1975/02 - 1975/02
118位(同エリア301件中)
片瀬貴文さん
さてこの空っぽのマンションに今夜寝るとすれば、まず必要なのは灯りだった。
しかし電球は、街のどこにも売られていない。
誰かが買い溜めしていないだろうかとあちこち情報を探しまくり、ようやく一個借りることができた。
次に必要なのは、ベッドとマットである。
グランマルシェ(中央市場)に出て、ベッドは運よく見つかった。
病院に置かれているような簡単なパイプ製だが、実用上これで十分だ。
運搬は、そこここに溢れている失業者風の男に頼めばいい。
しかし持ち逃げされないよう、正直そうな者を選び、しっかり監視しなければならない。
マットはなかなか見つからず、ほとんど諦めかけていたところだったが、ついに露天の店で一つ発見し、思わず万歳を叫んだ。
だが馬鹿高いので値段の交渉をしていた隙を狙い、後からやってきたザイール人が「これは自分が見つけたものだ」と主張する。
その気迫と雄弁に押され、危うく断念しかけたところ、それを見ていたザイール人の中年のおじさんが私のほうが先と証言してくれ、助かった。
このように勇気と正義感があり、親切なおじさんの出現は、今までずるいとばかり思っていたザイール人の、新しい側面の発見だった。
しかも外国人である私を、ザイール人と同等に扱ってくれたことは嬉しかった。
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