2000/12/26 - 2001/01/03
499位(同エリア622件中)
チカコさん
クリスマスの翌日のボクシング・デイにイギリスを去り、アイルランドへ飛んできました。飛行機はブリティッシュ・ミッドランド。入国はやたらと簡単でした。イギリス人、アイルランド人はともかく、私は日本からやってきた外国人です。パスポートを握り締めて入国管理局に向かうと、管理官のオヤジども3人は陽気にお話中で、ジェスチャーで通れ、通れと手を振るだけ…。クリスマスの翌日で飲んだくれてるな。これでいいのか、アイルランドの入国管理局。
空港にはアイルランド人の友人が迎えに来てくれました。彼女は1年間日本にで働いていたので、その時に知り合いました。スーパーで夕飯の買出しをして(冷凍ピザ)、彼女と妹、他のアイリッシュの女性がシェアしている住宅に向かいました。そこはダブリン郊外のブラックロックというところにありました。
さて、ドアを開けて玄関へ、そしてリビングへ。え〜???と声がのどまで出そうになりました。汚いんです。泥棒が入った後みたいに。食器は暖炉の上、床に転がり、とにかくいろんなものが。友だちが言うには、クリスマス・パーティーをして後片付けをしていないのだそうです。でも、キッチンもすごいし、バスルームなんて女性の家じゃないってくらい汚れています。化粧品やタオルが床に散乱していましたから。女性の数人暮らしはこんなにも汚いのかとただただ驚くばかり…。私は
「ここは妖精の国、ここは妖精の国…」
と、呪文のように心の中で唱えていました。
私の友人は小学校の教師でした。ちょうど冬休み中で1日はダブリンを案内してくれたし、ドライブにも連れて行ってくれました。また、大晦日は彼女の友人宅でカウント・ダウンのパーティーをしました。お正月には彼女の家族と夕食も取りました。
大晦日は彼女の友人の身内だけの小さな素敵なパーティーでした。2001年のニュー・イヤーを迎えたとたん、シティ・センターでは花火が上がり、ラジオからはアイリッシュ音楽が流れ始めます。するとみんな立ち上がり、リバー・ダンスを踊り始めるのです。一人の女性が私の手を取って踊るように促しました。もちろん、私は踊れません。そんな私に彼女が言いました。
「アイルランド人にとって踊ることは生きることなのよ」
私が訪れた時は大寒波が襲来していて、西のゴールウェイには行かれなかったけど、たくさんのアイルランド人たちに出会え、楽しい旅行となりました。
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ダウンタウンの中心を流れるリフィ川。
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公用語は英語とゲール語です。
標識も二ヶ国語で表示されています。 -
ヒューストン駅前です。
虹がきれいです。 -
昔の行商人、モリー・マーロンの像。
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グラフトン・ストリート。
ストリート・ミュージシャンがたくさんいました。 -
テンプル・バーにて。
1540年にイギリスのヘンリー8世が修道院を解体し、テンプル一族が所有していた土地でした。
川沿い(バー)に位置するため、テンプル・パーと呼ばれるようになったそうです。
今ではダブリンの芸術村となっていて、観光客が集まる場所です。
アイリッシュ・パブもたくさんありました。
ギネスがおいしかった! -
オコンネル・ストリート。
独立運動の指導者、オコンネルの像が入り口にあります。
ダブリンは独立運動に関係した建物が多いです。 -
G.P.O中央郵便局。
1916年のイースター蜂起の際にはアイルランド義勇軍の司令部となり、イースター・マンデーの日に「共和国宣言」がなされた場所です。
中は普通の郵便局です。
オコンネル・ストリートにあります。 -
アイルランド銀行。
1595年に病院として建てられ、1729〜1739年アイルランド自治会議として再建され、世界で初めて議会を召集した建物といわれます。
アイルランド銀行が買収し、1801年に本店としてオープンしました。 -
フォー・コーツ。
1802年に完成した裁判所です。
アイルランド内戦の時には、アイルランド共和軍IRAの総司令部となりました。
砲撃を浴びて建物は破壊されましたが、1932年までに修復されました。 -
税関。
1791年に設計されますが、1921年に独立戦争の勝利を祝って、英国帝国主義の象徴であるこの建物は火をつけられました。
1986年から修復工事が着工され、1991年に再建されました。 -
トリニティ・カレッジ。
1592年にイギリスのエリザベス1世によって創設されました。
ケルト芸術の最高峰である「ケルズの書」、旧図書館の主要図書室であるロング・ルームが見学できます。
「ケルズの書」は美しかったです。 -
これもトリニティ・カレッジです。
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クライスト・チャーチ大聖堂。
アイルランド国教会アングリカン派のダブリンとグレンダーロッホ教区の主教会です。
1172年に建立されました。
地下室が迷路のようでおもしろかったです。 -
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このにゃんこにエサをねだられました。
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ダブリナーとクライスト・チャーチ大聖堂。
左の建物、ダブリナーではダブリンの中世の歴史が体感できます。
1995年にオープンしました。
それなりにおもしろいけど、ダブリンの歴史は虐待の歴史ですね…。
もうひとつのアトラクション、ダブリン・バイキング・アドベンチャーというもの近くにありますが、これはちょっといまいちでした。 -
聖パトリック大聖堂。
アイルランド最大の教会です。
木造のチャペルから1191年に石造の大聖堂に建て替えられました。1320〜1520年にはアイルランド最大の大学としても使われました。
「ガリバー旅行記」で有名な作家のスウィフトも18世紀に司祭長を務めました。
彼のお墓もあります。
アイルランドのプロテスタント教会のひとつです。 -
ダブリン城。
13世紀にイギリスのジョン王によって建てられ、1684年の火事で崩壊するまで7世紀間イギリス支配のシンボルでした。
現在、石造りのレコード・タワーが一部修復されて残っているだけです。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 迷子さん 2005/11/21 20:25:27
- ダブリンは寒そうですね。
- 今晩は、お邪魔しちゃいます。
私の掲示板に書き込みありがとうです。ダブリンにも行かれたんですね。
もう4年位街の中には行ってなかったので、旅行記見て懐かしいです。
写真に付けられたコメントも詳しくて、これをプリントアウして現地に行けば、りっぱなガイドブックになりそうですね。アイルランドも田舎がとってもステキな国ですよ。雨も多い所だけど虹も見られてイカにも妖精が居そう
な感じ、以前に泊まったB&Bの奥さんに妖精って今もいるの?って訊ねたら、
“見たことはないけど、泣き声は子供の頃に聞いた。その夜に叔母が亡くなったから、あれは絶対にバンシーの声だった。”って言ってました。
向こうでは道に迷って同じ処をグルグルしてると、妖精にバカされたと言う
そうですが、私なんか行く度にバカされっぱなしです。一度見かねた近所の
人が助けに来てくれたな。
チカコさんも是非、今度は田舎へ行ってみてくださいね。(くれぐれも妖精
には注意!)
そうだ、ダブリンにバイキングのミイラを見せてくれる教会があったな、
行ったかな?
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