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9月9日(火)<br />ナポリ2日目:カポディモンテ絵画館&サンタキアラ修道院、サン・ドメニコ・マジョーレ教会、他<br /><br /><br />朝、目が覚めたら、体が重くて、まるでサンドバックにでもなったような気分です。<br />確かに、昨日はよく歩きました。それに対して、普段、ろくすっぽ外を出歩かない生活をしているものですから……。<br />このけだるさ、大学時代の水泳部の合宿を思い出します。あの時も毎朝毎朝、体にムチ打つように寝床から這い上がり、その上で練習を重ねることで、それまで溜まっていた疲れを無理矢理浄化したものでした。<br />おかげで、気分は否応無しにその頃に戻ります。いわく、あの踏ん張りを思い出せ!<br /><br />なにしろ、今日は、ナポリで一番の目当てのカポディモンテ美術館へ行くのですから。<br />イタリアのたいていの美術館・博物館は午後2時に閉まってしまうので、ゆっくり鑑賞したかったら朝一番に行くしかありません。バテている暇はないのです!<br /><br />カポディモンテ美術館の「カポディモンテ」とは「山頂」という意味です。その名のとおり、ナポリ市を囲む山の上にあります。ナポリ中心地のみの観光マップでは収まりきらず、矢印でしか示されていなかったりします。<br />カポディモンテへは、地下鉄もケーブルカーも通っていません(1997年9月当時)。バスかタクシーで行くしかありません。バスもタクシーも苦手意識がありましたので、できることなら避けたいと思っていました。<br /><br />しかし、あそこには、ティツィアーノの「ダナエ」や「マグダラのマリア」、ブリューゲルの「盲人の譬え」など、画集でおなじみの有名な絵画がたくさんあるのです。苦手なバスを使うことを差し引いても魅力余りあります!<br /><br />それに、ここでバスを制覇しておけば、ナポリ市内の移動手段がぐんと広がります。<br />だいたい、私は、これまでのイタリア旅行で、バスを使ったことがあるのです。恐れることはありません。<br /><br />というわけで、8時にはホテルを出ると、早速、駅前のバス停留所広場に向かいまいました。<br />そして、カポディモンテ行きのバスのナンバーをあらかじめガイドブックで調べた上で、案内所のおじさんに聞いてみました。<br />───これは、予備知識があればイタリア語も聞き取り易いという浅知恵もありましたが、ガイドブックの情報が必ずしも最新とは限らない、と用心してのことでもあります。<br />カポディモンテ行きのバスのナンバーはすぐに確認できました。<br /><br />ですが、なにしろ広いんですわ、この広場!<br />停留所が20以上集まっているうえに、私ときたら、ロータリーの外は広場に含まれていない、と端っから思い込んでしまったのです。<br />親切なおじさんたちに何度指さされても、目当てのバス停が全然目に入りませんでした。明後日の方向を見ていました。視界が狭い、というか、状況判断が悪いというか。<br />おかげで、同じような所を何度も何度もうろつくはめに……。<br /><br />ああ、さっきもここは回った、同じところをぐるぐるしている、見られてるに違いない、あの日本人、何やってるんだろうと思われているに違いない、ああ、みっともない、みっともない、イタリア人はまだしも日本人観光客にはこんなところを目撃されたくない……。<br /><br />などと思いながら必死に探すこと約20分、めざす番号のバスが目の前を走りぬけてくれたおかげで、やっと、目当てのバス停を見つけることができました。<br /><br />さて、苦労して乗り込んだバスは、中心部では、これまたナポリの悪評の一つとして定着している交通渋滞に巻き込まれましたが、カポディモンテ地区へ向かう坂道へ差しかかる頃には、交通量もぐんと減ったおかげで、スイスイ気持ちよく進みました。<br />途中、美術館への道を示す標識を目にしました。ああ、よかった、これで無事にたどり着く、と思いきや───。<br />やがて坂道は平らになり、いかにも郊外の閑静な街、という様相を呈し、そのうち道は下りになりました。<br />なんだか変だぞ、と思った時には、既に時遅し。<br />「美術館前で降りたいんですけど……」と近くの乗客に尋ねてみれば、気の毒そうな顔つきだけで、返事を聞く前に答えは一目瞭然です。<br />慌ててバスを降り、惨めな思いでバスで通った道を歩いて戻り、途中人に道を聞きつつ、やっと美術館のあるカポディモンテ公園に着くこと9時半。<br /><br />ところが、安心するのはまだ早かったのです。ヨーロッパの公園というのは、これまた、だだっ広いのですから。欝蒼と生い茂る木々が行く手を阻み、まるで森の中に迷い込んだよう。<br />しかも、めざす美術館は、まだ開館の1時間も前で入口が閉ざされていたうえに、「アンセルム・キーファー展」なんぞの垂れ幕が下がっていたため、違う美術館だと勘違いして通り過ぎてしまいました。<br />そのままあやうく、公園の反対側の門から出てしまうところでした。<br /><br />───とはいえ、カポディモンテ絵画館はもちろん、その後に入った特別展の「アンセルム・キーファー展」も、楽しむことができました。<br />展示されていたのは、高さが人の3倍はあろうかという巨大なキャンバスの、現代人の陰鬱な心をテーマにした寒々とした現代抽象画でしたが、ルネサンスからバロックを中心とする常設展を約2時間かけて鑑賞した後では、実に新鮮でした。

1997年秋のイタリア&チュニジア旅行20日間その2:ナポリ2日目

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1997/09/09 - 1997/09/09

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まみ

まみさん

9月9日(火)
ナポリ2日目:カポディモンテ絵画館&サンタキアラ修道院、サン・ドメニコ・マジョーレ教会、他


朝、目が覚めたら、体が重くて、まるでサンドバックにでもなったような気分です。
確かに、昨日はよく歩きました。それに対して、普段、ろくすっぽ外を出歩かない生活をしているものですから……。
このけだるさ、大学時代の水泳部の合宿を思い出します。あの時も毎朝毎朝、体にムチ打つように寝床から這い上がり、その上で練習を重ねることで、それまで溜まっていた疲れを無理矢理浄化したものでした。
おかげで、気分は否応無しにその頃に戻ります。いわく、あの踏ん張りを思い出せ!

なにしろ、今日は、ナポリで一番の目当てのカポディモンテ美術館へ行くのですから。
イタリアのたいていの美術館・博物館は午後2時に閉まってしまうので、ゆっくり鑑賞したかったら朝一番に行くしかありません。バテている暇はないのです!

カポディモンテ美術館の「カポディモンテ」とは「山頂」という意味です。その名のとおり、ナポリ市を囲む山の上にあります。ナポリ中心地のみの観光マップでは収まりきらず、矢印でしか示されていなかったりします。
カポディモンテへは、地下鉄もケーブルカーも通っていません(1997年9月当時)。バスかタクシーで行くしかありません。バスもタクシーも苦手意識がありましたので、できることなら避けたいと思っていました。

しかし、あそこには、ティツィアーノの「ダナエ」や「マグダラのマリア」、ブリューゲルの「盲人の譬え」など、画集でおなじみの有名な絵画がたくさんあるのです。苦手なバスを使うことを差し引いても魅力余りあります!

それに、ここでバスを制覇しておけば、ナポリ市内の移動手段がぐんと広がります。
だいたい、私は、これまでのイタリア旅行で、バスを使ったことがあるのです。恐れることはありません。

というわけで、8時にはホテルを出ると、早速、駅前のバス停留所広場に向かいまいました。
そして、カポディモンテ行きのバスのナンバーをあらかじめガイドブックで調べた上で、案内所のおじさんに聞いてみました。
───これは、予備知識があればイタリア語も聞き取り易いという浅知恵もありましたが、ガイドブックの情報が必ずしも最新とは限らない、と用心してのことでもあります。
カポディモンテ行きのバスのナンバーはすぐに確認できました。

ですが、なにしろ広いんですわ、この広場!
停留所が20以上集まっているうえに、私ときたら、ロータリーの外は広場に含まれていない、と端っから思い込んでしまったのです。
親切なおじさんたちに何度指さされても、目当てのバス停が全然目に入りませんでした。明後日の方向を見ていました。視界が狭い、というか、状況判断が悪いというか。
おかげで、同じような所を何度も何度もうろつくはめに……。

ああ、さっきもここは回った、同じところをぐるぐるしている、見られてるに違いない、あの日本人、何やってるんだろうと思われているに違いない、ああ、みっともない、みっともない、イタリア人はまだしも日本人観光客にはこんなところを目撃されたくない……。

などと思いながら必死に探すこと約20分、めざす番号のバスが目の前を走りぬけてくれたおかげで、やっと、目当てのバス停を見つけることができました。

さて、苦労して乗り込んだバスは、中心部では、これまたナポリの悪評の一つとして定着している交通渋滞に巻き込まれましたが、カポディモンテ地区へ向かう坂道へ差しかかる頃には、交通量もぐんと減ったおかげで、スイスイ気持ちよく進みました。
途中、美術館への道を示す標識を目にしました。ああ、よかった、これで無事にたどり着く、と思いきや───。
やがて坂道は平らになり、いかにも郊外の閑静な街、という様相を呈し、そのうち道は下りになりました。
なんだか変だぞ、と思った時には、既に時遅し。
「美術館前で降りたいんですけど……」と近くの乗客に尋ねてみれば、気の毒そうな顔つきだけで、返事を聞く前に答えは一目瞭然です。
慌ててバスを降り、惨めな思いでバスで通った道を歩いて戻り、途中人に道を聞きつつ、やっと美術館のあるカポディモンテ公園に着くこと9時半。

ところが、安心するのはまだ早かったのです。ヨーロッパの公園というのは、これまた、だだっ広いのですから。欝蒼と生い茂る木々が行く手を阻み、まるで森の中に迷い込んだよう。
しかも、めざす美術館は、まだ開館の1時間も前で入口が閉ざされていたうえに、「アンセルム・キーファー展」なんぞの垂れ幕が下がっていたため、違う美術館だと勘違いして通り過ぎてしまいました。
そのままあやうく、公園の反対側の門から出てしまうところでした。

───とはいえ、カポディモンテ絵画館はもちろん、その後に入った特別展の「アンセルム・キーファー展」も、楽しむことができました。
展示されていたのは、高さが人の3倍はあろうかという巨大なキャンバスの、現代人の陰鬱な心をテーマにした寒々とした現代抽象画でしたが、ルネサンスからバロックを中心とする常設展を約2時間かけて鑑賞した後では、実に新鮮でした。

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  • やっとのことでナポリのカポディモンテ絵画館(Museo di Capodimonte)に到着しました。<br />ナポリに来た一番目当てに、いよいよです。<br /><br />思ったよりスムーズにたどり着けなくてあたふたしましたが、それでも到着したのは9時半、まだ開館の1時間も前でした。<br /><br />クロークに「地球の歩き方」も預けてしまいましたが、知っている絵が目白押しで感激です。ティツィアーノの「ダナエ」、「マグダラのマリア」、ブリューゲルの「盲人の譬え」と「人間嫌い」、グイド・レーニの「アトランタとヒッポメネス」など、など。画集で見覚えがある絵のオリジナルかと思うと、感慨もひとしおです。<br /><br />ところが、途中で1人で見ていたおじさんが、画集で見たことがあるような有名な絵を指し示し、私に向かって勝手に解説を始めました。内心、知ってるからいいよ、と言いたくなりました。落ち着かなくて困りました。

    やっとのことでナポリのカポディモンテ絵画館(Museo di Capodimonte)に到着しました。
    ナポリに来た一番目当てに、いよいよです。

    思ったよりスムーズにたどり着けなくてあたふたしましたが、それでも到着したのは9時半、まだ開館の1時間も前でした。

    クロークに「地球の歩き方」も預けてしまいましたが、知っている絵が目白押しで感激です。ティツィアーノの「ダナエ」、「マグダラのマリア」、ブリューゲルの「盲人の譬え」と「人間嫌い」、グイド・レーニの「アトランタとヒッポメネス」など、など。画集で見覚えがある絵のオリジナルかと思うと、感慨もひとしおです。

    ところが、途中で1人で見ていたおじさんが、画集で見たことがあるような有名な絵を指し示し、私に向かって勝手に解説を始めました。内心、知ってるからいいよ、と言いたくなりました。落ち着かなくて困りました。

  • カポディモンテ絵画館の中庭に、巨大な骸骨の模型がありました。<br />いかに巨大であるか、通路を歩いているちっちゃな人影と比べてください。<br /><br />現代アートでしょうか。<br />指先から空に伸びている棒が、なにやら意味深です。

    カポディモンテ絵画館の中庭に、巨大な骸骨の模型がありました。
    いかに巨大であるか、通路を歩いているちっちゃな人影と比べてください。

    現代アートでしょうか。
    指先から空に伸びている棒が、なにやら意味深です。

  • 絵画館、それからでかでかと垂れ幕で宣伝されていた特別展「アンセルム・キーファー展」の鑑賞を終えた後、絵画館の建物の前に広がる公園(Parco di Capodimonte)を少し散歩することにしました。<br /><br />2本松が気に入りました。

    絵画館、それからでかでかと垂れ幕で宣伝されていた特別展「アンセルム・キーファー展」の鑑賞を終えた後、絵画館の建物の前に広がる公園(Parco di Capodimonte)を少し散歩することにしました。

    2本松が気に入りました。

  • カポディモンテ公園(Parco di Capodimonte)の椰子の木です。<br />奥の椰子の木には、やどり木か何かが巻き付いています。まるで服をまとっているようです。

    カポディモンテ公園(Parco di Capodimonte)の椰子の木です。
    奥の椰子の木には、やどり木か何かが巻き付いています。まるで服をまとっているようです。

  • カポディモンテ公園からナポリの町を見下ろせます。<br />ヴォメロの丘(Vomero)を中心に写真を撮りました。<br /><br />もやがかかっているためはっきりは見えませんが、サンテルモ城(Castel Sant\&#39;Elmo)とサン・マルティーノ修道院(Certosa di Martino)の輪郭が丘の上にうっすら見られます。<br />どちらも明日、行く予定です。

    カポディモンテ公園からナポリの町を見下ろせます。
    ヴォメロの丘(Vomero)を中心に写真を撮りました。

    もやがかかっているためはっきりは見えませんが、サンテルモ城(Castel Sant\'Elmo)とサン・マルティーノ修道院(Certosa di Martino)の輪郭が丘の上にうっすら見られます。
    どちらも明日、行く予定です。

  • カポディモンテ公園より、バロック教会のドームを中心に撮りました。

    カポディモンテ公園より、バロック教会のドームを中心に撮りました。

  • 午後は教会めぐりをしようと思いましたが、教会は長い昼休みに入り、開くのは4時です。商店も同じ頃、昼休みでみな閉まってしまい、街全体が閑散としています。<br />しかし、4時になると道沿いの商店がまた次々と開店準備を始め、にぎわいが戻ってきてホッとしました。<br /><br />写真は、サンタ・キアラ修道院へ向かう途中の坂道を下りるところで撮りました。<br />なかなか風情があって気に入った一画です。

    午後は教会めぐりをしようと思いましたが、教会は長い昼休みに入り、開くのは4時です。商店も同じ頃、昼休みでみな閉まってしまい、街全体が閑散としています。
    しかし、4時になると道沿いの商店がまた次々と開店準備を始め、にぎわいが戻ってきてホッとしました。

    写真は、サンタ・キアラ修道院へ向かう途中の坂道を下りるところで撮りました。
    なかなか風情があって気に入った一画です。

  • こちらも、なかなか風情があると思った一画です。<br />坂道というのは、それだけで何か惹きつけられるものがあります。<br />それに、松がちょこんと見えているのも、ツボです。

    こちらも、なかなか風情があると思った一画です。
    坂道というのは、それだけで何か惹きつけられるものがあります。
    それに、松がちょこんと見えているのも、ツボです。

  • 街を歩いていると、車の多さだけでなく、排気ガスがひどく、喉が痛くなりそうで閉口します。<br />ナポリに限らず、今まで旅行したことのあるイタリアの都市で、交通量の多いところではたいていそうでした。<br />日本車ほど排気のシステムが地球に優しくないのだと聞いたことがあります(1997年9月現在)<br /><br />道の両端にぎっしり駐車されています。<br />そしてナポリの治安の悪さを証明するかのように、このあたりを歩く現地のティーンエージャーですら、カバンを背中でなく前に背負っていました。

    街を歩いていると、車の多さだけでなく、排気ガスがひどく、喉が痛くなりそうで閉口します。
    ナポリに限らず、今まで旅行したことのあるイタリアの都市で、交通量の多いところではたいていそうでした。
    日本車ほど排気のシステムが地球に優しくないのだと聞いたことがあります(1997年9月現在)

    道の両端にぎっしり駐車されています。
    そしてナポリの治安の悪さを証明するかのように、このあたりを歩く現地のティーンエージャーですら、カバンを背中でなく前に背負っていました。

  • 教会めぐりは、サンタ・キアラ教会から開始しました。<br /><br />この教会本体は、火災の跡がとても痛々しかったです。<br />しかし、回廊の方は、予想以上に素敵でした。彩色陶器と柱による装飾がとても優しいかんじです。18世紀に作られたGiardino Rustico風だそうです。訳せば「田舎の庭」。急速に都市が発展し始めた時代、都市に住むようになった人間がかえって心の癒しを、自分たちが捨ててきた田舎に求めたということでしょう。<br />それは現代の私たちの方が、ますます必要としているものですね。<br /><br />写真は、サンタ・キアラ教会(Chiesa di S. Chiara)の回廊(Chiostro)です。<br />教会の裏手にありました。この美しいカラータイルの回廊こそが、サンタ・キアラ教会の見どころです。<br /><br />奥にサンタ・キアラ教会が見えています。14世紀のゴシックの教会です。

    教会めぐりは、サンタ・キアラ教会から開始しました。

    この教会本体は、火災の跡がとても痛々しかったです。
    しかし、回廊の方は、予想以上に素敵でした。彩色陶器と柱による装飾がとても優しいかんじです。18世紀に作られたGiardino Rustico風だそうです。訳せば「田舎の庭」。急速に都市が発展し始めた時代、都市に住むようになった人間がかえって心の癒しを、自分たちが捨ててきた田舎に求めたということでしょう。
    それは現代の私たちの方が、ますます必要としているものですね。

    写真は、サンタ・キアラ教会(Chiesa di S. Chiara)の回廊(Chiostro)です。
    教会の裏手にありました。この美しいカラータイルの回廊こそが、サンタ・キアラ教会の見どころです。

    奥にサンタ・キアラ教会が見えています。14世紀のゴシックの教会です。

  • サンタ・キアラ教会(Chiesa di S. Chiara)の回廊(Chiostro)です。<br />ちょっと逆光になってしまってあしからず。<br /><br />この回廊が見どころだと意識せずに教会を見学していたものですから、ふらっと裏手に回ったら見事な回廊があって、とても驚きました。<br /><br />第二次大戦中に破壊されましたが、修復されています。<br />柱だけで屋根がないのはもともとでしょうか。

    サンタ・キアラ教会(Chiesa di S. Chiara)の回廊(Chiostro)です。
    ちょっと逆光になってしまってあしからず。

    この回廊が見どころだと意識せずに教会を見学していたものですから、ふらっと裏手に回ったら見事な回廊があって、とても驚きました。

    第二次大戦中に破壊されましたが、修復されています。
    柱だけで屋根がないのはもともとでしょうか。

  • サンタ・キアラ教会(Chiesa di S. Chiara)の回廊(Chiostro)にて。<br />ベンチの美しいタイルの模様にフォーカス。

    サンタ・キアラ教会(Chiesa di S. Chiara)の回廊(Chiostro)にて。
    ベンチの美しいタイルの模様にフォーカス。

  • ナポリのベネディット・クローツェ通り(Via Benedetto Croce)です。<br />サンタ・キアラ教会前の通りです。<br />サンタ・キアラ教会からサン・ドメニコ・マッジョーレ教会へ向かう途中で見かけました。<br /><br />こここそ、昨日求めたナポリの下町、スパッカ・ナポリ(ナポリをまっぷたつという意味)らしい風情で、路地の両端の建物にわたって洗濯物が干されていました。<br /><br />もっとも、実際にスパッカ・ナポリと呼ばれているのは、ダンテ広場とカリタ広場の中間あたりから中央駅方向に入る道なので(その道でナポリがまっぷたつ、という意味)、ここはスパッカ・ナポリではないようです。

    ナポリのベネディット・クローツェ通り(Via Benedetto Croce)です。
    サンタ・キアラ教会前の通りです。
    サンタ・キアラ教会からサン・ドメニコ・マッジョーレ教会へ向かう途中で見かけました。

    こここそ、昨日求めたナポリの下町、スパッカ・ナポリ(ナポリをまっぷたつという意味)らしい風情で、路地の両端の建物にわたって洗濯物が干されていました。

    もっとも、実際にスパッカ・ナポリと呼ばれているのは、ダンテ広場とカリタ広場の中間あたりから中央駅方向に入る道なので(その道でナポリがまっぷたつ、という意味)、ここはスパッカ・ナポリではないようです。

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