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キンシャサに到着して五日目から、毎日ホテルを朝出て、新たに構えた書斎兼私設事務所へ通うことにする。<br /><br />汗まみれになり、ザイール人の臭いに取り囲まれながら、満員のガタガタエレベーターで7階まで昇ってゆくと、はるばる異国に来た実感に襲われる。<br /><br />ザイール人は、いつもピリピリの香りがする。<br />ピリピリは唐辛子の一種だが、独特の香りが強く、ザイール人の大好物なのだ。<br /><br />後日だが、彼らはピリピリを油漬けにしたり、酢で漬けたりしたものを日本にまで持参し、一流料亭のご馳走にかけて食べていた。<br />ちょうど日本人が、しょうゆを持ち歩く感覚である。<br /><br />ザイール河の河口地域、バ・コンゴの名物料理に、「コサコサ・ア・ピリピリ」がある。<br />ここで取れる小エビを、ピリピリで味付けしたもので、ビールのつまみにぴったりだ。<br /><br />事務所には冷房がなく、風通しを良くしようと開け放たれた室内の窓やドアには、全て鉄格子が嵌められている。<br /><br />椅子に座っていると、いつの間にか監獄に閉じ込められたような、不思議な気持ちになっている。<br /><br />鉄格子のかなたから、港のざわめきが聞こえてきて、何かしら胸のときめきを覚える。<br />

キンシャサ日記 318 鉄格子の事務所

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1975/02 - 1975/02

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片瀬貴文

片瀬貴文さん

キンシャサに到着して五日目から、毎日ホテルを朝出て、新たに構えた書斎兼私設事務所へ通うことにする。

汗まみれになり、ザイール人の臭いに取り囲まれながら、満員のガタガタエレベーターで7階まで昇ってゆくと、はるばる異国に来た実感に襲われる。

ザイール人は、いつもピリピリの香りがする。
ピリピリは唐辛子の一種だが、独特の香りが強く、ザイール人の大好物なのだ。

後日だが、彼らはピリピリを油漬けにしたり、酢で漬けたりしたものを日本にまで持参し、一流料亭のご馳走にかけて食べていた。
ちょうど日本人が、しょうゆを持ち歩く感覚である。

ザイール河の河口地域、バ・コンゴの名物料理に、「コサコサ・ア・ピリピリ」がある。
ここで取れる小エビを、ピリピリで味付けしたもので、ビールのつまみにぴったりだ。

事務所には冷房がなく、風通しを良くしようと開け放たれた室内の窓やドアには、全て鉄格子が嵌められている。

椅子に座っていると、いつの間にか監獄に閉じ込められたような、不思議な気持ちになっている。

鉄格子のかなたから、港のざわめきが聞こえてきて、何かしら胸のときめきを覚える。

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