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アンデルマット付近の山はいままで行ったことがなかったので今回の滞在に期待したのだが天候がもう一つで今回は偵察みたいなことになってしまった。<br />それでも周辺の感じがかなりわかったのでまたの機会を待つことにして、ホテルの予約もあるので今日はフィアヴァルトステッタゼー(4つの森の州湖。今ではルツェルン湖と言われることが多い)に向けて出発する。皮肉にも今日は晴れてきた。<br />この湖はスイスの中央に位置するが日本ではなじみが薄い。唯一ルツェルンがグリンデルヴァルトへの途中下車地として慌ただしく見物するぐらいだ。<br />スイスに来る度に翌年のカレンダーを買い求めるが、ある年のカレンダーにこの湖畔の中腹を歩く写真がえらく気に入って「いつか体力が衰えて散歩しか出来なくなったらここを歩くのがいいなー」と考えていた。もうその時期が目の前に近付いてきたので様子を見ようかと今回の計画に入れた。<br /><br />しかし計画中に注目の南岸にはめぼしいホテルが見つからなかったのと、つい近くにある高くて名の通った北岸のリギ山に目が移りその麓のホテルが気に入り予約してしまった。そのために南岸の偵察を果たせなかったが、リギ山の散歩は楽しかった。

2003年スイスの旅続編(3)ルツェルン湖とリギ山 その1

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2003/08/01 - 2003/08/01

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4nobu

4nobuさん

アンデルマット付近の山はいままで行ったことがなかったので今回の滞在に期待したのだが天候がもう一つで今回は偵察みたいなことになってしまった。
それでも周辺の感じがかなりわかったのでまたの機会を待つことにして、ホテルの予約もあるので今日はフィアヴァルトステッタゼー(4つの森の州湖。今ではルツェルン湖と言われることが多い)に向けて出発する。皮肉にも今日は晴れてきた。
この湖はスイスの中央に位置するが日本ではなじみが薄い。唯一ルツェルンがグリンデルヴァルトへの途中下車地として慌ただしく見物するぐらいだ。
スイスに来る度に翌年のカレンダーを買い求めるが、ある年のカレンダーにこの湖畔の中腹を歩く写真がえらく気に入って「いつか体力が衰えて散歩しか出来なくなったらここを歩くのがいいなー」と考えていた。もうその時期が目の前に近付いてきたので様子を見ようかと今回の計画に入れた。

しかし計画中に注目の南岸にはめぼしいホテルが見つからなかったのと、つい近くにある高くて名の通った北岸のリギ山に目が移りその麓のホテルが気に入り予約してしまった。そのために南岸の偵察を果たせなかったが、リギ山の散歩は楽しかった。

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  • ルツェルン湖の概念図。正式にはフィアヴァルトステッタゼー。ヌシャテル湖に続くスイス第二の湖。<br />建国にまつわる伝統的雰囲気の小さな町が点在し、湖の周辺には多くの展望台がある。特に有名なのがピラトゥスとリギである。<br />スイスのほぼ中央にあり、またサン・ゴッタルトへの通路にあたる戦略上の重要性からハスプブルク家の制約が厳しくなる。それに対して自治権を得ようとシュヴィーツ、ウーリ、ウンターヴァルデンの代表者が永久同盟を結成した。決して支配を排除した独立ではないのだがこれをもってスイス連邦の第一歩と考え、この日1291年8月1日を建国記念日とした。<br /><br />この湖の周辺特に東部(図では上)ではウイリアムテルなど建国にまつわる逸話の場所が点在する。<br /><br />旅はアンデルマットから湖の東部のブルンネンまで鉄道で、そこからウェッギスまでは船で行き、そこで2泊の後再び船で湖の西部のルツェルンに渡る。<br />

    ルツェルン湖の概念図。正式にはフィアヴァルトステッタゼー。ヌシャテル湖に続くスイス第二の湖。
    建国にまつわる伝統的雰囲気の小さな町が点在し、湖の周辺には多くの展望台がある。特に有名なのがピラトゥスとリギである。
    スイスのほぼ中央にあり、またサン・ゴッタルトへの通路にあたる戦略上の重要性からハスプブルク家の制約が厳しくなる。それに対して自治権を得ようとシュヴィーツ、ウーリ、ウンターヴァルデンの代表者が永久同盟を結成した。決して支配を排除した独立ではないのだがこれをもってスイス連邦の第一歩と考え、この日1291年8月1日を建国記念日とした。

    この湖の周辺特に東部(図では上)ではウイリアムテルなど建国にまつわる逸話の場所が点在する。

    旅はアンデルマットから湖の東部のブルンネンまで鉄道で、そこからウェッギスまでは船で行き、そこで2泊の後再び船で湖の西部のルツェルンに渡る。

  • スイスとイタリアを結ぶ交通の要衝ゴッタルト街道。下の道は旧街道の悪魔の橋と言われる。上が新街道だが道幅が思いのほか狭い。先年このトンネル内で大きな車両火災があった。

    スイスとイタリアを結ぶ交通の要衝ゴッタルト街道。下の道は旧街道の悪魔の橋と言われる。上が新街道だが道幅が思いのほか狭い。先年このトンネル内で大きな車両火災があった。

  • アンデルマット、ゲシュネンからブルンネンへの道。ルツェルン湖に入るロイス河が線路と並行して流れる。

    アンデルマット、ゲシュネンからブルンネンへの道。ルツェルン湖に入るロイス河が線路と並行して流れる。

  • ルツェルン湖畔の要衝ブルンネン。ここで船に乗り換えウェッギスまで

    ルツェルン湖畔の要衝ブルンネン。ここで船に乗り換えウェッギスまで

  • ブルンネンの船着場。もっとゆっくりしたかったが荷物の預け場がなくて。

    ブルンネンの船着場。もっとゆっくりしたかったが荷物の預け場がなくて。

  • ブルンネンを出航する。背後はフロンアルプストック、ロファイエンなど。

    ブルンネンを出航する。背後はフロンアルプストック、ロファイエンなど。

  • 南側湖畔の高台。そこまでのリフトもある。きっといい散歩道があるだろうな。<br />背後の山はギギッチェン2540mから右の2928mに続く。

    南側湖畔の高台。そこまでのリフトもある。きっといい散歩道があるだろうな。
    背後の山はギギッチェン2540mから右の2928mに続く。

  • トライブの船着場。ここには高台へのリフトがあり沢山の人が下りる。

    トライブの船着場。ここには高台へのリフトがあり沢山の人が下りる。

  • ゲルサウの船着場

    ゲルサウの船着場

  • ベッケンリードの船着場の後ろにピラトゥス山 2129m

    ベッケンリードの船着場の後ろにピラトゥス山 2129m

  • リギ山への登山鉄道があるヴィッツナウ。後ろの崖に建国記念日のために掲げた特大の国旗が見える。

    リギ山への登山鉄道があるヴィッツナウ。後ろの崖に建国記念日のために掲げた特大の国旗が見える。

  • 今日泊まるホテルがあるウェッギス。ここからもリギ山へのリフトがある。<br />ピラトゥスとウンターヴァルデンを眺めながらの湖岸散歩道、南斜面の故の南国の植物など明るい雰囲気の滞在適地。

    今日泊まるホテルがあるウェッギス。ここからもリギ山へのリフトがある。
    ピラトゥスとウンターヴァルデンを眺めながらの湖岸散歩道、南斜面の故の南国の植物など明るい雰囲気の滞在適地。

  • こじんまりしたゼーホテル・ゴッタード。4階正面の最上の部屋があてがわれた。

    こじんまりしたゼーホテル・ゴッタード。4階正面の最上の部屋があてがわれた。

  • ホテル付属の湖畔テラス。その向こうに隣りのホテルと共用(借用?)のプールがある。

    ホテル付属の湖畔テラス。その向こうに隣りのホテルと共用(借用?)のプールがある。

  • 部屋からの眺め。湖の向こうにピラトゥス、下にプールが見える。<br />右上の点はコニカミノルタの広告を書いた飛行船で南独で製作され欧州を巡った後で翌年に日本に到着

    部屋からの眺め。湖の向こうにピラトゥス、下にプールが見える。
    右上の点はコニカミノルタの広告を書いた飛行船で南独で製作され欧州を巡った後で翌年に日本に到着

  • 南岸の彼方にティトリス山?

    南岸の彼方にティトリス山?

  • 荷物を置くと早速隣り町キュスナハトまでハイクに出かける。湖を眺めながらの楽しいハイク。

    荷物を置くと早速隣り町キュスナハトまでハイクに出かける。湖を眺めながらの楽しいハイク。

  • キュスナハトまでのハイクの途中、草原で休憩。ここでめがねを忘れて取りに戻る。草原なので位置をなかなか特定できず発見までに時間がかかる。<br />おかげで途中のグレッぺンで引き返す。

    キュスナハトまでのハイクの途中、草原で休憩。ここでめがねを忘れて取りに戻る。草原なので位置をなかなか特定できず発見までに時間がかかる。
    おかげで途中のグレッぺンで引き返す。

  • 町の広場でチェスの駒で遊ぶ幼児を見守る親。

    町の広場でチェスの駒で遊ぶ幼児を見守る親。

  • ディナーはホテルの前の湖畔のテラスで

    ディナーはホテルの前の湖畔のテラスで

  • 今日8月1日はスイスの建国記念日でスイスの祝日では最大のお祝いの日で、いろんな催しが行われる。ホテルの傍の村の広場へ見物に行った。<br />この村のヨーデルグループらしく素朴な歌い方だった。

    今日8月1日はスイスの建国記念日でスイスの祝日では最大のお祝いの日で、いろんな催しが行われる。ホテルの傍の村の広場へ見物に行った。
    この村のヨーデルグループらしく素朴な歌い方だった。

  • アルプホーンと建国の日らしく旗振りの芸。

    アルプホーンと建国の日らしく旗振りの芸。

  • 広場で一通りの催しが終ると今度は提灯行列。

    広場で一通りの催しが終ると今度は提灯行列。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • kyonさん 2005/12/05 23:30:40
    はじめまして
    4nobuさん、はじめまして。
    「ルツェルン湖とリギ山」というタイトルに惹かれてやってきました。
    私はルツェルンには3時間程度しか滞在しなかったのですが、すごく
    素敵で印象深い町でした。
    あの湖の周りにはこんなにたくさんかわいらしい町があるんですね。
    私はドイツ在住なのですが、よくいくチーズ屋さんのおばさんが、
    「赤ワインに会うチーズを」というとキュスナハトという名前のチーズを
    だしてくれるんです。
    キュスナハトというのは町の名前だったんですね。
    意外な所で判明して、ちょっとうれしくなりました。
    他の旅行記もまたゆっくり拝見させていただきます。



    4nobu

    4nobuさん からの返信 2005/12/06 00:34:48
    RE: はじめまして
    kyonさん ご訪問ありがとうございます。
    スイス旅の報告はこの後7日分あります。あまり皆さんが行かないマイナーな所なのですが引き続き読んでいただくとうれしいのですが。
    さてミュンヘンにお住みのご様子ですが。ドイツで住むのに一番人気のところですね。私も数回訪れていますが明るい雰囲気と食べ物がおいしかった思い出があります。
    オクトーバフェストは1969年に最後の土曜日に行って宿を探してタクシーであちこち廻ってもらい結局個人のうちに泊めてもらった今では印象深い思い出があります。時効ですがオクトーバフェストの特大のジョッキをかっぱらい今でも花瓶の代用に使ってます。最近はちょっとの滞在になってますが今でも累積滞在日数はドイツが一番なほど一時期はドイツに凝っておりました。
    これからも懐かしいドイツ情報を下さい。

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