サイパン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
「中国の春節(旧正月)の休みにはどこに行こう?」<br />「ニュージーランド?それとも…?」<br /><br />なんて話していたら、春節直前の時期に旦那がオーストラリア出張決定。<br />初めは、そのままニュージーランドで落ち合おうか、の案も出たけど、<br />「いや、やっぱり一旦は帰って来ないと…。それからまたニュージーランドは…、う〜ん…。」<br /><br />残された共通の希望は、暖かい所+そんなに遠くない所。<br />地図を眺め、航空便の状況もあれこれ確かめ、最終決定はサイパン、グアム。<br />うん、ここなら海だけじゃなく、知っているようでよく知らない北マリアナ諸島の歴史の跡もこの目で確かめられる。<br /><br />という訳で、春節を前にした上海を飛び立ったSUR SHANGHAIとその旦那。<br />そこで見て来たサイパン、グアム、テニアンの光と影を日を追って記録しておきたいと思います。<br />これはそのサイパンでの一日目。<br /><br />表紙の画像は、HYATT REGENCY SAIPANの中庭から見た夕暮れの光と影<br />

★南の島の光と影(1)サイパン北部

9いいね!

2006/01/27 - 2006/01/27

1085位(同エリア2914件中)

4

29

SUR SHANGHAI

SUR SHANGHAIさん

「中国の春節(旧正月)の休みにはどこに行こう?」
「ニュージーランド?それとも…?」

なんて話していたら、春節直前の時期に旦那がオーストラリア出張決定。
初めは、そのままニュージーランドで落ち合おうか、の案も出たけど、
「いや、やっぱり一旦は帰って来ないと…。それからまたニュージーランドは…、う〜ん…。」

残された共通の希望は、暖かい所+そんなに遠くない所。
地図を眺め、航空便の状況もあれこれ確かめ、最終決定はサイパン、グアム。
うん、ここなら海だけじゃなく、知っているようでよく知らない北マリアナ諸島の歴史の跡もこの目で確かめられる。

という訳で、春節を前にした上海を飛び立ったSUR SHANGHAIとその旦那。
そこで見て来たサイパン、グアム、テニアンの光と影を日を追って記録しておきたいと思います。
これはそのサイパンでの一日目。

表紙の画像は、HYATT REGENCY SAIPANの中庭から見た夕暮れの光と影

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
レンタカー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 深夜サイパンに到着した二人は、この日はお昼近くに行動開始。<br /><br />南北に細長いサイパン島。<br />この日は北側の景勝地や戦跡を訪ねることに。<br /><br />ここは島の北端を太平洋側に回りこんだ所にあるグロット。ダイビング・スポットらしいけど、そこを陸から下りて眺める。<br /><br />右手の暗い部分がそのスポット。<br />光の加減では深い青を見せてくれるけど、この画像では翳ってしまった。

    深夜サイパンに到着した二人は、この日はお昼近くに行動開始。

    南北に細長いサイパン島。
    この日は北側の景勝地や戦跡を訪ねることに。

    ここは島の北端を太平洋側に回りこんだ所にあるグロット。ダイビング・スポットらしいけど、そこを陸から下りて眺める。

    右手の暗い部分がそのスポット。
    光の加減では深い青を見せてくれるけど、この画像では翳ってしまった。

  • グロットから更に1kmちょっと先のバード・アイランド(別名は月見島)を眺められる展望所。<br /><br />珊瑚礁に砕ける白い波頭と青のグラデーションがきれい。

    グロットから更に1kmちょっと先のバード・アイランド(別名は月見島)を眺められる展望所。

    珊瑚礁に砕ける白い波頭と青のグラデーションがきれい。

  • 日本の松とは違って、葉が垂れるくらいに長い松の緑と太平洋の青の取り合わせ。

    日本の松とは違って、葉が垂れるくらいに長い松の緑と太平洋の青の取り合わせ。

  • ガラス玉を覗き込んでいるような、青と緑の入り混じったこの色。

    ガラス玉を覗き込んでいるような、青と緑の入り混じったこの色。

  • 暑過ぎずいい天気。<br /><br />そよぐ松葉、無限の青。

    暑過ぎずいい天気。

    そよぐ松葉、無限の青。

  • ここは島の北端、マッピ山のスーサイド・クリフ。<br /><br />第二次世界大戦末期、追い詰められた日本軍はここから投身自殺をした。<br />ここは青い海や空とは打って変わったサイパン島の影の部分を思わせる。<br />その断崖には多くの慰霊碑が建っていた。

    ここは島の北端、マッピ山のスーサイド・クリフ。

    第二次世界大戦末期、追い詰められた日本軍はここから投身自殺をした。
    ここは青い海や空とは打って変わったサイパン島の影の部分を思わせる。
    その断崖には多くの慰霊碑が建っていた。

  • マッピ山の断崖の高さは約250m。<br />これもまた多くの人たちが投身自殺をしたバンザイ・クリフ(画像右の海に落ち込む崖)方向を眺めてみる。<br /><br />柵の向こうの風景は何事も無かったように輝いているのがうら悲しい。

    マッピ山の断崖の高さは約250m。
    これもまた多くの人たちが投身自殺をしたバンザイ・クリフ(画像右の海に落ち込む崖)方向を眺めてみる。

    柵の向こうの風景は何事も無かったように輝いているのがうら悲しい。

  • 慰霊碑が立ち並ぶあたりに咲いていた赤い花。<br /><br />青い空、白い雲。<br /><br />この世界が平和になりますように。

    慰霊碑が立ち並ぶあたりに咲いていた赤い花。

    青い空、白い雲。

    この世界が平和になりますように。

  • 慰霊碑の一つ。<br /><br />これらの人々の犠牲が未来への教訓となりますように。

    慰霊碑の一つ。

    これらの人々の犠牲が未来への教訓となりますように。

  • マッピ山を下りる道。<br /><br />珊瑚礁に囲まれた部分がよく分かる海の色。

    マッピ山を下りる道。

    珊瑚礁に囲まれた部分がよく分かる海の色。

  • マッピ山の麓にはラスト・コマンド・ポスト(最後の司令部跡)がある。<br /><br />その周辺にはまた多くの慰霊碑や戦争に使われた武器の残骸が残されていた。

    マッピ山の麓にはラスト・コマンド・ポスト(最後の司令部跡)がある。

    その周辺にはまた多くの慰霊碑や戦争に使われた武器の残骸が残されていた。

  • 大きな岩の基部に造られた司令部への入り口。<br /><br />入り口そばには機関銃を取り付けた跡なども残る。

    大きな岩の基部に造られた司令部への入り口。

    入り口そばには機関銃を取り付けた跡なども残る。

  • 内部はこんな感じ。<br /><br />このコンクリートの柱もそのうちに崩れ去ってしまうのか。<br />でも、戦争の歴史や記憶は消え去らないでほしい。

    内部はこんな感じ。

    このコンクリートの柱もそのうちに崩れ去ってしまうのか。
    でも、戦争の歴史や記憶は消え去らないでほしい。

  • 重苦しい気持ちになって出て来たSUR SHANGHAIを慰めてくれた赤いブーゲンビリアの花。

    重苦しい気持ちになって出て来たSUR SHANGHAIを慰めてくれた赤いブーゲンビリアの花。

  • 司令部跡そばにある野晒しの戦車。<br /><br />これが実際に使われたとはすぐに想像できない。

    司令部跡そばにある野晒しの戦車。

    これが実際に使われたとはすぐに想像できない。

  • 草木の中にそのうちに埋もれてしまうのだろうか。

    イチオシ

    草木の中にそのうちに埋もれてしまうのだろうか。

  • 戦車の部分。<br /><br />今は明るい日の光の中にあるけれど…。

    戦車の部分。

    今は明るい日の光の中にあるけれど…。

  • 最後の司令部跡からバンザイ・クリフに移動。<br /><br />スーサイド・クリフと違ってここは海に面した断崖。<br />ここにも平和を願う碑が数多い。

    最後の司令部跡からバンザイ・クリフに移動。

    スーサイド・クリフと違ってここは海に面した断崖。
    ここにも平和を願う碑が数多い。

  • ここでも多くの人たちが自決した、という歴史がなければ美しい眺めと言えるけど…。

    ここでも多くの人たちが自決した、という歴史がなければ美しい眺めと言えるけど…。

  • バンザイ・クリフから下を覗き込む。<br /><br />青い波が絶えず打ち寄せては泡立つ。

    イチオシ

    バンザイ・クリフから下を覗き込む。

    青い波が絶えず打ち寄せては泡立つ。

  • ホテルへ戻る途中で見た、突堤のある風景。<br /><br />

    ホテルへ戻る途中で見た、突堤のある風景。

  • 静かに心をなだめてくれる海と空。

    静かに心をなだめてくれる海と空。

  • ホテルに帰ってビーチに出てみれば、もう夕暮れも近い時刻。<br /><br />

    ホテルに帰ってビーチに出てみれば、もう夕暮れも近い時刻。

  • 夕映えの中のシルエット。

    夕映えの中のシルエット。

  • ああ、もう日も沈む。

    ああ、もう日も沈む。

  • 今日はサイパンの歴史も見てきてくれたんだね。<br /><br />と、語りかけてくれるような風情。

    イチオシ

    今日はサイパンの歴史も見てきてくれたんだね。

    と、語りかけてくれるような風情。

  • そろそろ部屋に戻ろうか。<br /><br />足元を見ればシダや木の枝の影。

    そろそろ部屋に戻ろうか。

    足元を見ればシダや木の枝の影。

  • 風の加減で明るくなったり暗くなったりする足元の景色。

    風の加減で明るくなったり暗くなったりする足元の景色。

  • エレベーター・ホールの彩り。<br /><br />今日は体よりも心が疲れた日だったね。<br />でも、これでサイパンを少しは知ることが出来たね。<br /><br />明日もサイパンの歴史の跡を見てみよう!<br /><br />

    エレベーター・ホールの彩り。

    今日は体よりも心が疲れた日だったね。
    でも、これでサイパンを少しは知ることが出来たね。

    明日もサイパンの歴史の跡を見てみよう!

9いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (4)

開く

閉じる

  • kioさん 2006/02/10 21:23:06
    サイパン・・・
    美しい海岸線と紺碧の海、
    激しい戦から60年以上を経てもこの島では
    朽ちた戦車の残骸や戦跡の数々を至る所で観る事が出来ますね。

    娘が就学する前に家族で出掛けた事があります。
    マハニャガ島に渡る船の底の一部がグラスになっていて
    海底に沈む、朽ちた船や戦闘機を観た時、その様に胸を衝かれ
    思わず目を閉じて手を合わせずにはいられませんでした。

    SUR SHANGHAI

    SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/02/11 23:34:57
    RE: サイパン・・・
    サイパンに限らず、美しい風景に出会うと、
    「この尋常ならざる美しさの影には何かがあるのでは?」と思う私です。
    この世のものではないような悲劇とか、歴史とか…。

    と言ったら、≪桜の木の下には死体が…≫の読みすぎ、でしょうか?
    美しさの影に潜む怖さ、と言うか…。

    私が言うと怪談めいてくるので、止めておきますよん。(^○^)
  • RiEさん 2006/02/09 17:19:22
    こんなに碧ぃ海はじめて見ました(^o^)丿
    SUR SHANGHAIさん こんにちわ♪

    バンザイ・クリフから下を覗き込んだ海は悲しぃほど綺麗ですね★★★
    ただただ・・・美しさに感動してしまぃマシタ(*^_^*)
    拭いきれなぃ過去を消すことは出来ないけど、この海の碧さは歴史と一緒に私の胸に残って忘れることはナイと思ぃます。





    SUR SHANGHAI

    SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/02/09 23:16:46
    RE: こんなに碧ぃ海はじめて見ました(^o^)丿
    お久しぶりで〜す。(^o^)丿

    サイパンを含む周辺の島々は、周辺の海の美しさを光とすると、戦争の歴史がその影、という印象でした。
    この海の青さの美しさに悲しくなるのはそのせいかも知れませんね。

    心をブルーにする不思議な魔力を持った青、なんて言ったらちょっと気取り過ぎ、かな。(^○^)

SUR SHANGHAIさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

北マリアナ諸島で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
北マリアナ諸島最安 549円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

北マリアナ諸島の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP