初欧州の地は北欧から２

2003/03/10 - 2003/03/18

2003年3月、入社前に一度は欧州へ行きたいと思い、かねてから行ってみたかったフィンランド、スウェーデンに旅行に出かけてきました。
　西洋文明を肌で触れる事で私達にないもの、また私達が持っているものを感じる事のできた旅行だったと思います。しかし、純粋に楽しめた旅行でもありました。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

　朝早めにヘルシンキ中央駅へ。平日だから多少人は多めで通勤客が構内に向けて列車からやって来る。｢世界の車窓から｣で見たあの風景かぁ、などと感慨に耽っていました。


　

　ヘルシンキ中央駅の東側。雪模様のせいか、少し寂しげな情感が漂っていました。

　今度は西側へ行き、ちょっと行くとバスターミナルが。行き先は色々でしたね。ちょっと勇気がありませんでしたので長距離バスには乗りませんでした。

　マンネルハイム通りから大型スーパー(百貨店？)ストックマンを見渡す。信号機のサイレンは｢カタカタカタカタッ｣とシンプル。意外とすぐ青から赤に変わるように思える。

　
　救急車のサイレン音は日本で聞いている音ではなく、よくニュースで効く欧州ならではの「パープーパープー」という音。少しずつ欧州の地を踏んでいる事を確信する。

　ヘルシンキのトラム。運転手さんは無口気味だったけど、行きたい駅を伝えるとそっと｢次の駅だよ。｣と教えてくれた。フィンランド男性ははにかみやさんが多いのかもしれない。

　どこへ行こうか思案中の時の撮影。

　とりあえずヘルシンキ大聖堂へ来ました。デンマークともスウェーデンとも異なるフィンランドならではの、ロシア統治の影響を受けた建築様式。この白とエメラルドグリーン色がいいですね。

　
　夏ならもっと良いのだろうなぁ。

別のアングルから。

　ヘルシンキ大聖堂の中。写真撮影は大丈夫そうでした。意外と中は狭かったです。

　ヘルシンキ大聖堂の丘から市内を一望する。

　元老院広場より。夏だと良かったのでしょうねえ。

　ウスペンスキ大聖堂へ向かう時の撮影。中央に見えるのは大統領官邸。意外と小さいので驚きました。

　遠くからウスペンスキ大聖堂を眺める。もうすぐだ。

　ウスペンスキ大聖堂を真下から撮影。中は入れませんでした。入れたのかもしれませんが、入り口が見つからなかったです。

　スオメリンナへ行く前に撮影したヴァイキングライン。

　スオメリンナへ行く前に撮影した。シリアライン。これがヘルシンキからスウェーデンなどへ行くのかぁ、一度乗船してみたいな。

　スオメリンナに到着の際の撮影。


　これよりちょっと前に、待合室にて出くわした地元の小学生だと思われる女の子に船の切符の買い方を聞いた。

　お互いたどたどしい英語だったが、何とか切符を買う事ができた。お嬢さん、感謝。


　その際の事であるが、その子は何やら作業しているので｢今は何をしていたの？？｣と質問してみてその答えて曰く、「宿題をやっていたの。おうちでやりたくないから今のうちに片付けておこうと思って。」


　しっかりした子であった。

　スオメリンナの丘からヘルシンキ側を眺める。毎日こういう天候だからこそ北欧家具が発達したのだな、と体感する。

　おまけ。駅の売店で売っていたムーミンの可愛いらしい飲み物。

この旅行記へのコメント （4）

• さすらいおじさんさん 2005/10/19 12:04:21

  旅行記をついにＵＰされたのですね

  きゃんさん 旅行記をついにＵＰされたのですね。
  
  以前より、リヒテンシュタインとスイスとの情報などお教えいただきありがとうございます。
  ヘルシンキは１９７１年にシベリア鉄道で入った西側の初めての街で気持ちが一気に開放したことを良く覚えています。印象に残っているのはディスコ、サウナ、ユースホステルで、大聖堂はきゃんさんの写真で初めて拝見しました。機会があればヘルシンキの街をまた、ゆっくり歩いてみたいです。

  きゃんさんさん からの返信 2005/10/19 14:30:01

  RE: 旅行記をついにＵＰされたのですね

  　さすらいおじさんさん、ご無沙汰しております。
  
  
  　はい、ようやくUPし始めました。ぷらぷらとあま
  り目的を定めずに観光しましたので、ちょっと普通
  の旅行とは違う味わいの写真は取れているのかな、
  と思っております。故に旅行らしくない写真ばかり
  ですが(^^;。
  
  
  　冷戦の頃にソ連→フィンランドに入られているの
  ですね。やはり当時のシベリア鉄道は緊張感があり
  ましたか？またフィンランドもソ連の準衛星国家の
  感じは受けましたか？
  
  　
  　サウナは実はこの時は何故か入らなかったんです
  よ。今考えると勿体無いですねぇ・・。
  
  
  　私もまたヘルシンキは訪れたいです。特に夏にぜ
  ひとも訪問したいですね。

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/10/19 19:18:41

  RE: RE: 旅行記をついにＵＰされたのですね

  きゃんさん
  
  >冷戦の頃にソ連→フィンランドに入られているの
  ですね。やはり当時のシベリア鉄道は緊張感があり
  ましたか？またフィンランドもソ連の準衛星国家の
  感じは受けましたか？
  
  
  シベリア鉄道の持ち物検査は旅行記にも書きましたが厳しいものでした。ソ連の検査の中でも一番緊張しました。
  
  フィンランドは自由国の雰囲気でソ連のいつも監視されている雰囲気とは全く違いました。ただ、近郊のエストニアやラトビアからヘルシンキに観光で来ている人が多く、ソ連との関係の近さは感じていました。
  

  きゃんさんさん からの返信 2005/10/19 19:57:12

  RE: RE: RE: 旅行記をついにＵＰされたのですね

  　さすらいおじさんさん、ご返信ありがとうございます。
  
  ＞シベリア鉄道の持ち物検査は旅行記にも書きましたが厳しいものでした。＞ソ連の検査の中でも一番緊張しました。
  
  　やはりそういう雰囲気があったのですね。でも冷戦時代の東側を一度
  見てみたかったですね。私が中学生の頃にベルリンの壁が崩壊してしま
  いましたからね・・。
  
  
  　でも、それで良かったのでしょう。イデオロギーに振り回された時代
  は終わりましたし。
  
  
  
  ＞フィンランドは自由国の雰囲気でソ連のいつも監視されている雰囲気とは＞全く違いました。ただ、近郊のエストニアやラトビアからヘルシンキに観＞光で来ている人が多く、ソ連との関係の近さは感じていました。
  
  
  　なるほど、ソ連と近い関係ながらも自由度はあったのですね。この辺り
  のお話は興味尽きません。冷戦時代のフィンランドのお話は私が調べきれ
  ていないせいか、あまり聞いた事がないもので・・。大変勉強になりまし
  たm(__)m。