1972/09/29 - 1972/09/29
629位(同エリア685件中)
片瀬貴文さん
1961年9月29日(金)
モンテカルロトンネルの工事を視察した後、夕刻から一人でモナコを歩く。
モナコは13世紀から、イタリア、ジェノヴァのグリマルディ家がこの地を統治し、今の領土が確定したのは1861年。
以来モナコは、フランスの保護国となった。
1919年のフランスとの協定で、男子の王位継承者がいない場合フランスに併合されることになっている。(2002年、この協定はなくなった)
3万人の人口のうち、生粋の「モナコ人」は18%、あとはフランス人、イタリア人など外国人が占めている。
モナコ大公は、アルベール二世(1961年当時はレーニエ三世)。
首相の任命には、フランス政府の推薦を必要としている。
昨日に続いて、カジノを訪れる。
私自身賭けるわけではないのだが、そこに描かれている人間模様が面白い。
母は私の行動をとやかく言うことはなく、任せっ切りだったが、三つの言葉が今も胸に残っている。
「賭けはするな、タバコを吸え、台所には入るな」である。
ここのカジノは、ニースに比べればずっと本格的で、格が高いようだ。
ブール(ルーレット)にしても、ニースは9枠だったが、ここは36枠もある。
一回の賭け額も、最高1万フラン(当時72万円)で、ニースの10倍。
もし36倍の賭け率で1万フラン当てれば、36万フラン(当時2,600万円)という凄さだ。
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