2005/05 - 2005/05
8906位(同エリア11619件中)
おまつさん
といっても、雅叙苑のことを知ったのは九州旅行に行くことを決めてから。
ガイドブックを眺めていたらなんだかとても惹かれる旅館の紹介記事が。自家製の有機野菜を使った体にやさしい食事と、田舎に帰ったようなほっとする雰囲気云々。
なんだか他のただ高級な旅館とは違った感じで、すんご~く気になる!でも、1泊2万円から!?高!!あーでも気になる!!
よし、この旅行は一応私の新婚旅行なのだ。一生に一度くらい贅沢をしてもいいではないか。せっかく名古屋から鹿児島まで行くんだし!彼はドイツくんだりから来るんだし!
というわけで、とーーーっても素敵なひとときが過ごせた「忘れの里 雅叙苑」の様子をご紹介。
ところで、浴衣を着た外国人の姿ってどうしてこうも可笑しいのかしら。彼の後ろ姿、ミスマッチ大賞(大将でも可)です。
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ここに泊まるために1ヶ月くらい前に予約したけど、一人2万円台の「部屋つき露天風呂のない」部屋は二部屋しかないらしく、あやうく希望の日の予約がとれないとこだった。
露天風呂つきの部屋は私には手の届かない(届いたとしても払いたくない)ようなお値段だったのだけど、それ以外に露天風呂は共同のものが3つあって、さらにそのうち2つは貸切可能だったから部屋にお風呂ついてなくても超大満足!
チェックイン開始時間すぐにチェックイン。1秒でも長く滞在してモトをとらねば!という貧乏根性丸出し。
さりげなくお花が飾られたお部屋は、川が見える素敵な和室でした。(でも対岸の旅館の部屋がけっこう丸見えだった...) -
お部屋に案内されると、すぐにお茶を用意してくれた。
手作りのヨモギ餅とすんごーーく心のこもったメッセージが!
いいねえ、こういうの!!日本人ならではですなあ。
もちろんヨモギ餅とってもとってもおいしかった。子供の頃、家の前で春のヨモギを摘んで、それでお母さんが作ってくれたお団子と同じ香りがした。 -
ここはほんとに有名な旅館(らしい)のですが、行って納得。
ひとことで言うなら「ぬかりない」って感じ。
独特の、さりげないのに細やかな気配りが隅の隅まで行き渡ったすばらしいお宿。
例えばお庭も、ちょっと雑木林っぽく見えるくらい「自然」なんだけど、それがいい。
ニワトリがのしのし歩き回ってるのもいい。 -
右の方のカゴのとこに「おやつ」って書いてあるの見えるかなぁ? ここにはふかしたサツマイモが入ってました。蒸しパンもあったなあ。おいしかった...。
その横には冷えたレモン水が素敵な瓶に用意してあって、いつでもちょっと腰かけて一服できるようになってます。
なんて楽しいアイデア!!心からほのぼのしたわ。 -
お漬物用のお野菜が干してあります。
視覚的にもかなりいい効果を出しております。きれい。 -
まあ素敵!!シェリー酒も冷えてます。
好きでもないのについ飲みたくなってしまうほど憎い演出。こんなのがさりげなくお庭に用意されているのです。 -
今日の夕飯に使われるお野菜かな。
とにかく、ただ置いてあるものがここではなんでも絵になります。
ここは調理場も兼ねているらしく、朝ごはんのときはここでお魚を焼いていました。
そのお魚も、板前さんが見せてくれる数種類の魚から自分で好きなものを選ぶと、すぐに焼きにかかってくれます。高級ホテルのブッフェみたい!
さらに産みたて卵も、そのままいただくか玉子焼きにしてもらうか、その他好みに合わせて用意してくれます。すばらしいサービス。 -
おぉっと!よく見たらこの大根ずいぶんセクシーだわ! -
夕食はお部屋で。食前酒から順番に一品ずつ運ばれてきます。
ところで、外国人と一緒に日本を旅行していると、やっぱりたくさんの人から声をかけてもらえます。
ここでも、夕食前に庭で立ち話になったおじさまに、「彼はドイツ人で、これは私たちの新婚旅行なんですー」って話をしたら、気前のいいおじさまで「よーし、じゃあおれがお祝いにビールを一杯おごっちゃろう!」だって。
そのビールは夕食のときに仲居さんが持ってきてくれた。
さらに!そのおじさまが仲居さんにいきさつを話してくれたおかげで、宿の女将さんから「新婚旅行だそうで...お祝いにどうぞ」ってことでモエ・シャンドンのシャンパンハーフボトルがサービスされてしまった!嬉しーーい♪ -
写真はまだ野菜の洗い場だけど、話題はすでに夕食。
ここの食事、ほんっっっっっとに心からおいしかったー!!!!!!!!
これまでの人生で泊まったどのお宿の料理よりも、どの料亭で食べた料理よりも、明らかに格段においしかった。
素材がいいのはもちろんのこと、すごく心のこもった味がしたからかな。
もちろん雰囲気も最高だし、盛り付けがまたセンスよかった!すごく日本風なんだけど、古臭くなくて野の花や葉が上手に使われていて。一品一品気持ちが行き届いた食事でした。(残念ながら食べるのに夢中で、ロクな写真がないのであしからず。)
2時間くらいかかって完食。お腹ぱんぱんだけど、幸せ〜♪
で、さらに夜食として、1時間後くらいにおぜんざいも運ばれてきたのだ。びっくり!もう無理です〜、と思いつつやっぱり完食してしまった...。 -
これも夕食前の写真。野菜の並んだ棚があるのはこんなスペース。
見えないけど、彼の背後にはご当地の焼酎が何種類も並べられていて、これも自由に飲んでみることができるのだ。ここでいろいろ試飲してみて、気に入ったのがあれば夕食のときに注文されては?ってことらしい。いちいち気が利いてるねえ。
もう昼間っからチャンポンです。 -
そんなに敷地が広いわけではないんだけど、ここにいると余計なものが目に入ってこないのですごく落ち着く。
数十年前にタイムスリップしたような...。
露天風呂の写真撮らなかったんだけど、ここの温泉はちょっと赤く濁ったお湯で、最初昼間に入ったときはぎょっとした(笑)。 -
で、翌朝。朝風呂の後の朝ごはんも、やっぱりおいしかった。
うーん、確かに二人で一泊4万6千円以上したのは安いとはいえないけれど、ここにはそれを払ってでも泊まる価値が十分にある!と思った私でした。
半値で中途半端な宿に泊まるくらいなら、どーんとお金払ってほんとにいいところに泊まって、本当においしいもの食べたほうが幸せだわ。しみじみ。
またいつかここに行けることを願いつつ...。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ちょりりんまんさん 2005/10/19 19:55:19
- こんばんは^^
- お邪魔させていただきます^^
お庭で話しておられた男性はもしかして広島の方・・・?
広島は「おごっちゃろう。やっちゃろう。」と言います。
広島だけではないのかもしれませんが、独特なのでもしかして・・・と思いました。
素敵な旅行記ありがとうございました。
新婚旅行ですか?お幸せに(´∀`)!
では、またお邪魔させて下さい。宜しくお願いいたします。^^ノシ
- おまつさん からの返信 2005/10/19 21:41:52
- RE: こんばんは^^
- ちょりりんさん、メッセージありがとうございます♪
ビールをおごってくれたおじさまは、九州の方でした。「おごっちゃろう!」って書いたのは私の勝手な脚色で、実際はどうだったか覚えてません(笑)。
そうか、広島方面の方言なのですね。
ちょりりんさんは広島の方なのですか?私の実家は名古屋で、もちろん私も軽〜く名古屋弁入ってます。旅に出て方言を聞くと、「あー、遠くに来たんだなぁ。」って感じがして楽しいですよね。
また、九州新婚旅行のその他の場所を順次アップしていきますので、また覗きにきてやってください!
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