なのだ。
私はこの車で180キロを出していたとき、直前を走る車が突然黒煙を吐き、命拾いをした経験がある。
パリからフォンテーヌブローに向かう、高速道路の途中のことだった。
一瞬何も見えなくなり、どちらにハンドルを切ってよいのか判断できない。
とっさに、どちらに避けても確率50%と腹を決めたが、結果OKだった。
客はどんなに怖かっただろうと後ろを見たら、眠っておられた。
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