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「のんのんばあとオレ」の中で、幼かった水木しげる少年が、のんのんばぁに連れられてきたお寺が実在し、しかも水木しげる像が建立されていると聞いたら、行くしかないでしょう。旅の最終日、我々は境港市の正福寺へ、でかけました。<br /><br />正福寺は、水木さんの実家の菩提寺でもあり、この寺が所蔵する「地獄絵」を見て、水木さんがあの世を知った場所ともおっしゃっておられます。表紙の写真は、水木さんの「傘寿」を記念して建立された「水木しげる像」です。<br /><br />市役所で頂戴した観光マップを手に、松江からまた戻ってきた最終日。日曜日の朝でした。<br /><br />我々は、由緒あるお寺に、こんな楽しい銅像が建立されていることが、大変水木さんらしく、とても嬉しい気分になりました。<br />石洲瓦で葺かれた「赤い屋根のお寺」が、とても珍しくてウキウキ。<br />鐘楼の下をくぐる山門、という様式も見たことがなかったのでウキウキ。<br />山門から本堂までぐるりと囲む瓦葺きの立派な回廊にもウキウキ。<br />その回廊の中の紅葉が、艶やかな色づきでウキウキ。<br />お墓の形も、関東でみるような石塔ではなく、柔らかな丸みを帯びたやさしい形で「雪が積もらないようにかな?」などと、当て推量で感慨に耽ったり。<br /><br />まぁ、日曜日の朝から、ファンのボルテージは勝手に上がりまくりで、お寺の散策にいそしんでいたわけです。<br /><br />さて、そろそろ岡山に向けて出発しなきゃかなぁ、<br />名残惜しいなぁ、と、後ろ髪をひかれておりました我々の目の前に、一台の自転車が停まりました。<br /><br />恐らく地元のチームかと思われる野球帽を目深にかぶり、長靴を履いて、いかにも地元の農家の方と思しきおじいちゃんです。<br />おじいちゃんは、我々に特に関心を払うことなく、つかつかと墓地の中に入っていきました。<br />我々の視界から消えぬうち、おじいちゃんは居住まいを正して野球帽を取り、片膝立ちの姿勢で、朗々とお経を唱え始めました。<br /><br />驚きました。あまりの読経のすばらしさに。<br />その、声のよさに。<br />お坊さんよりも、上手いんぢゃないのか。ってほどの美声が<br />雨あがりの濡れそぼる朝の墓地に響き渡ります。<br />歌が上手な人の歌を、聞き惚れる、というのがありますが。<br />我々は、おじいちゃんの読経に聞きほれてしまい、<br />金縛りにあったかのように、身じろぎできず、立ち尽くしてしまいました。<br />おじいちゃんの正面には、あまり背の高くない墓石がいくつか並んでいるようです。こちらからも、おじいちゃんの祈りが見え隠れします。とても真剣な様子です。<br />ここに居てはいけないと思い、立ち去ろうと踵を返したところで、おじいちゃんの読経が終わり、話し言葉に代わりました。<br /><br />「〇〇家のみなさん。〇ちゃん、▲ちゃん、■ちゃん。。。。ここんとこ四日間ばかし、境港は雨が降ったり止んだりがずっと続いて、何だかはっきりせん様子で。。。。わしも、もう、晴れてもらわんとこまるし。。。みいんな元気です。。。ありがとう。。。」<br /><br />どうやら、おじいちゃんの、亡くなった身内の方に話しかけておられるようです。他には誰もいません。<br />胸が締め付けられるような気持ちになりました。<br />恐らく、毎週欠かさずやっておられる「朝のおつとめ」なのでしょう。<br />信仰ぶかいおばあさんを「のんのんばぁ」と呼んだこの地方らしく<br />、水木さんゆかりのお寺で、我々は「のんのんじぃ」に出会ったような気がしてきました。<br /><br />大切な時間を邪魔しちゃいけないと、急いで駐車場に向かうと、後ろから、キコキコと自転車を漕ぐ音がして、おじいちゃんは再び、何事もなかったように帰っていきました。<br /><br />幼いシゲーさんを連れて、子守りがてらこのお寺にやってきていた「のんのんばぁ」も、あんなふうにお祈りをし、シゲーさんに、お寺の地獄絵図を見せながら、あの世の話や、人の目にはみえないものの話や、妖怪の話を語って聞かせていたことでしょう。<br /><br />はっきりしない天気。<br />山陰と呼ばれるほどの、日の光の柔らかな地域。<br />信仰心篤い人々。<br /><br />水木さんが、なぜ鬼太郎で、妖怪で、淡々としておられるのか。<br /><br />それらが全て、「腑に落ちた」ような気持ちになりました。<br /><br />水木しげるロードを訪れる機会があったら、<br />是非、このお寺も訪ねてみてください。<br />水木さんの、水木さんたるゆえんが、きっとわかると思います。<br />素敵なお寺でした。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

境港/怠け者になりなさい。

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2005/11/20 - 2005/11/20

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けーしちょー

けーしちょーさん

「のんのんばあとオレ」の中で、幼かった水木しげる少年が、のんのんばぁに連れられてきたお寺が実在し、しかも水木しげる像が建立されていると聞いたら、行くしかないでしょう。旅の最終日、我々は境港市の正福寺へ、でかけました。

正福寺は、水木さんの実家の菩提寺でもあり、この寺が所蔵する「地獄絵」を見て、水木さんがあの世を知った場所ともおっしゃっておられます。表紙の写真は、水木さんの「傘寿」を記念して建立された「水木しげる像」です。

市役所で頂戴した観光マップを手に、松江からまた戻ってきた最終日。日曜日の朝でした。

我々は、由緒あるお寺に、こんな楽しい銅像が建立されていることが、大変水木さんらしく、とても嬉しい気分になりました。
石洲瓦で葺かれた「赤い屋根のお寺」が、とても珍しくてウキウキ。
鐘楼の下をくぐる山門、という様式も見たことがなかったのでウキウキ。
山門から本堂までぐるりと囲む瓦葺きの立派な回廊にもウキウキ。
その回廊の中の紅葉が、艶やかな色づきでウキウキ。
お墓の形も、関東でみるような石塔ではなく、柔らかな丸みを帯びたやさしい形で「雪が積もらないようにかな?」などと、当て推量で感慨に耽ったり。

まぁ、日曜日の朝から、ファンのボルテージは勝手に上がりまくりで、お寺の散策にいそしんでいたわけです。

さて、そろそろ岡山に向けて出発しなきゃかなぁ、
名残惜しいなぁ、と、後ろ髪をひかれておりました我々の目の前に、一台の自転車が停まりました。

恐らく地元のチームかと思われる野球帽を目深にかぶり、長靴を履いて、いかにも地元の農家の方と思しきおじいちゃんです。
おじいちゃんは、我々に特に関心を払うことなく、つかつかと墓地の中に入っていきました。
我々の視界から消えぬうち、おじいちゃんは居住まいを正して野球帽を取り、片膝立ちの姿勢で、朗々とお経を唱え始めました。

驚きました。あまりの読経のすばらしさに。
その、声のよさに。
お坊さんよりも、上手いんぢゃないのか。ってほどの美声が
雨あがりの濡れそぼる朝の墓地に響き渡ります。
歌が上手な人の歌を、聞き惚れる、というのがありますが。
我々は、おじいちゃんの読経に聞きほれてしまい、
金縛りにあったかのように、身じろぎできず、立ち尽くしてしまいました。
おじいちゃんの正面には、あまり背の高くない墓石がいくつか並んでいるようです。こちらからも、おじいちゃんの祈りが見え隠れします。とても真剣な様子です。
ここに居てはいけないと思い、立ち去ろうと踵を返したところで、おじいちゃんの読経が終わり、話し言葉に代わりました。

「〇〇家のみなさん。〇ちゃん、▲ちゃん、■ちゃん。。。。ここんとこ四日間ばかし、境港は雨が降ったり止んだりがずっと続いて、何だかはっきりせん様子で。。。。わしも、もう、晴れてもらわんとこまるし。。。みいんな元気です。。。ありがとう。。。」

どうやら、おじいちゃんの、亡くなった身内の方に話しかけておられるようです。他には誰もいません。
胸が締め付けられるような気持ちになりました。
恐らく、毎週欠かさずやっておられる「朝のおつとめ」なのでしょう。
信仰ぶかいおばあさんを「のんのんばぁ」と呼んだこの地方らしく
、水木さんゆかりのお寺で、我々は「のんのんじぃ」に出会ったような気がしてきました。

大切な時間を邪魔しちゃいけないと、急いで駐車場に向かうと、後ろから、キコキコと自転車を漕ぐ音がして、おじいちゃんは再び、何事もなかったように帰っていきました。

幼いシゲーさんを連れて、子守りがてらこのお寺にやってきていた「のんのんばぁ」も、あんなふうにお祈りをし、シゲーさんに、お寺の地獄絵図を見せながら、あの世の話や、人の目にはみえないものの話や、妖怪の話を語って聞かせていたことでしょう。

はっきりしない天気。
山陰と呼ばれるほどの、日の光の柔らかな地域。
信仰心篤い人々。

水木さんが、なぜ鬼太郎で、妖怪で、淡々としておられるのか。

それらが全て、「腑に落ちた」ような気持ちになりました。

水木しげるロードを訪れる機会があったら、
是非、このお寺も訪ねてみてください。
水木さんの、水木さんたるゆえんが、きっとわかると思います。
素敵なお寺でした。








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  • 「水木サンの幸福論」<br /><br />一、成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。<br /><br />ニ、しないではいられないことをし続けなさい。<br /><br />三、他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。<br /><br />四、好きの力を信じる。<br /><br />五、才能と収入は別。努力は人を裏切ると心得よ。<br /><br />六、怠け者になりなさい。<br /><br />七、目に見えない世界を信じる。<br /><br /><br />曰く、「子供の頃からあまり努力しない。怠ける知恵が発達してた」そうです。

    「水木サンの幸福論」

    一、成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

    ニ、しないではいられないことをし続けなさい。

    三、他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

    四、好きの力を信じる。

    五、才能と収入は別。努力は人を裏切ると心得よ。

    六、怠け者になりなさい。

    七、目に見えない世界を信じる。


    曰く、「子供の頃からあまり努力しない。怠ける知恵が発達してた」そうです。

  • 今の私は長生き。<br />成功しても早死には嫌いです。<br />忙しくても、私は徹夜したことは3回くらい。<br />だから手塚や石ノ森と会って話しをすると<br />決まって徹夜の話をしてたけど<br />私はそれに参加できない。<br />手塚も石ノ森も先に死んぢゃった。<br />彼らは徹夜が多すぎた。<br />彼らは睡眠が足りなかった。<br />私は充分睡眠をとってるから長生きする。<br /><br />水木さんは、大正十一年生まれ。<br /><br />長生きして欲しいです。

    今の私は長生き。
    成功しても早死には嫌いです。
    忙しくても、私は徹夜したことは3回くらい。
    だから手塚や石ノ森と会って話しをすると
    決まって徹夜の話をしてたけど
    私はそれに参加できない。
    手塚も石ノ森も先に死んぢゃった。
    彼らは徹夜が多すぎた。
    彼らは睡眠が足りなかった。
    私は充分睡眠をとってるから長生きする。

    水木さんは、大正十一年生まれ。

    長生きして欲しいです。

  • 山門の手前、左側に<br />水木しげる像があります。<br /><br />とても立派なお寺です。

    山門の手前、左側に
    水木しげる像があります。

    とても立派なお寺です。

  • 本堂は石洲瓦で葺かれた赤い屋根。<br /><br />お寺が赤いって、なんだか不思議。<br /><br />庫裏(くり)まで含めると<br />かなり大きいお寺です。<br /><br />地元の人の信仰の篤さが伺えます。

    本堂は石洲瓦で葺かれた赤い屋根。

    お寺が赤いって、なんだか不思議。

    庫裏(くり)まで含めると
    かなり大きいお寺です。

    地元の人の信仰の篤さが伺えます。

  • 見事な紅葉。<br /><br />木の幹からして、随分歴史がありそう。<br /><br />のんのんばぁに連れられたしげーさんも<br />一緒にみたのかなぁ。<br /><br />

    見事な紅葉。

    木の幹からして、随分歴史がありそう。

    のんのんばぁに連れられたしげーさんも
    一緒にみたのかなぁ。

  • 美しいから、アップで!!<br /><br />日照時間のせいか?<br />紅葉が、心なしか色白美人にみえまする。<br /><br />友禅に描かれた<br />淡い絵柄のようです。<br /><br />

    美しいから、アップで!!

    日照時間のせいか?
    紅葉が、心なしか色白美人にみえまする。

    友禅に描かれた
    淡い絵柄のようです。

  • 破風板まで、赤く塗られたお寺。<br /><br />お寺独特の重さが<br />色彩効果か、不思議と感じられません。<br /><br />しげーさんが幼かった頃も<br />このように色鮮やかな色だったのかな。<br /><br />

    破風板まで、赤く塗られたお寺。

    お寺独特の重さが
    色彩効果か、不思議と感じられません。

    しげーさんが幼かった頃も
    このように色鮮やかな色だったのかな。

  • 先代の鬼瓦?<br /><br />

    先代の鬼瓦?

  • 「水木しげるは鳥取県出身」<br /><br />そう知ったキッカケは、東京の、浜松町バスターミナルでした。<br />浜松町バスターミナルに、朝いつも、「ゲゲゲバス」が停まっていたからです。<br />バス全体が「ゲゲゲの鬼太郎」。<br />バスのシートカバーには全部「目玉のオヤジ」。<br />とにかく、ただならぬタタズマイです。<br /><br />「乗りてぇ」。<br /><br />フラフラ近づいて行き、<br />「なんで鬼太郎なんですか?」と聞くと、<br />水木さんが鳥取県境港市出身であること、<br />町おこしの一環として商店街に妖怪ブロンズ像が並び、記念館もあること、<br />などを教えてくださいました。<br /><br />以来、いつか絶対行くんだ、<br />と心に決めていた場所でした。<br /><br />追記。<br />自称:日本で3位のバスマニア君によりますと、私が目撃していたゲゲゲの鬼太郎バスは、日本交通というバス会社との共同運航路線だったそうです。日本交通では、1台1台のペイントが違うそうです。ネズミ男の位置が違ったり、目玉オヤジがいたりいなかったり、と、その微妙な違いにマニアは唸るそうなのです。ですが、新車のバスにはペイントが施されてないようで。もっと注意してみてれば良かった(T T)<br />

    「水木しげるは鳥取県出身」

    そう知ったキッカケは、東京の、浜松町バスターミナルでした。
    浜松町バスターミナルに、朝いつも、「ゲゲゲバス」が停まっていたからです。
    バス全体が「ゲゲゲの鬼太郎」。
    バスのシートカバーには全部「目玉のオヤジ」。
    とにかく、ただならぬタタズマイです。

    「乗りてぇ」。

    フラフラ近づいて行き、
    「なんで鬼太郎なんですか?」と聞くと、
    水木さんが鳥取県境港市出身であること、
    町おこしの一環として商店街に妖怪ブロンズ像が並び、記念館もあること、
    などを教えてくださいました。

    以来、いつか絶対行くんだ、
    と心に決めていた場所でした。

    追記。
    自称:日本で3位のバスマニア君によりますと、私が目撃していたゲゲゲの鬼太郎バスは、日本交通というバス会社との共同運航路線だったそうです。日本交通では、1台1台のペイントが違うそうです。ネズミ男の位置が違ったり、目玉オヤジがいたりいなかったり、と、その微妙な違いにマニアは唸るそうなのです。ですが、新車のバスにはペイントが施されてないようで。もっと注意してみてれば良かった(T T)

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  • コクリコさん 2006/05/27 17:09:10
    涙の境港
    けーしちょーさん、
    決して演歌の題名ではありません。
    私は「境港」と聞くと昔を思い出し胸がキュンとなるのです。
    境港から何回隠岐に渡ったか。。。やっぱりド演歌かしらん?

    その頃は水木しげるロードなんてありませんでしたよ。
    こんなに明るい町でしたっけ。境港は船に乗るだけの町でしたが、今では町起こしに成功した妖怪の町なのですね!
    町起こし金の使い方を大失敗している町もありますから大健闘してますよ。

    「のんのんばあとオレ」はテレビで見たし、水木しげるの漫画は「墓場の鬼太郎」の頃から好き。「墓場〜」の方が「ゲゲゲ〜」より怖かったように覚えていますが。エッセイも何冊か読みました。
    けーしちょーさんが書かれている水木しげるの幸福論良いですね〜私の理想とする生き方ですよ。水木せんせいがそうおっしゃるなら堂々と実行します!
    朝のお勤めする「のんのんじい」も、けーしちょーさんがのんのんじいを見つめる優しい目も旅の風景に溶け込んでいますね。
    あの目玉おやじはいつも連れて歩いているのでしょうか?
    妖蘭の時よりイキイキとして見えます!

    島根、鳥取は好きなんですよ。大和朝廷より出雲王朝に惹かれます。
    奈良はもちろん大好きですが、神話としては高天原より、負けた出雲の方が面白いし神様たちもユニークということで。

    けーしちょー

    けーしちょーさん からの返信 2006/05/29 00:50:29
    RE: 涙の境港
    コクリコさん、こんばんわ♪

    目玉オヤジがナビするほうでなく、
    正福寺のほうの境港に共感していただいて、う〜ん。わかってらっしゃる。

    そうそう。今読んでる「こんなに楽しい妖怪の町」という本に
    コクリコさんのような、水木しげるロードができる以前の境港をご存知の方が抱く疑問の答えが、詳細に書かれていました。

    おっしゃるとおり、「船に乗るだけの町」だったようです。
    水木しげるロードの構想が境港で持ち上がった時、境港は「空前の漁業不況」で。
    日本一の漁獲高を誇っていた「イワシ」がまったく獲れなくなってしまい
    本当に困っていたらしいのです。
    「魚」が獲れなければ、それを運ぶ運送会社も、それを加工する水産会社も
    仕事がなくなってしまい、境港は大ピンチだったとか。
    しかも、その後、境港は震度6の地震にも襲われてしまいます。

    そこで、行政のほうが何かやらなくちゃ、と必死だったようです。
    でも。宝塚市にある「手塚治虫記念館」は拍手喝采で迎えられたのに
    「水木ワールド」はどうにもイメージが陰惨な、おどろおどろしい妖怪で。
    コクリコさんがおっしゃるように、墓場の鬼太郎は恐いし(爆)
    当初、商店街の人が「全員反対」だった、というのにも驚きです。

    町おこしの協議会で、パネラーとして招かれた水木さんの一言で
    ブロンズ像を商店街に置いてみる、という話ができあがり
    市役所の人に説得された商店街の一部の人が、ブロンズ像を置いてくれて。
    そのブロンズ像が早々に盗まれてしまい、これが全国ニュースで話題になって
    妖怪ファンが押し寄せ、それから軌道に乗り出したようです。
    当初は、水木しげる記念館も無くて、廃業した料亭を再利用したものだというのも、この本で初めて知りました。

    全然、無理してない町おこしデス。
    妖怪に興味の無い人でも、商店街再生とか、街づくりとか、そういう視点で見る境港は、実に魅力的な街だと思われます。
    島根、鳥取が好きなコクリコさんにも、是非、オススメしたい商店街デス。
    「のんのんじい」や「のんのんばあ」がたくさんいますよぉ〜。
    温かい街デス。大好きデス。ド演歌が似合います(・∀・)

    >あの目玉おやじはいつも連れて歩いているのでしょうか?

    おやじは一緒に行った友達の持ち物で、私の手元にはありません。
    この友達とは、「境港へ行ってみたい」という話で意気投合、
    なんと、知り合って3度目が境港への旅行という熱愛ぶり。
    その後も世界のらん展に一緒に同行してくれてます。
    唯一残念なのが、友達が女性だということです(爆)
  • ginさん 2006/02/11 04:09:03
    何と!こんな所に...!!
    今日はけーしちょうさん.水木さんの漫画の世界が実在したのですね.鬼太郎を始めとしてあの世の世界と思って居ましたが...本当にゲゲゲです.さすが捜査の腕は随一ですね,一票入れさせて頂きます. ムーン事実は小説よりも何とかですね...Gin

    けーしちょー

    けーしちょーさん からの返信 2006/02/12 23:53:05
    RE: 何と!こんな所に...!!
    ginさん。一票ありがとうございます。

    そうなんですよぉ。本当にゲゲゲだったのですよ。特に境港市が観光資源として水木しげるをリスペクトしてるので、街をあげての妖怪ムーブメントが楽しいです♪よろしければ、目玉オヤジが水木しげるロードをナビしてる旅行記もupしておりますので、そちらもご堪能ください。きっとお気に召していただけるかと思います♪

  • モナリザさん 2006/01/03 07:37:06
    明けましておめでとうございます。
     けーしちょーさん、楽しい旅行記をいつも楽しみにしてます。
    と言っても、「面白いコメントを書くトラベラーがいるよ」と招き猫さまから教えられたんです。
    招き猫さまは、鳥取に島根が大好きな県だと言ってました、それに「ゲゲゲの鬼太郎」が最初にブレークした時、高校生でそれからの鬼太郎のファンだと言ってましたよ。
     私も10月からの新米トラベラーです、今年もよろしくお願いしますね。

    時差ボケのモナリザです。

    けーしちょー

    けーしちょーさん からの返信 2006/01/04 23:51:14
    RE: 明けましておめでとうございます。 モナリザさんへ
    モナリザさん、こんばんわ。

    4トラで話題沸騰のトラベラー??って、けーしちょーと煙は高いところが大好き。カキコ、嬉しい事をゆってくれるぢゃありませんかっ(*^_^*)

    時差ボケ、つらいですよね。大丈夫ですか?
    弱ってるときに風邪とかひきやすですから、ご自愛くださいませ。
    モナリザさんに続いて、招き猫さんも、カキコしてくださいましたよぉ。
    なんか、こういうの、とってもうれしいですよね。
    モナリザさんと私、デビューが同時期の4トラ同級生でしたか!!
    徐々に知り合いトラベラーさんが増えていくのが楽しいです。

    今年もよろしくお願いします。


けーしちょーさんのトラベラーページ

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