2005/12/28 - 2006/01/04
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かなたろぅさん
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05年12月28日から06年1月4日までの8日間、エベレスト街道(ルクラ~ナムチェバザール)のトレッキング旅行記です。
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ネパールへは羽田から国内線で関空へ飛びロイヤルネパール航空で。上海経由で約10時間で首都カトマンズへ到着。
早朝発(6:35集合)だった上に乗り換えが多く、経由地の上海でもわざわざ一度飛行機から下ろされ寒く何もない空港ロビーで待たされたためクタクタ。
タメル地区にあるマーシャンディホテルに着くなり翌日からのトレッキングに備えスーツケースからダッフルバッグに荷物を移す。これから4日間分の着替え(といってもほとんどない)、食料(といってもほとんどお菓子)、懐中電灯やホッカイロなどの暗く寒いロッジ対策品を詰めて早々と就寝。
2日目カトマンズからトレッキングの起点となるルクラへはYeti Airlineの飛行機で。朝7時発の予定で早朝がらんとした空港に乗り込んだが結局飛んだのは5時間近く遅れて11:50頃。カトマンズ盆地は霧が多く、時間通りに飛ばないことは日常茶飯事。
(Cosmic Airのジェット機ならもう少し早く飛んでいたがイエティエアなどのプロペラ機はなかなか飛べないことが多い)
写真はまだ人が集まる前の空港(国内線ターミナル) -
朝6時にホテルを出発したため朝食はボックスに詰めてもらい空港のベンチで。
クロワッサン、デニッシュ、マフィンとリンゴ、バナナ、みかん、マンゴージュース。
くそ寒い中カチカチ・パサパサなパンと食べるのが面倒くさい丸ごとフルーツ達、ねっとりが苦手なネクター系の飲み物。
いつも思うけどどうして外国のホテルの朝食やランチボックスは中身が一緒なの?!(これにポテトチップが加わることもよくある)
ホテルのレストランで温かい卵料理やスープが飲めることを思うと損した気分。 -
Yeti Airlinesはこんな20人弱しか乗れないプロペラ機。
出発前に騒音対策で耳栓がわりの綿の丸めたものをもらえる。あまり効き目はないように思うけど・・・
耳栓と一緒に配られたキャラメル味キャンディーはココナッツ入りで美味しい(友達は帰りの便で2個取り。) -
ルクラまでの飛行機の席は乗った取ったモン勝ちなので、一番に乗り込んでガイドのアドバイスどおり左側の席を確保。
左の窓からはカトマンズ近郊にある寺院ボダナートや雪の積もった山脈が見える。(右側はたいしたものは見えない)
写真は色がくすんで見えるがこれは空が霞んでいるのではなく飛行機の窓が汚れているため。残念。 -
ルクラの空港に到着。カトマンズで5時間待ってフライトは1時間程度。あっという間。
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ルクラは標高2800メートル、エベレスト街道トレッキングの拠点となる町。トレッキング用品店やロッジ、お土産屋さんが並ぶ小さな町だがこの地域にしては賑やかなほう。
この町でランチをしている間、ガイド氏が近くの宿からシェルパ族のポーターを1人確保してきた。4日間の行程につきっきりでポーターをするのにこんな直前にお願いして「はいOK」とは山間部に生まれ育った人は違う。 -
毎回食事をするのはこんな木造ロッジ。(宿泊することもできる)
ここは予定外で入ったらしく、この後のロッジに比べて旅行者向けではなく現地の人ばかり。
なっかなか頼んだ料理が出てこないと思ったら何とカマドで火をおこして作っていたのだ。当然ガスだと思いこんでいた・・・ -
初めてのネパール料理、ダルバート。注文してから1時間以上経って登場。
ダルが豆のスープ、バートがごはん。ごはんの横にはいつも野菜炒め。このときは肉炒めもついた豪華版。ネパールの人は毎日昼夜ダルバートを食べる。
ここのは豆のスープがカレーのように味が濃い。ごはんにかけてぐちゃぐちゃにして食べる。みどりの野菜が苦味があるチンゲン菜みたいで美味しい。
ダルバートはどこでもおかわり自由で残り少なくなるとお店の人が鍋やどんぶりでおかわりを足しにやってくる。がはじめからかなりの量が盛られていておかわりどころじゃない。
チャー(ミルクティー)もコーヒーもマサラ入りで外国に来た気分を存分に味わえるランチだった。
それにしてもここで他のネパール人が皆食べていたスープ入りモモ(餃子)が最後まで食べたくて出会えずじまい・・・心残り。 -
いよいよトレッキング開始。
この日の予定ではパクディンという村まで行くことになっていた。普通なら全体的に下りであり約3時間で歩ける距離。初日は楽勝なはずが・・・ -
ルクラーパクディン間はこんなのどかな田園風景が見られ30分に1つくらいは小さな村やロッジが現れる。
まだ使い慣れないストックを使いながらガイドについて歩く…この頃はまだガイド2人とも打ち解けていないためほとんど無言でひたすら歩く。 -
ルクラーパクディン間はそれほど有名な山は見えないが、それでも雪の積もった鋭い山がずっと続いているのが見える。
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途中見える川。色が真っ青できれいに見えるがこれでも近くの村の排水が流れているはず・・・2日目パクディンからナムチェへ向かう時に川原まで降りることになる。
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マニ石はトレッキング道中も村でもたくさんあり、人々は常に左側を通る。文字の部分は白のペンキかと思いきやちゃんと彫った上から着色されている。
彫るのにどのくらいの期間が必要なのかガイドに尋ねたのだがコミュニケーションがどうもうまくいかず分からずじまい。 -
ようやくパクディンに到着。
予定より大幅に遅れて出発したため、日の沈む前に目的地まで到着するため、普通のんびり歩いて3時間かかる道を1時間半で歩いたため初日から息があがってしまった。
お楽しみのチャー休憩もとらず、あったのはパクディンが見えてきてから道の脇の塀に腰掛けて水筒のお湯での休憩のみ・・・ -
パクディンでのロッジはTASHI TAKI LODGE。
部屋にはベッド2つのみ、水道やトイレは共同で同じ建物内にある。
日本に毎年行っているだんなさんと同じく日本語が上手な奥さんの二人でやっているロッジ。私達が到着するなり日本の歌を流してくれた・・・がかかった曲は何と演歌。こんな山奥でチャーを飲みながら演歌を聴くことになるとは。(他にも日本語で書かれた山の本やドラえもんも置いてあった)
部屋はトレッキング道に面した部屋。
朝夜はびっくりするくらい寒いので寝るとき以外は食堂の薪ストーブで暖まる。この時は私達以外には宿泊者はいなかった模様。 -
夕食のベジタブルモモを料理中のお母さん。
ネパール風餃子のモモは注文を受けてから生地を練る。
以下モモの作り方:
1.小麦粉と水で生地を練りのばし棒で少し厚めにのばす。
2.7センチくらいの円形型でぬく。
3.具は青菜、赤たまねぎ、にんじん、にんにくのみじん切りを炒めてスパイスで味付け(本当はこのスパイスが何かが重要…)
4.3の具を2の生地で包む。包み方は何パターンかあるけどここのは日本の餃子と同じ。
5.蒸し器で蒸して完成。
*ソースはトマトとにんにく、赤たまねぎのみじん切りを炒めたソースで。 -
生地と餡を作るのはお母さん、それを包むのはお父さんの役目。
器用に日本の餃子型、お魚型、餃子ドッグ風とあっという間に10個を完成。 -
そして出来上がったモモ!
ここのはスパイス控えめで手作り感あふれる味。
野菜だけでも十分美味しいんだ〜。 -
この夜は氷点下3℃。
寝過ぎは高山病が進行しやすいため眠気を我慢して11時まで食堂で過ごし部屋へ。(パクディンは2600mだからそこまで心配することもなかった気がするが…)
ベッドの上にシュラフで寝る。シュラフの中には湯たんぽ♪足の下に入れるのが一番温かいと教えてもらったのは次の日の夜だったため、この日は本当に寒かった。 -
翌朝の朝食に出てきたのは白粥。
あったかくてほっとする味。
風邪とか高山病で体調を崩したときのためにレトルトのお粥を持っていったが食べる機会なくそのまま持って帰ってくる羽目に。
お粥に限らずネパールではチベット系のシェルパ族の料理で薄めの味つけの麺料理なども食べられるから和食大好きの私でも食事の心配はいらない。 -
パクディンから歩き始めて1時間くらいで見えるタムセルク。
日差しが強くてまぶしい! -
荷物運び役のジョッキーという動物。牛に良く似ていて背中には大量のじゃがいもを背負って歩いてくる。
細い急坂ですれちがうときは譲り合い。足元の落し物にも注意。 -
パクディンから1.5〜2時間くらいのBankerという小さな村で休憩。
子供がそこらの岩で包丁を研いだり赤ちゃんの面倒を見たりほのぼの風景を見ながら、チャーとチョコレートで疲れを癒す。
着込みすぎて汗だくだったためここで何枚か脱いで先の道のりに備える。 -
初めて見えたエベレスト(一番左奥)
モンジュという村でダルバートの昼食をとり2時間くらい歩いたところにあるつづら折りの階段の途中で。
ちいさいけど天下のエベレストとの初対面に感動。 -
モンジュから2時間もするときつい上り坂に。ストックを短めにし、リュックの胸の位置のベルトもはずしていよいよナムチェへ至る急坂。
高度が3000mを越え心臓の音が異常に大きく感じる。足の重さも尋常でない。
5分歩いては呼吸を沈めるために立ち止まって休憩。
ナムチェの町が見えたときは達成感と安堵で少し元気を取り戻せた。 -
ナムチェの町中へは石段の上り坂。重い足を引きずり最後の力を振りしぼる。
小型のデジカメを持つのもだるかったため、上り坂からナムチェへの写真が極端に少ない。一枚くらい撮らなくてはと義務感から撮ったナムチェの町。 -
ナムチェのロッジで夕食。チベット系料理、塩焼きそばのようなチョウメン。
何となく息苦しいのと高度が上がるにつれお腹にガスがたまり苦しくなっていたため食欲がない。ほとんど食べられず。
しかし食後に脈と血中酸素濃度を測ったら全く異常なし。高山病を心配しすぎて体調悪い気がしていただけ・・・? -
ナムチェ滞在2日目。
高度順応を兼ねてシャンボチェのエベレストビューホテルまで散歩。
ナムチェからしばらくは急な上り坂。すぐ息が上がる上、砂で足場が悪い。このときだけは荷物をガイド氏に持ってもらった。
写真は上から見たナムチェ。
つづく・・・ -
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