2005/12/21 - 2005/12/22
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night-train298さん
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カステロ・ヴィデは、温泉もある保養地らしく、ホテルの値段も高めだった。
その中で小さくて安そうなホテルを探した。それでも内容は良く、一流ホテルにも負けない広々した美しい部屋とバスルームだった。
まずは肝心のマルヴァオンまでの行き方を調べることにする。
ホテルのおばさんは、町の地図をくれて、バス停を教えてくれるが、時間はわからないので、バス停に貼ってあるかもしれないよと言うので、確かめに行くことにした。
地図に書き込んでもらっている時から、このホテルの場所さえ分からない様子で、おばさんが指すバス停の場所は疑惑の固まりだった。
案の定そこには何もなく、。大きなホテルの人にもう一度教えてもらったが、時刻はわからないという。たぶん8時と9時のバスがあるということ。
他にもバルやお店の人を捕まえては聞きまくったが、誰に聞いてももわからず、バス停にも何もなく、インフォメーションは閉まっていいるし、お手上げ状態だった。
とりあえず、バスは朝の便しかないらしいということだけがなんとなくわかった。
私がポルトガルに来て、いつも不安に思うのは、人々がほんと〜〜〜〜〜に、「いい加減」だから。『良い加減』は好きだし、私もそうだから「いい加減」という言葉がそんなに悪い言葉だとは思っていない。
スペインもそんなところはある。でも、スペインのそれは、私が愛せる範疇にあるのだけど、ポルトガルでは、真面目な顔してそれをやられるので、八方ふさがりな気持ちになってしまうのだった。
つまりは気分がとても落ち込むのである。
悪気があるとは思えないけど、昨日のリスボンのインフォメーションのおばさんも、ちょーいい加減。それを信じてここに来ちゃったことにすら後悔してしまう。
仕方ない。今夜はゆっくりお風呂に入って、荷造りをしておいて、八時前に散歩に行き、バス停をチェックしたり、町を少し見学して、朝食が始まる8時半に戻ってきて、荷物を取って9時のバスに間に合うようにホテルを出よう。
朝は3時から目が覚めてしまい、また日程計画をたてる。
何しろクリスマス休暇という壁以前に、この辺りの交通は、実に不便なのだ。
今日果たしてマルヴァオンに行けるのか?行程はあらゆることを考えて、書いては消し、あらゆる可能性を考慮して結局頭を抱える。
列車の時刻表をじ〜っと見ていたら、とても複雑な方法だけど、なんとか光が差してきた。最悪の場合でも、23日までにメリダかカセレスに入れそうだった。
こんな複雑な行程を考えちゃう私って、旅の天才ではないか!自分の才能にひたすら感動した。
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カストロ ウ゛ィデ
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12月22日 マルヴァオンへ。そして・・・
7時半にホテルを出た。
といっても、一時間しかない観光タイム。
まずバス停の回りを視察。何もヒントなし。
少し町を歩く。お城もあるし、町並みもきれいだった。
8時になったので、バス停にもう一度行ってみるが、変わったところはない。
インフォメーションが開けばいいと思い、しばらく待ってみたが、そりゃあ早すぎる。
一度ホテルに戻り、朝食を食べることにした。
全く期待していなかったここの朝食は、カフェオレとパンにチーズ、ジャムだけだったが、どれもとびきり美味しく、特に自家製ジャムがおいしい!
色はきれいなオレンジ。とろっとしていてさっぱりとした甘さ、普段はジャムをつけない私が、このジャムとおいしいパンのお陰でたくさん食べてしまった。
これはベリー類じゃないよなぁ。色が違う。
『!』閃いたのが「柿」だった。柿は最近ヨーロッパではメジャーで、一般的に食べられているからだ。
給仕のお姉さんが、おかわりのカフェオレを持ってきてくれた時に、これは何のジャムか聞いてみた。
英語はあまり得意ではなさそうだったが、説明してくれる。
しかし、そのおねえさんの答えは「チェリー」!!!ありえな〜〜〜〜〜い!
いくら英語ができなくたって、それはないだろおおおお!
あ〜っ、また「いい加減」な答えにうんざりするとともに、そのお茶目ぶりに微笑ましくも思えてきた。 -
マルウ゛ァオンの村に入る。
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荷物を持ってバス停に行く。そこに女性が待っていたので聞いてみた。
バス停はここでいいという。
しばらく待っていたら、三人組の少年がきて、マルヴァオン行きのバスはここに来ないという。親切である。
でも、途方にくれてしまう。もう一度インフォメーションに行ったがもちろんまだ開いていなかった。
昨日町に着いた時のバス停に行ってみると、一台のバスが止まっていた。
バスの運転手さんなら何かを知っているかもしれない。
すると、このバスに乗れという。
まさかこのバス?行き先が違うけど・・・。
もうどこにでも連れていってくれ〜!という気持ちでバスに乗り込んだ。
しばらく行くと、運転手さんがここだと言う。何もない場所だった。
どうやらここで乗り換えろというのらしい。
時計を指し、30分後にはバスが反対方向から来るのだという。
どうやら本当にマルヴァオンに行けそうだ。
近くにカフェがあったが、心配なのでずっとバス停で待っていると、言われた時間が近くなった頃、ほかに二人の客が出現。
ほぼ時間通りにバスが来て、さっき買った切符を見せただけで良かった。
本当にマルヴァオンに行けるのだ!距離にしたら、近い。それでも夢のように思えた。
マルヴァオンに近付くと、道はどんどん登りになり、村はその頂上にあった。
鷹巣村なのだ。
今回は、スーツケースとリュック。かなり荷物の量が多い。
道はきれいな石畳。それを荷物と共に登るのは、なかなかの苦行でもあった。
しかも目指すインフォメーションは山の頂上にあった。
幸いここのインフォメーションの女性は信頼のおける人物で、ここで何でも聞いておくことにしよう。
まず、隣のスペイン領の村に行くにはタクシーしかない。(当然だと思う)おばさんが電話で呼んでくれるという。
だから、今日ここを見た後、三時頃タクシーで移動しよう。時間は充分あるし、インフォメーションが再び開く時間でもある。
そして、素晴らしい情報が手に入ったのである。
それは隣村からカセレス行きの直行バスがあるというのだ。バス会社に電話して、時刻も調べてくれた。以前はなかったはずだ。しかし列車の便が以前より悪くなっていたのを調べて知っていたので、疑問に思っていた。公共交通機関がないなんて、孤立してしまうのではないかと。
その村の名前は「バレンシア・デ・アルカンタラ」。以前は国境駅だったが、今やその意味もなくなり24時間を通しても一日一度しか使われないような駅になっていた。(以前は上下二本づつ、計4回止まった)
また、ポルトガル側で、スペインの情報が入るというのも意外だった。
しかも23日までなら一日3本の便があり、24日も朝に一便あるという。
明日は23日。午後の便でカセレスまで行ければ、その日のうちに銀の道の歩きを再スタートする地点の近くまで行けるかもしれない。少なくとも、タクシーを使えば24日には着くだろう。理想的だった。
今朝のバスから急に、八方ふさがりだった私の将来が開けてきた。
しかもここで荷物を預かってくれるという。古今せちがらい世の中、大きな町のインフォメーションでは爆発物の危険性から、気軽に預かってもらえなくなった時代に、なんとうれしいことか。 -
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すっかり満足げに戻ろうと、城壁を歩いていた時、下に東洋人らしき二人組の女性を発見。
こんなところで!?
私は思いきって上から声をかけた。すると日本人だという。
こちらから、すぐそばの階段を降りようとしたが、足がすくむ。向こうから上に登ってきてもらうことにした。
彼女たち二人は、コインブラで一年留学しているということで、一時間以上長くそこであれこれ話をした。
彼女たちによると、コインブラも寒く、暖房がないとか、同居人がおもしろく、ポルトガル人の「いい加減」さの話になると、私よりもっと実害を受けているから、苦労話もたくさん出てきた。それでも彼女たちはとてもポルトガルを愛しているようだったし、受け入れているようだった。
私が話すことも、笑ってくれるので、調子に乗って、しゃべりまくった。
そういえばアムステルダム以来日本語はもちろん、英語でも会話をしていなかった。
とても感じのいい女性たちだった。 -
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インフォメーションの親切な女性
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下から全貌を眺める
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カフェでコーヒーを飲んで絵はがきを書く。
ちょうどいい時間になったので、インフォメーションに戻ってタクシーを呼んでもらった。
その際、途中村を離れる時に、村全体が見える場所でカメラタイムを取ってもらうよう、通訳してもらった。
運転手さんは無口であったけれども、約束通り、下から村全体が見える場所で二度ほど止まってくれ、写真を写すことができた。
さあ、ここから28kmでスペイン側の村なのだ。
さようなら、ポルトガル!またきっと近いうちに会いにくるからね!!!
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この旅行記へのコメント (2)
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- いたさん 2006/02/07 20:16:22
- 不安そうで
- 不安そうで、楽しそうですね。私もポルトガルに行ってみたくなりました。
しかし、結構いい加減な方が多いとは知りませんでした。
- night-train298さん からの返信 2006/02/07 23:34:32
- いたさん、はじめまして!
- ポルトガル、特にリスボンは大好きな都市です。
いつも海のように大きなテージョ川からさわやかな風が吹いて、キラキラしているんです。
あっ、すみません!「いいかげんな・・・」というのは誤解を生みますね。
それがもしかしたら、最初は悩ましいことかもしれませんが、一つの文化の違いでもあり、おもしろくて楽しいことなんですね。
だから、もしそう思うことがあっても、それを楽しんでみてください。
ポルトガル人は、なぜか日本人と雰囲気が似ています。きっと好きになると思いますよ!
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