2006/02/20 - 2006/02/20
142位(同エリア237件中)
enyasuさん
- enyasuさんTOP
- 旅行記528冊
- クチコミ77件
- Q&A回答3件
- 1,087,004アクセス
- フォロワー12人
2006年2月21日(火)、延辺日中文化交流センターの友人の誘いを受け、NEANET及び琿春市人民政府主催による第二回琿春国際フォーラムに参加しました。
テーマ
『図們江輸送回廊の活性化と日本海横断航路開設に向けた取り組み』
NEANET
http://www17.ocn.ne.jp/~neanet/index.html
琿春市人民政府
http://www.searchnavi.com/~hp/hunchun/
延辺日中文化交流センター
http://yanbian.fan-site.net/index.htm
会議の前日は龍井市の中朝国境橋、三合口岸を視察しました。
三合口岸(国家2類)
龍井市三合鎮/咸鏡北道会寧市(会寧口岸)
1930年口岸設置。橋は1941年1月に竣工。 解放後は1950年前後に口岸業務を開始。
写真は望江閣から見下ろした北朝鮮の会寧口岸です。
PR
-
琿春国際フォーラムに参加する大多数の方は19日(日)、白山ホテルに宿泊しました。
このホテルの近くには -
延辺日報(白い建物)や
-
中国共産主義青年団延辺朝鮮族自治州委員会 (ホテル正面)があります。
-
琿春に向う前に、龍井市にある三合口岸を視察します。
-
20日(月)
9:30 ホテル出発
9:41 龍延収費駅(バイパスの料金所)
9:46 熊牧場(左手)
9:50 龍門橋(龍井市内に入る橋)
9:54 龍井起名井戸、間島旧日本総領事館跡
龍井市は人口約26万、そのうち朝鮮族は67%を占めています。中朝国境線は143kmです。 -
10:00 龍三収費駅(写真)
バイパスに入ります。
この道は2002年6月に開通し、ここから三合鎮までは48.8kmです。総投資額は1.2億元です。 -
バイパスはとてもいい道路でした。
40フィートコンテナを積んだトラックも充分通ることができます。
10:01 白金への標識
10:02 左手に大きな岩
10:03 長財
10:04 明東 尹東柱生家があります←◎観光地
民族詩人 尹東柱の生家
尹東柱は1917年、北間島の龍井智新鎮明東村(現在の龍井市郊外)に生まれました。
1941年12月に延禧専門学校(韓国ソウル延世大学)を繰上げ卒業。その記念に朝鮮語詩集『空と風と星と詩』の原稿をまとめ出版しようとしましたが、当時は朝鮮語が禁止されており断念。
1942年2月来日。立教大学、同志社大学に留学。
1943年7月14日、「治安維持法違反」の疑いで逮捕され、1945年2月16日、福岡刑務所で獄死。詩集は1948年ソウルで初版が刊行され、今では韓国の教科書にも登場する「民族詩人」として知られています。
10:05 明南、英岩洞
10:09 智新方面入り口 右方向
10:11 鹿場
10:23 旧道との交差点
10:27 開山屯方面入り口 左方向
10:28 菲田
10:29 勝地
10:30 勝績
10:31 海関or三合への表示 -
10:32 三合橋付近に到着
-
“伊通酒精廠駐三合口岸事務所”という垂れ幕がありました。
-
この辺りで写真を撮りました。
-
図們江です。対岸は北朝鮮です。
-
三合橋
-
この橋の近くには中国石油のGSがあります。
-
天佛指山(1265メートル)と呼ばれる山から流れ出る水が川(写真)となり三合地域の図們江へと流れ込みます。
遠くに見える橋を左へ直進すると三合口岸です。現在立っているこの道を進んでも口岸にたどり着けます。 -
図們江上流方面
運転手さんの話(山間に見える畑を指しながら)
北朝鮮側には平地が少なく、山の傾斜面でも“とうもろこし”を栽培します。しかし水が少ない中で栽培するため、刈り入れされるとうもろこしもとても小さいものとなるそうです。そうした作物を食べる対岸に住む農民はとても貧しい生活をしているそうです。
各自写真を撮った後は、バスに乗りここから3分ほどの目的地 -
10:42 三合口岸 着
龍井市には三合鎮にあるこの口岸(国家2類)の他に開山屯口岸(国家2類。龍井市開山屯鎮。対岸は北朝鮮咸鏡北道穏成郡三峰区・三峰口岸)もあります。 -
三合税関の建物
この先を進むと -
国境橋へと繋がります。
-
荷物を満載したトラック
ここから北朝鮮清津港までは87キロです。 -
口岸前では
-
徒歩で橋を渡るのでしょうか、荷物を整理している地元の人
しばらくすると口岸職員が登場し我々に向って
『こらっ、写真を撮るな!あなた達はどこから来たんだ。』
ということで撤収 -
バスの停車している方面へ
この口岸のあたりは -
山
-
山に囲まれています。
-
三合辺防検査駅の建物
-
10:53 口岸出発
この後、川沿いを少し上流に向け走ってみることにしました。口岸にたぶんあと10分もいたら誰かが来て大変なことになっていたかも・・・
あわてて出発 -
図們江上流に向うということで先ほど国境橋をくぐります。
橋の手前、先ほど口岸職員から注意を受けた建物が右手に。
私はこの時、さきほどの職員や国家○全○の人達が後ろから追いかけてくるのではないかとびくびくしていました。 -
上流に向うと川幅が狭く
-
この幅ですとすぐ向こう(北朝鮮側)に行けます。
しかし考えてみると国境橋の長さが数百メートルあり、写真の川の他に橋の下には他の川も見えるので、これらの小さな川全体を図們江として考えるのなら国境線はこの地点より100メートルは北朝鮮寄りと考えるのが自然です。今度調べて見たいと思います。 -
車を下流方向へ走らせ、橋の見える場所で下車
-
対岸を北朝鮮と仮定し
-
10:55 記念撮影
-
この後、山の上から国境橋を見ることにしました。
11:02 この地点を出発 -
11:04 橋付近を通過
-
山へ登る入り口は口岸から1分もしないところにあります。道路も舗装されているのですが、雪が残り路面が凍っている所も多く、運転手さんは慎重に運転していました。
三合は松茸の産地としても有名な所です。 -
11:10 望江閣(展望台)に到着
-
北朝鮮咸鏡北道会寧市 会寧口岸です。
会寧の歴史を見ると1592年7月23日加藤清正が会寧を攻め、二人の王子(臨海君と順和君)を捕らえたという記録があります。 -
前方から大きな川が図們江(手前の川)に流れ込んでいるのが確認できます。
-
遠くに煙を出す工場が見えます。
-
図們江上流方面
川沿いに道が走っているのが見えます。本当に見晴らしがいいところです。 -
会議参加者の皆さん いい眺めだなあ〜
-
ふとみると何か電柱らしきものが
-
監視カメラがついていました。
運転手さんの話によると北朝鮮側から越境してくる人を監視するためのものだそうです。 -
皆さん満足してバスの方に戻ります。
-
11:22 山頂出発
次の目的地は延吉市内(ここから約1時間10分)、そこで昼食です。
『NEANET 図們江輸送回廊 ? 延吉→図們→琿春』へと続く
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
中国 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
45