2005/12/26 - 2005/12/26
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井上@打浦橋@上海さん
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南京東路を南北に横断する道を散歩すべく、愛用の17路トロリーバスで蘇州河を越えた辺りまで行きました。
当初は雲南路を北から南へ、と思ってましたが、バスを降りた河南北路から、蘇州川沿いを西へ歩きましたところ、浙江北路まで来て、浙江路も面白そうだと言うことで、進路を変更しました。
河南路橋から浙江路橋までの蘇州河沿いの道、北蘇州路のわずか600mほどの道並みの散歩記録です。
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17路トロリーバスを降り、河南北路を南に行きます。
天潼路手前から南方向を写しました。
河南北路と天潼路の南西角に並ぶ3階建て長屋の向こうの建物はエンバンクメント・ハウスです。
現在の名は河濱大楼です。
上海歴史ガイドマップによりますと・・・
パーマー&ターナー事務所設計、1931年着工、1935年竣工。当時の上海最大の高級アパート。鉄筋コンクリート造、当初は8階建て、282戸。暖房設備を持ち、9基のエレベーターを備え、屋上にはプールもあった。1978年、上に3階を建て増し11階建てとするが、配水管のつまりなど居住環境に問題を生ずる。現在の戸数は700余、幹部や知識人が多く住む。
・・・・となっています。
建て増しせずに屋上プールを残しておけば良かったのに・・・などと思われます。 -
天潼路を渡りました。
左へ抜ける脇道・南天潼路の様子です。
朝9時前ですので、朝飯を食べてるおばさんもいます。 -
この先に蘇州河を渡る河南路橋があります。
昔は鉄大橋と言われていたそうです。
また天后宮橋とも呼ばれていたとか。
河南北路は昔は鉄馬路と呼ばれていたそうです。
それは、このあたりよりもう少し北の地点に1898年創設の松滬鉄道駅があったからだそうです。 -
河南北路を南に行き、北蘇州路手前に、天后宮があります。
コレがその入り口です。
天后宮とは、海の女神をあがめる宮のようです。
貿易港であった上海でも、貿易商や船頭たちがみな「天后」をあがめて祭ったそうです。
もともとは十六鋪の小東門にあったそうですが、ここに移って来たそうです。
しかし、ここの天后宮も大殿(本堂)が、1982年に松江方塔公園に移されたため、
天后宮でなくなり、今は数家族が住む住宅になっています。 -
中に入ってみました。
昔、お宮であった面影は残っています。
この河南北路の天后宮に関しましては人民中国のサイトをご覧ください。
http://www.peoplechina.com.cn/maindoc/html/shehui/he/200310.htm -
エンバンクメント・ハウスのコーナーです。
昔は、この場所に日本人経営の東和洋行という旅館がありました。
1894年朝鮮の親日派政客金玉均がこの旅館で暗殺されたそうです。
芥川龍之介もこの旅館に宿泊したそうですが、あまりにもひどい部屋だったので別の旅館に移ったそうです。
東和洋行の跡地にエンバンクメント・ハウスが出来たということでしょう。
[東和洋行」で検索を掛けますと、黒田清輝の日記なども出てきます。
私が西木正明さんのサイトへ掲示板に質問したのも出てきます。
現在もこのコーナー部分はホテルになってるんですね。
1泊128元で、朝飯付きのようです。 -
北蘇州路に出ました。
この道を西へ向かい、浙江北路まで行きます。
北蘇州路は蘇州河沿い北側を走る道です。
蘇州河河口から西蔵路までが北蘇州路です。 -
北蘇州路に入りスグ右側にあります古い建物です。
コレは1915年に出来た上海総商会の建物だと思います。 -
中に入り北蘇州路側を見ました。
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北蘇州路に戻り、更に西へ行きます。
遠く向こうに2つの角のビルが見えます。
左の植え込みのある堤防の向こうが蘇州河です。 -
脇道に入ってみました。
道路上部を横断します電線に肉がぶら下がっています。
鶏やら魚やら豚肉やら・・・・
春節用の食べ物かもしれません。 -
更に北蘇州路を行きます。
大きな袋を持ってゴミ拾いおじさんが前を行きます。 -
山西北路が近づいてきました。
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ここで蘇州河越の遠景を・・・・。
あの2つの角のあるビルの下が南京東路の西端になります。 -
山西北路の道並みです。
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山西北路脇の小区の入り口です。
徳安里というようです。
先ほどのゴミ拾いおじさんが出てきました。 -
また北蘇州路に出ました。
蘇州河沿いに建つ高層マンションです。
手前の象は、ギリシャ神話に出てくるような弓を放つ若者です。 -
このマンションの名前は「The Riverside」になってます。
98年には、もうありました。
蘇州川沿いのマンションは、今では、もうたくさんありますが、このマンションは初期のものです。
河濱豪園というマンションらしいです。
平米当り単価は18000元前後らしいです。 -
福建北路が近づいてきました。
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福建北路の道並みです。
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この辺り、北蘇州路が一旦途切れますので、福建北路の脇道を行きます。
この小道がそうです。
小道の入り口脇では、道端のテーブルで朝飯を食べてる人が居ます。 -
こういった小道が面白いのです。
この雑然感が、なんとも言えません。 -
小道の向こうには、この道に不似合いな門扉があります。
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門扉の奥には、こんな洋館がありました。
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また北蘇州路に出まして、西へ行きます。
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浙江北路に出ました。
この橋が浙江路橋です。
昔の名は老拉圾橋です。
「拉圾」はゴミのことです。
もう一つ西にある西蔵路橋は新拉圾橋と呼ばれていたそうです。
思うに、このあたりにゴミ回収の船が来てゴミを処理していたのかと・・・ -
浙江路橋です。
向こうが南側。
2つの角のビルの下が南京東路の西端で、その右側には人民公園があるということです。
このおばさん2人は大きな袋を担いでいます。
何が入っているのか・・・
そんなに重いものではないような・・・。 -
橋を渡る前に振り返りました。
浙江北路の道並みです。
向こうが北です。 -
浙江路橋を渡ります。
この橋は1908年に出来たものです。
向こうの道は浙江中路です。
この散歩記録はコレで終わりです。
この続きは、浙江路散歩で、どうぞ。
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