2005/04/23 - 2005/04/31
463位(同エリア687件中)
めぐるさん
3話目です
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フィンドホーンには、ブティックという名前の、リサイクルを目的とした不要品交換コーナーがあります。主に不要になった衣料品が、その部屋に集められていて、必要な人がいただいてゆけるようになっています。
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他にも靴やカセットテープ、食器に鞄など、日用品は何でもOKです。
思っていたより寒いスコットランドに、相棒ともども困っていた私たちは、さっそくブティックのお世話になりました。セーターを一枚いただきます。 -
その代わりといってはなんですが、東洋人の私たちには薄かったカットソーを置いてきました。だって、欧米人のみなさん、もうTシャツ一枚で昼間を過ごしているのですもの!体感温度が違うのですね、さすが狩猟民族。
ダンスをするとあっという間に暑くなるのに、日陰などはぐっと冷えるスコットランド。頂いたセーター1枚は、衣替えした衣料箱で眠っています。秋になったらまた着よう。 -
私の崩壊したスニーカー(愛用のスケッチャーズなんだけどなあ)白いガムテープをもらって、靴に貼り付けたりしていたのだけれど、いかんせん粘りが足りない・・・というより、こういう素材に貼り付けるようにガムテープは作られていないのです。ちょっと動くとあっという間にはがれてしまい、元の木阿弥に。
靴の代わりが無いかしら〜と思っていたら、ありました!私が探しに行った次の日に、誰かかが置いていってくれたらしいのですが、気がつかなかった・・・。最終日一日前に発見して、ありがたく使わせてもらいました。日本まで。
右小指の辺りの形が、私の足にはイマイチではあったものの(たぶんそこが普通の人より、私の足が出っ張っていると思われ)ロンドンで恥ずかしいことにはならず、ありがたいことでした。 -
ブティックに置いてきたものといえば、お風呂用の洗面器も置いてきました。フィンドホーンではバスタブは大きいけれど、シャワーがついていないので、髪を洗ったり身体を流すのが難儀だと聞いていたからです。
本当に役に立ってくれました、洗面器。置いてきた洗面器を、誰か使ってくれたらいいな。 -
ブティックの側には、洗濯場があります。巨大な全自動洗濯機と乾燥機、広いアイロン台が備え付けられていて、いかにも英国の作業場という感じです。アイロンは使いませんでしたが、ルームメイトと一緒にお洗濯はしました。でも、洗濯機によって、トークンの種類が違うなんて聞いてないよ〜。日本みたいに現金使えればいいのにさー!!!!えーん。
トークンはロビーが開いている時間しか売ってくれないので、みっしりとスケジュールに追われる身としては、なかなか買えなくて苦労しました。それにね、合宿生活だから、どうしても洗濯機が混むのですよね。
ごぅんごぅん・・・。 -
フィンドホーンでの食事は聞いていた通り、野菜中心のベジタリアンな食事でした。主にフィンドホーンの中で採れた野菜を頂いているのですが、購入している食材もあります。
牛乳とかチーズ、卵にジャムなどは市販品や仕入れた物です。食肉というものは、本当に手間と暇と資金を必要とする贅沢品なんですね。 -
毎日サラダがたっぷり出ますが、ドレッシングには植物性オイルがたっぷりなので、うっかりかけすぎたりすると、ぎっとぎとの油づけになってしまいます。それは危険。
フィンドホーンで体重が増える、というのも決して珍しいことではないそうです。相棒などは、毎日なんだかお腹が痛いような・・・と言いながら、たっぷり頂いていました。それが食べ過ぎのなせる技だと気づいたのは、日本に帰ってからでした。そんな!もうちょっと気がつけよう。 -
毎日の食事はこうして、質素だけど品数多く、ゴージャスに過ごします。そして金曜ともなると、恒例のディナーになります。
この日はお魚が食卓に登るのです。でも、ベガンと呼ばれるハードなベジタリアンでも大丈夫なように、ちゃんと別メニューも必ず作られています。
パンに塗るバターも、マーガリンが別に用意されていたり、牛乳の他に豆乳が添えられていたり、いたれりつくせりでした。 -
フィンドホーンのメニューの中で印象に残ったものと言えば、タイカレーかな。タイカレーにしては辛さ控えめで、あっさりしていて、タイ風カレーといった方が良い感じでしたが、スコットランドでカレーというミスマッチが楽しかったです。
他にはパークで食べた、ひじきのサラダ。欧米人のミセスが、「コレ、日本のひじきよ!珍しいのよ!」と喜んでいたのが印象的でした。
どの野菜も自分の味をしっかり持っていて、個性が強くて美味しかったのですが、全体の印象としては、実はちょっと薄いかも。インパクトのある料理、という物ではなかったように思います。
でも、ホントにちょっと食べるだけでお腹いっぱいになっちゃうのは何故なんだろう〜。繊維が多いから?それにしては、私はずっと便秘が続いていて苦労していたのですが。 -
クルーニーヒルから歩いて10分ぐらい?ご近所さんのニューボールドハウスへてくてく歩いて訪問。
いわゆる分家って感じでしょうか?ここはここで独立して、フィンドホーンと同じようにコミュニティを作っている、小さな団体です。もともとはお金持ちの別荘だったお屋敷を改装して使っているので、あちこちにビクトリアンの雰囲気が残っています。玄関などは特に、19世紀を彷彿とさせる雰囲気がありました。 -
でも、この玄関は自動車が普及してから作られたデザインなんだろうなあ。入り口がごく低いので。
と言っても、使用人を呼ぶために張られた、屋敷中を這う呼び鈴の機械とか、きれいなステンドグラスが使われたドアとか、どれも昔のままです。 -
ここで午前中のグループプロジェクトを行いました。
まずはお屋敷の中を案内してもらい、見学ツアーです。ボールドハウスのサンクチュアリ(瞑想室)は、屋根裏部屋に当たる場所にありました。
B&Bも兼ねているので、宿泊施設もあります。明るくて過ごしやすそう。ただし、冬はかなり暖房費がかかるようです。 -
女性スタッフが多いせいか、どことなく女の子っぽいムードがありました。以前、女子校だったこともあるそうな(小公女?)以前、上野まで見学に行った、明治の岩崎邸を思い出すなー。
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見学した後は、ここで奉仕活動。
ぜひ、キッチンを!と熱望していたおかげで、無事にキッチンへと回してもらえました。嬉しい、ビクトリアンキッチンで作業ができるなんて。
思っていた通り、キッチンにはイギリス伝統の調理器具があり、ずっと一日中の間、火が回っているオーブン&グリル&ホットプレートがでん!と鎮座ましましていました。
鍋をのせてくつくつと、トマトが煮えています。なんてロマンチック!
庭で取れた古いリンゴの皮をむき、アップルクランブルのために下ごしらえをします。酸っぱい小さなリンゴですが、こういうのが美味しいフィリングになることは、良くわかっています。酸味と甘みに、シナモンが合うのです。
剥いて剥いて剥いて・・・。 -
休憩時間は、いつものようにティータイム。
ダイニング近くの温室では、アフリカンジャスミンの花が見頃でした。ちょうど日本でも、咲きそろっているころです。このジャスミンの甘い香りが、温室からあふれ出しています。良い香りに誘われて、温室の中でいただきます。 -
ボールドハウスでのお仕事も、とても楽しくできました。ここでもさまざまなワークショップがあるのですが、英語ができることが条件なので、ちょっと難しいかもしれません。
相棒の鼻炎が酷くなってしまい、もう花粉症状態に。ちょっと疲れが出てきたかもしれません。 -
火曜日の午後に、グループで写真撮影。
ホテル玄関脇の花壇あたりで、全員並んだ写真を撮ってもらいました。普通だと写真は一枚だけ良いのを人数分焼き増しをして、各自に配るのでしょうが、この記念写真はちょっと違います。人数分のシャッターを切るんです。
全部違う写真が撮れるし、それにこちらの方が安いのよ。ああ!そうか、日本も現像と焼き付けが動じの方が、機械がやってくれるからコストが割安なんだよね。
納得。 -
写真の後は、自然の中へ。
クルーニーヒルから、車でちょっと走った所にある、ランドルフス・リープという森へ出かけました。
そこはとても古くて大きな樹木が残る、自然公園です。人の手が入らないようにしてあるので、どこもけものみちのような小道以外は、あるがままになっていて、落ち葉はふかふか、コケはびっしり、枝もみっしりです。日本の森とはやはり植生が違うため、どこもなぜか絵になる風景に見えました。 -
深い渓谷沿いにある森で、茶色に見える水が蕩々と流れていきます。深い淵も見えて、吸い込まれそう。でも、ここには河童はいないっぽい。水の色が茶色なのは鉱物が溶けているからで、汚れている訳ではありません。この水で作ったウイスキーはとても美味しいそうです。というより、この水がウイスキーのよう。
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大きな木々の幹や枝には、蜘蛛の糸のような銀色のコケがふんわりとかかり、足下は春になって芽をふいてきた若芽があっちにもこっちにも。空気が澄んでいないと、銀色のコケは育たないそうです。これは日本には無いコケだろうなぁ。
木々の枝は大きく伸びて、こんなふうになっているものも。 -
中には大地から根こそぎ倒れている大木もありました。深くでなく、浅く大きく広がっていた根が、大地ごと引っこ抜かれている感じです。これはどうしたことかと思っていたら、今年の最初の頃に凄まじい嵐に襲われて、大木がこうやって風に引き抜かれたり、折れたりしたそうです。
クルーニーヒルでも、途中からすっぱりと切られた木があって、なぜだろうと思っていたのが、これで納得できました。これからまた、木々を植えてゆくそうです。 -
森の中では一人になって、好きな所に行くもよし、座るもよし、だと言うことなので、どんどん歩いて行きました。石橋まで行ったら、戻ってくるとちょうどいいと聞いたので、バリバリ歩いていったのですが。ふっと横道にそれて、カエデが茂る小道に入ってみました。花が咲いていて、良い香りが漂っています。巨木も倒れてはいますが、明るくていい感じです。
と、思ったら砂利が敷かれた道に出ました。 -
今は使われているかどうかわからないのですが、材木を運び出すために作られた車道のようです。イラクサがかなり生え、エニシダも生え始めています。使われてないのかな?
ぼんやり太陽にむかって歩いてゆくと、川のある方向からリズムを刻む音が聞こえてきました。下水のふたを車が踏んでゆく時のような音です。正体はわからず・・・。
どこまで歩こうかと思っているうちに、ふと小川沿いの崖を登ってみたくなりました。なんだか登れるような気がしたのです。小さな小川を越え、木々の生えている崖にしがみついて、上へと上がってゆくと。 -
最後に出たのは、アスファルトの道路とその前にそびえる急角度の難関。どうやら本当の車道だったようです。とはいえ、もう後には引けません。こういう崖では、降りる方がずっと難しい事は重々承知しています。動かない岩を探してしっかりと握り、重い身体にはずみをつけて、這うようにして駈けのぼると。
さっき自分たちのバスが走ってきたのと同じ、車道がそこにはありました。なるほど、ここに通じていたのか。 -
足下に広がるランドルフ・スリープとは違い、目の前には伐採された後の灌木だけが残る山がありました。植林されたばかりの樹木はまだ貧弱で、太陽に照らされてちょっと暑そう。
そのまま、車道を下ってゆくことにしました。あんなに古い昔のままの森に来たというのに、いつのまにか人が作った場所に再び戻ってくることになるとは。それほどまでに人工物と相性がいいのか?
降りてゆく間に、羊を乗せたトラックが通ったり、プライベートな厩舎のあるお屋敷の前を通ったり。お屋敷ではお庭の芝生の手入れ中、でも鶏は好き勝手に庭を歩き回っていました。ヒヨコの声が〜。 -
なんとか森の入り口まで戻ってきました。
まだちょっと時間があるので、ふかふかのコケ絨毯に座ってぼーっと。
ごろーっと。
していたら、いつの間にか時間が迫っていて、どこからともなく名前を呼ばれて気がつくことに。わぁ!ありがとう!
あわてていたせいか、集合場所の方角を間違え、フォーカライザーのマーチンとばったり。え、こっちじゃなかった?向こう?あれ?
みんないったいどこに行っていたのかと。
森の中でのアチューンメント(手を繋いで集中)は、とても気持ちの良いものでした。やっぱり遠足は良いね! -
水曜日の午後は自由時間。待ってました、という感じです。
今日はパークの売店・フェニックス・ショップでゆっくり買い物もできるし!行きたかった所へも行けるし!中には、フラワーエッセンスの先生のお会いしたい、という方もいらっしゃったりと、各自予定がいっぱいです。
近所にできたハーブのショップでも(コメディアンの爆笑問題の奥さんがやってるらしい)ちょっと扱っているので、エッセンスというものがあることは、知識としては知っていました。その始祖たる有名な人が、フィンドホーンにはいらっしゃるそうなのです。へー、そうなんだ〜。
マリオン・リーという方だそうです。後でメンバーの一人に、その方の本を借りて読んでみました。訳がうまくて、とても読みやすいわ、これ。感心して一晩じっくり読ませてもらいました。 -
噂に聞いたフィンドホーンの海を、ゆっくり見に行きたくて仕方がなかったので、相棒と一緒にハリエニシダの藪を抜け、不思議なほど荒れた(おそらく以前は海だったと思われ)地面を歩いて、ずーっと歩いて、どんどん歩いて、ちょっと不安になったころ、ついに海岸へとたどり着きました。
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ひろーい!あおーい!風がきもちいー!
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犬と散歩する家族とすれ違ったりしましたが、海岸にはほとんど誰もいません。誰もいないのを良いことに、二人でデタラメな歌を歌って歩きました。(特に私は勝手に旋律を変えて歌うウソ歌野郎なので)
以前コーンウォールの端っこにある、ランズ・エンドに行った時は、海を見ながら「津軽海峡冬景色」を歌ったり、「宝島」のテーマソングを歌ったり(これは正解・小説の中に、ランズエンドの沖をを通っていった、という描写があるので)していましたが、ここではさらにもっとデタラメでした。
「小さなバイキング・ビッケ」なら、確かにこの海は北海に繋がっていて、太古の昔にバイキングが襲来していたのでしょうが、やっぱり無茶です。でも、ダイターン3よりはマシか・・・。(何故ダイターンなのか?それは謎・・・) -
どこまでもどこまでも渚は続き、海岸にある朽ちた石垣を覗いたり、浜辺に作られた謎のぐるぐるサンクチュアリを眺めたり、綺麗な石を探したり。なんだか遠くまで来たような気がする、と浜辺から戻ってみると、どこか知らないオートキャンプ場に出ていました。
ここはどこ?
キャンプ場の係員らしき人に尋ねてみると、どうもここはフィンドホーン村らしい。それも一番端っこです。
言われるがままに出口に向かうと、確かにそこには村らしい建物が。うわ、可愛い! -
平屋に近いコンパクトなおうちがいっぱいあって、お婆さんが庭いじりなんかしています。
うわー、この村ならモンスターも襲ってこないね。でも宿屋は無いね。でも道具屋とかはありそう。ほら、公衆電話もあるし。 -
ということで、ついでに日本への国際電話をかけてみました。留守番をしてもらっている夫に、毎日連絡をしているのです。向こうはもう10時過ぎ?
そうして電話をかけている間に、ボックスの外では小さな女の子と相棒が、触れあっているようでした。2.3歳の子となら、英語のコミュニケーションも楽だわ〜と。うう、きっと私の英語の語彙は、それ以下に違いないよ。
彼女は顔にボディペインティングを施していて、今はオオカミ。後で猫になるそうです。ニャー。お母さんとお姉ちゃんとで、フィンドホーン村のおうちに帰っていきました。 -
フィンドホーン村を歩いても歩いても、なかなか風景が変わりません。やっと海岸線が見える道路まで来たけれど、これまたいつまで歩いてもフィンドホーン財団の入り口が見えない。ここを歩いてゆけば、確かに正面玄関に行き着くことはわかっているのですが、どこまで歩けばいいのか見当がつかないので、どうにも不安なのです。
ゴールがわかっていて、どれぐらい努力すれば良いかわかっている時は、ゴール目がけて一直線、モチベーションも下がらないのですが、距離がわからないと、どうにも恐いってこと、いつもあるんですよね。
ゴールの見えない努力を続ける事って難しい・・・。 -
でも、途中に見えるB&Bがとても素敵で、時々は不安を忘れて撮影会に。本当にどこも素敵です。薪を焚いている匂いがして、人が住んでいる事が実感できました。この辺りに泊まってみるのもいいな。
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おや?人影が。
と思ったら、グループメンバーの一人でした。すぐそこに見える小さな建物で、フラワーエッセンスの先生と会っていたそうな。と、言うことは。
そこからフィンドホーンのパークに戻ることができました。ちょっと歩けば、馬のいるカランガーデンに出ます。正面まで行かなくても良くて、かなりほっとしました。帰りのバスに間に合わなかったらどうしようと、すごく不安だったのです。 -
馬のドーピーは杭に繋がれ、足下の草をはんでいます。ずーっと食べていて、こちらを見てもくれません。
また明日も会えるからと、ガーデンを抜けて急ぎ足でフェニックスショップへ。何しろ今日しかもう、買い物の時間は取れそうにありません。 -
パークの売店の機能をしているフェニックスショップでは、食材から衣料品、書籍にカード、他にもグッズが多種多様に展示即売されています。
ベジタリアンなフィンドホーンですが、ここではハムやソーセージも売っているし、絶対に菜食主義という訳では無いのだということがわかります。
お土産用にフラワーエッセンスをセレクト。でも難しい〜。自分のを選ぶだけで精一杯ですよ。
●JapaneseCherry
●SnowDrop
この二本かなぁ・・・。
相棒がレボリューションっていうボトルを買ったので、後で飲ませてもらいました。なんか元気が出る感じ? -
ロンドンのBOOTS(ドラッグストア)でも、レスキューレメディという、フラワーエッセンスが売られているほど、英国ではもう浸透しているのだけど、日本人的にはフラワーエッセンスって、まだ良くわからないところがあります。
香りには敏感なので、アロマテラピーなどはわかるのだけど。 -
オーガニックショップといっても、ちゃんとインスタント物もあるので、愛しているカスタードクリームの缶を購入。牛乳と砂糖を入れて熱を加えるとあら不思議!あっという間にカスタードクリームができあがる魔法の粉です。
日本にも業務用のカスタードクリーム粉末はあるんですが、なんかすごくケミカルで美味しくないんです。このちょっとオレンジがかった粉でないとね!
干しイチジクに、アンズ、調味料と・・・食べ物ばっかりだな。 -
何かカードを買おうと思っていたのですが・・・。ピンと来る物が無くてあきらめました。指輪物語のタロットがあって欲しいなぁ、と思いはしたのですが、いかんせん予算オーバー。さようなら〜。
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あんなに長いと思っていた滞在も、気がつくともう最終日になっていました。前半は時間の過ぎるのがとても遅く感じられ、自分からやってきたはずなのに、どこか心の中で「早く帰りたいな〜、ロンドン行きたいな〜」と思っていたのですが、時間が過ぎるのが加速するのに従って「もっとここに居たいなぁ」と感じるようになっていきました。
最初は本当に身体がしんどかったし、私の常としてなかなか環境に馴染めずうち解けられない、という硬い気持ちがようやくほぐれてきたのでしょう。我ながら本当に時間がかかるんだなぁ・・・と呆れるやらしょんぼりするやら。一年生(全部)の夏休みまでに、親しい友人ができた試しが無いんですから、そりゃあもう。 -
最終日のシェアリング(日本語直訳だと「分かちあい」と書かれるのですが、分け合うというよりも、皆で気持ちを共有する感じなのです。打ち明け話とか、腹を割って話すとか・・・)は、時間をかけて全員が感想を述べ合いました。
なかなか口を開けない人から、ついつい発表が長くなってしまう人まで様々です。でも誰一人として当たり前の話はありませんでした。一般化して話す事なかれ、という命題もあったからでしょうが、日常的に聞く「常識として」や「普通そうでしょう?」という言葉を使わないでいると、個性がはっきり見えてくる物ですね。
自分が、どう思っているか、という事を際だたせるには、良い方法だと思いました。 -
フォーカライザーに、素敵な詩を紹介してもらったり、最後にみんなでハグをしてみたり、ああ、これでおしまいなんだなぁ、という気分が盛り上がります。
でも、やっぱりハグは苦手な私。
かと言って断ることもできない私。
苦手というか、弱いのだよ。
相棒にいきなり寮の廊下でハグされた、18歳の夏からずっとこっち、よわよわです。秋葉原で肩を無造作に掴まれるのもダメダメ。接触されるとバリアが破れるのだ。
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