バスク地方の美しい村、アルカング

2005/12 - 2005/12

ボルドーからバスク地方へは、車で２時間半あれば行けます。

今回はバイヨンヌ、ピアリッツなどの仏バスクの小都市から
少し内陸に入った小さな村、アルカング(Arcangues)に行きました。
内陸といってもバイヨンヌから５キロくらい。しかし、交通の便は悪く
ビアリッツからタクシーに乗るほかはないのが難です。

フランス人はバスクが大好き。バスクは雨が多いので、自然が青々としていて、始めて行ったときはスイスに似ているなあ、という印象を持ちました。起伏のある地形で変化に富んでいます。近くにピレネー山脈が見えるのがなんともいえません。

山に囲まれ、海が近くにあるバスク地方の風景は、日本人にとってほっとするものがあります。
小さなアルカング村は、中央広場にすべてが集中しています。役場、教会、など。後は住宅(すてきな家が多い)、そして何より素晴らしいゴルフ場ができてから、観光地として知られるようになりました。

エリア フランス

これは、村の広場からゴルフ場を見下ろしたところ。

起伏のはげしいアルカング村には、多くの別荘が建てられています。

大分まえから、バスクは不動産ブームになっていて、バスク地方で
別荘をもっているなんて、かなりのステータス。

ここが役場の建物。絵のように可愛い。

役場から１分のところに花がいっぱいの小さな墓地が
あります。こんなきれいな墓地はみたことがないほど。そこにアルカング出身の歌手、ルイス・マリアーノのお墓があり、花が絶えたことがないとか。

墓地の一角。

ゴルフ場の周囲というか、繋がっているのですが、別荘とかホテルがあります。貸別荘もあるので、いつか借りたい！

これがカソリックの教会？と思えないほど、装飾的な教会。第一、内装は木。赤などかなり強い色使い。
1516年建立の、この小さな村の教会は、カソリック教会ではあるものの
バスク独特のモチーフで飾り付けられた、典型的な田舎の教会、ということです。
偶然出会った神父さんは、このごろは教会の宝を盗むことが多くなって、ミサ以外の時は教会をしっかりと閉めておくそう。

教会のお宝の盗難はフランス全土の教会の問題になっています。

近くにAuberge de Chapeletというレストランがあり、私達はここで食事をしました。
バスク料理もある感じの良いフランスレストランです。それに高くないし。