2005/08 - 2005/08
184位(同エリア325件中)
世界胃さん
後編はそれから僅か3週間後のことです。ベルンから同じようにインターラーケンへ入り、ブリエンツで前編で行こうと決めたロートホルンに今度こそ登って、すぐ降りてきて電車に乗れば、夕方までにルツェルンに出られる計画でした。しかししかし、とんでもないことに。それが旅というものというにはあまりの展開がそこには待っていました!
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Tuhnsee(ツオーン湖) 前編でブリエンツ湖の方が美しいと書きましたが、このインターラーケンの左右の湖はどちらも美しいものです。ただ心なしか色が淡く見えるのは、湖を南から北へ眺めて走るため、光の加減のためでしょうか?それとも私がただそうだと思い込んでいるだけかもしれません。
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列車はしばらく湖から離れて走ることもありますが、大体湖岸を走ります。
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3週間前はバスだったのですが、今回は電車。どちらも楽しいですが、風情があるとすればやはり電車でしょうか。
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こちらの方がベルナーオーバランドの三山が見えたりして、展望は決してブリエンツ湖に勝るとも劣りません。
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このベルンからのインターラーケン行きは展望車。ただの2等車でしたが、予約もなしで素晴らしい旅でした。そうここまでは。
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インターラーケンの町へ。大洪水にあったというこの2週間前の話が信じられないくらい、なんてことはないのでした。
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船もインターラーケンウェスト駅の傍まで入ってきています。
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すっかり晴れた空に、3週間前にはウェンゲンでよく見えなかった三山が聳えています。ここまでくれば、もう一度行きたい、そう思いました。
しかしオスト駅に降りたら、乗り換えの車両の扉が開きません。そうしたらそっちじゃない、外だと周りから言われました。えっつ(@_@;) -
外にいくとそこには何台かのバスが。ルツェルン行き、ブリエンツ行き、ラウターブルンネン行き。何だこりゃ。ようするに電車が走っていないのだ。不通になっているんです!そんなこと全然教えてくれないで切符を売ったジュネーブのお姉さんはいったいなにやってるんだ!山の具合、鉄道のこと、全てを判断し、安全第一で進めるのが、スイスと言う国、とかの犬養道子さんの話は何だったんだ!そういいながら結局同じルツェルンに向かうF先生夫妻と別れてブリエンツに向かう私はまだ事の重大性を理解していないのでした。そして前編で書いたブリエンツ湖南側のトンネルを回ってマイリンゲンを通り過ぎ、ブリエンツまで大回りしてたどり着いたのですが。しかし、ここはあの美しい湖畔の町、ブリエンツとは似ても似つかぬ山の中!
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穏やかな高原のサイクリング、ならいざ知らず。私の目的はロートホルンから湖とアルプスを眺めることにあるのです。駅はいったいどこ!
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振り返れば湖は遥か眼下に。とても短時間で湖まで降りていって、登山電車のことなど様子を探りに行く暇はなさそう。
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そうして山をみえれば、どうやらあのロートホルンの駅と思われる施設が見えました。しかし駅へ行くのもとにかく、どうやら湖畔の町はそれどころでないらしい。登山電車に乗りたいなどとこんなときに行ったら、新潟で地震の最中に温泉に行くようなもの。いやな顔をされそうです。もうあきらめてかえるしかなさそうですが、それにしてもバスもめったにしか来ません。
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色鮮やかなスマートもこの通り。町中の車が泥だらけです。道路自身も舗装の上に泥が積もっていて、ただごとでない事態であることがひしひしと伝わってきます。
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何とか来たバスに乗ってマイリンゲンへ。途中平原と思わしき場所は、かつての牧草地が一大洪水地域となってしまっていました。
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マイリンゲンにはあのシャーロックホームズ博物館が。この先の滝で彼が死んだことになっている滝であることを知ったことが、この洪水事件で得られた唯一の?知識でした。
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バスをマイリンゲンで乗り換えるのも、誰か先まで行くのがあるかとドイツ語で運転手が訊いているのを理解できないと、接続してくれなかったでしょうから、危うくセーフ。ドイツ語が最低限できてよかった!こりゃあ多くの日本人観光客は大変なことになっているだろうな、って思いました。そして乗り換えたバスにのってさらに恐ろしい光景が。峠越えでは崩れた崖、折れた大木がたくさん!
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多くの湖ではたくさんの木材が流れこんでいます。このLungernの湖自身は一見きれいですが、対岸の山を見ると地すべりが。。。
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ギスビルの町まで降りてきて、こうしてみると前編の電車で撮った写真とほぼ同じですが。。。。
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ギスビルの駅も心なしか、さびしい。それもそのはず、線路は泥だらけ。
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ギスビルでバスをまた乗り換え。要するにピストン輸送をしているんです。いい加減バスの乗り換え、乗り換えで疲れてきました。これは大変なところにきてしまった!やっとことの重大性をしっかりと認識した次第。大体渦中にある人間ってこんなものですね。あぶない、危ない。
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ギスビル駅前のホテル。電車から見るだけだったこのホテルをのんびり眺めることはできましたが、でもいつバスが来る、の方で頭が一杯になるのが普通でしょう。
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併走する線路の上にはたくさんの木がのっています。ということは全然ここは整備されていないと言うこと。
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ここの線路も(@_@;)
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よく見ると普段線路があるべき部分はすっかり砂地になっている!!!(@_@;)
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ここまでくると、滅茶苦茶(@_@;)。ここをこの前走って通ったのが嘘のようです。でもきっとスイスの底力であっという間に直してしまうんでしょう(きっと今頃は)。
しかしいつも不思議だったのは、こんな川すれすれの所を走っていて、洪水になったらどうなるんだろうと思ってきましたが、こうなるんだ、というのが答えでした。それはいい加減なのではなく、こうしたことまで考えてそうしているんだ、堤防などつくらないんだということは、毎度毎度のドナウ川のパッサウの洪水などみても、珍しくはありません。自然に任せて暮らすのも、ひとつの考えであると言えるでしょう。とにかく一刻も早い回復をお祈りしないではいられませんでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- tabinakanotaekoさん 2009/04/24 13:47:53
- tラベルはトラブルがつきもの?
- 旅行記はキレイな風景より、トラブルの対処の仕方を読むほうがワクワクします。この先どうなるんだろうなとドキドキしながら読ませてもらいました。8月に同じようなコースに行く予定にしています。バスより列車が風情があるかなとのコメント、役立たせていただきます。
- 世界胃さん からの返信 2009/05/02 21:32:23
- RE: tラベルはトラブルがつきもの?
- コメント有難うございます。齢60歳を迎える今、欧州に何十回も訪れることになった最初の感動がルツェルンからこのマイリンゲン越えでウエンゲンに入った旅でした。ウエンゲンに行ってすっかり魅せられてしまい、何度も訪れることになったのですが、この旅行記はそれまでのいつものツアーとは全く別物になりました。はじめてがこれだったら悲惨でしょうね。ちょうどいまアメリカから帰ってきたところですが、ウイルス事件に巻き込まれて
危なく帰国困難になるところでした。どんなに用意周到にしていても、それを超えるトラブルが旅行にはつきものですが、あとで笑えるトラブルに留めたいものですね。どうぞお気をつけて、良い旅を。
> 旅行記はキレイな風景より、トラブルの対処の仕方を読むほうがワクワクします。この先どうなるんだろうなとドキドキしながら読ませてもらいました。8月に同じようなコースに行く予定にしています。バスより列車が風情があるかなとのコメント、役立たせていただきます。
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