2005/09/16 - 2005/09/26
60位(同エリア319件中)
イチローさん
実際体験して、「こうすればもっとリーゾナブルに楽しめるんだ!こういう方法もあるのか」って思ったことを、旅行者の視点から、攻略法として掲載します。
普段はバックパッカーなのですが、今回ばかりはロイヤル・カリビアン社の豪華クルーズを堪能してきました。内容は豪華でも、1週間ばかしの休みで、カリブの2,3の島を飛行機乗り継いで、自分で倹約しながら周ろうとするより、格段に安くて効率的。
クルーズでは、いろんなスタイルで旅を楽しめます。
日本人はどうしても構えてしまいがちですが(私もそうでした)、こう楽しむべき、なんてのはありません。
クルーズの楽しみ方はヒトそれぞれ、これはあくまで、パッカーあがりの主観ですので、ご了承下さい。
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2005/9/16成田発、9/27着のデルタ航空マイアミ往復航空券が8万円ちょっと、諸税入れて9万弱。
クルーズ代金が、7万円程。1週間、寝泊り飲み食い移動コミコミだから、自分で倹約しながら周るより、安くて効率的。
何よりこんなリーゾナブルな条件で、リラックスしてゴージャスにクルーズを楽しめます。万人にオススメします!!
でも我々パッカーですから、クルーズ船に乗るまで、マイアミでは、マイペースに動きます。
[マイアミ空港で一泊]
飛行機がマイアミ空港に到着したのは、夜22時近く。いまから宿を探すより、例によって空港で1泊しました。空港は清掃が行き届いていますし、24時間営業。ベンチがならぶエリアの床のジュウタンの上で横になって、朝を待つ人々も結構いましたし、何の文句も言われません。快適でした。
[市バスでマイアミ空港から港へ]
クルーズ船に乗船するマイアミ港までは、もちろん市バス(metoro bus)を利用します。
まず、空港のインフォメーションで、無料の「トランスファー・マップ」を貰います。全てのバス路線と乗り換えポイントが分かりやすく地図になっています。
バス路線や乗り換えポイントはいくつもあるので、行き方は様々ですが、我々が利用したルートは、
・空港のメトロバス乗り場から、
7番のダウンタウン方面のバスに乗車。1.5$。
・乗車中に次の乗り継ぎのためのトランスファー・チケットを車内で購入しておきます。O.5$。
・「College North Station」(写真)で下車。
運ちゃんには「カレッジ・ノース」と伝えればOK。
7番ダウンタウン行のバスは、カレッジ・ノースが終点になっていて、ここで一定時間停車するので、わかりやすい。 -
・降車したら、そのままバスの進行方向前方に直進。
10mほど進み、「NW5st」を右折して少し歩くと、
「SeaportConnection」のバス停があるので、ここで待ちましょう。30分以内にマイアミ港行きのバスがやってきます。
支払いは先ほど車内で購入したトランスファーチケットで。
・港に向かうバスから、でっかいナビゲータ・オブ・ザ・シーズ船体が目に飛び込んできます。
ターミナルで降ろしてもらいましょう。
船体を指差し、「ターミナル」で通じます。
・空港からの所要時間は1.5時間も見込めば余裕でしょう。料金は上記の通り、トータルでわずか2$です。
・港のターミナルに入れるのは、午前10時から。
チェックインは10:45からですが、込み合うし、米国市民以外は手続きに時間もかかるので、10時には行っておいた方がいいです。
早めに着いたら、港から見えるクルーズ船の初姿(この写真)を眺めたりしながら、10時まで時間をつぶしましょう。 -
「無料の範囲」
クルーズでは、宿泊、飲食、ショー観覧全て無料ですが、もちろん有料のものもあります。
・アルコール、コーラなどの炭酸飲料は有料です。
オレンジジュースやアイスティー、コーヒー、水は無料です。
・通常のディナー、ビュッフェスタイルのカフェレストラン、メインプロムナードのカフェでの飲食はアルコール、炭酸飲料以外無料です。
ディナーの席でも、無料のドリンクだけ注文してるヒトも結構いました、私もその一人です。
・ハンバーガーショップのハンバーガは有料ですが、
ビュッフェでハンバーガの具材が並んでるので、自分で作れます。ハンバーガは厚焼きで美味です。
・メインプロムナード(船内の大通り)のカフェでは、コーヒー、スナック24時間無料です。コーヒーはスターナックスのような容器に入れてテイクアウトできます。便利。
夜のショーが行われるシアターは、飲み物OKです。
ここのコーヒー持参しました。
・水について
無料の水はコップに注がれているのもです。ペットボトルのミネラルウオータは有料です。
なので、空のペットボトルを準備して行きましょう。
コップの水や、プールデッキの冷水機からペットボトルに水ほ補給して持ち歩いてました。
・プロムナードのアイスバーは有料ですが、
上階のビュッフェレストランやプールサイドには、ソフトクリーム製造機があって、無料で好きなだけ作って食べれます。
・ルームサービスも無料だそうですが、利用しませんでした。だって狭い室内で食べてたらもったいない☆
※無料か有料か迷ったら、確認したければ、聞けば教えてくれます。
食事について、味は大雑把なんだろうっていう先入観がありましたが、全くそんなことはありませんでした。
ディナーもビュッフェも、美味しいものばかり。
種類も豊富で、サラダから、スナック、エイジアン、肉料理、デザート、フルーツまで、いくらでも食べれちゃいます。
最初、太るのが心配→食べて楽しまなきゃ損!
そんな風に気持ちが変わっていきます。
それがクルーズです。
写真は出航直後、デッキよりマイアミの街を眺めるの図。 -
[チップについて]
ディナーのウエイターと、客室サービスへのチップは料金はあらかじめ決まっていて、提示されています。どのタイミングでいくら払っていいか気を揉むより、気が楽ですね。
合計、一人あたり68.25$です。クルーズ料金の一部だと割り切りましょう。二人で乗船した場合は、この倍になります。
支払いは下船前日、チップ用の封筒が各部屋に配られますので、ここに現金がクーポンを入れて、渡します。
クーポンはあらかじめサービスカウンタでクレジットカード払いしておけば、この封筒と同時に客室に届けられます。
ここで、少しでも節約したい方だけへ、、
チップ総額のうちディナーのウエイターの分が、43.75$です。ディナーに一度も足を運ばず、上階のカフェでビュッフェのみで食事を済ませた場合、これは不要です。そうしている外国の方は何名か見ました。
チップをカード払いすると、規定の68.25$全額払わなくてはならないので、この場合、現金払いにする必要があります。
でも、たった5〜6千円ですよね。これで、一週間毎晩、ピアノやタンゴの生演奏をバックに、海を眺めながら雰囲気抜群のレストランで、世界各国からいらした他の乗客に方とテーブルを囲み、フルコースのディナー。これこそ、このクルーズならではの楽しみなのではないでしょうか。チップをケチる方がもったいないと思うのです。まあ、日本から気合を入れて乗船する方々には、そんな方いないと思いますが、そんな海外の方をお見受けしましたので、ウラワザとして。
・もちろん、状況に応じて、規定以外でチップを支払うのは、自由です。
有料のドリンクなどをオーダーするとサイン紙に、チップの額を記入する欄もあります。
でも、自分は一度も余計なチップは支払いませんでした。だからって、イヤな顔するひとは一人もいませんでした。むしろ、そんなこと気にせず、人それぞれ自由でいい、そんな雰囲気に溢れていました。そんなところも、このクルーズが過ごしやすい一因でしょう。
写真は、出航直後、デッキよりマイアミビーチを望む。 -
「タダで記念品。シップシェイプ・ダラー」
運動系のイベントに参加すると、「シップシェイプ・ダラー」というのが1枚づつもらえます。
これを集めると下船前日、記念品と交換してもらえます。
1枚:キーホルダ
3枚:ストラップ
10枚:タオル
16枚:小さなリュック
何人分でも合わせて記念品を交換してもらえます。
我々はどんなモノがもらえるか分からず、二人で合計8枚しか集めなかったのですが、10枚のタオルは欲しかったな、なんて後で思いました。
もらえるイベントには毎日配られる新聞にマークがついています。
参加しやすいオススメのイベントは
・朝8:00からのストレッチ
・8:30からのウオーキング
・プールバレー
など。
朝、寄港する土地が徐々に近づいてくる様子は、なかなかの旅情で、こんなイベントなんかに参加しないで、のんびり眺めていたくなるんです。
でも、特にウオーキングは屋外のデッキを5周歩くだけです。歩きながら景色は見れます。毎日ウオーキングに参加するだけでも二人で10枚はたまるでしょ。これで、ロゴ入りのタオル貰えます。
写真は、その船上デッキからプールを見下ろす。 -
[ドレスコード:フォーマル]
1週間のクルーズのうち、2日だけフォーマルの日があります。夜のディナーにフォーマル着用して来てください、という日です。上階のビュッフェレストランで晩御飯を食べるなら、気にする必要はありませんが、これも特別なイベントの一つですから、恐れ多くも、参加してみたいですよね。
・ディナーは特別?
結果的にはフォーマルの日のディナーのメニューは特別でした。ロブスター出ました。
それに何より、ここぞとばかりオシャレして繰り出す、乗客達を見ているだけでも楽しいですし、是非とも参加しましょう。
・どんな服で?軽装じゃだめ?
我々もかなり身構えてたのですが、多くの乗客は、ドレスにタキシードやダークスーツ、かなりオシャレですが、中にはそうでないヒトもちらほろ見られました。
同じテーブルの太った旦那様は、チノパンに黒いカットシャツでした。
サンダル履きのヒトもいました。
ただ、これらのヒトは自分なりの、そこそこ失礼のない格好はしてきました、といった感じではありました。
我々は浴衣で参加。全く問題ありませんでした。
つまり、フォーマルの日の楽しみ方もヒトそれぞれ。
自ら思い切りオシャレをして楽しむもよし、そこそこでヒトの振りや雰囲気を楽しむもよし、ディナー不参加でもよし、です。
写真は船内のメインロード「プロムナード」。 -
「イッツ・ショー・タイム」
夜のショーは素晴らしいです。こんなものが毎晩タダで見られるんですから☆
昼間、上陸して遊んで、ディナーもたっぷり食べると、どうしても眠くなします。ショーの時間まで、部屋で昼寝でもするか→起きれなくて見逃した!
こういう日本人の方は何人も見ました。
・シアターには開園30分前には入れます。
早めに席について、眠ければそこで居眠りしましょう。自由席なので、早めに行くといい席がとれます。
プロムナードのカフェでコーヒーをただで貰って、持ち込むのとよいです。
・前がオススメ
シアターは小ぢんまりしていて、後ろの方や2階席からでも、ステージをよく見れます。
でも、あえて、前の方の席がオススメです!!
歌やダンスは素晴らしいです。遠くで眺めていると、どうしても眠くなるのですが、前の方で見ると、その息遣いまで伝わってくるんです。眠気が一辺に吹き飛びました☆
オススメは前から2列目の真ん中です。30分前に行けば確実に座れます。
なぜ1列めじゃないのか?1列目だと、ステージに立った出演者から、言葉を掛けられたりするからです。英語で掛け合いができる語学力のある方は、1列めでもどうぞ。
・2度見てもいい
同じショーは一晩に2度開催されます。ディナーが時間帯を分けて2部制になっているため、それぞれのディナーの方でも、見れるよう配慮されています。
でも、時間が許せば、2度見たって構いません。入場時に何のチェックもありません。
開催される時間によって、一方はかなりすいている、印象を受けました。
アイススケートショーは事前に希望する日時を指定して、チケット(無料)を貰っておく必要がありますが、これもチケットが余っている限り同様です。
一応マナーとして、まず希望の日時だけのチケットを貰いましょう。チケットはスダジオBと呼ばれるスケートショー会場前で指定日時に配布されます。この配布が完了しても、余った分は、プロムナードのサービスカウンターで、希望者に配布してくれます。
・各種ライブについて
バーで行われる数々のライブは、無料ですが、バーですから、アルコール代が必要です。ところが、中には自分は音楽が聞きたいだけで、飲み物は注文しない、とはっきり意思表示して座っているヒトもいました。
ただ、アルコールも高くありません。わずか何百円で素晴らしいライブを目の当たりにできます。
オススメは、下船前夜、最上階のピアノバーで行われる、ジャズ・ライブです。生バンド、男女4人の魅惑のボーカル、最高でした。
また、プールサイドでは、レゲエやラテンの生ライブが、青空の下、無料で楽しめます。
日中や夕方ヒマだったら、プールサイドでのんびりしましょう。 -
[寄航地で]
・お昼は持参で
昼食は、船に帰って来ればタダですが、結構面倒臭いですので、朝、ビュッフェでパンや果物を、昼食用に貰って行きましょう。
ビュッフェでは、ハンバーガやベーグルサンドなども自分で作れます。これを持って行ってもいいでしょう。蛇足ですが、焼きたてのベーグルにスモークサーモンを挟むと最高です。
水は前述した通り、自前のペットボトルに補給して行きましょう。
・帰ってきたら砂を落として
カリブ海ですから、水着を着て上陸します。
多かれ少なかれ、海で遊んで船に帰って来ることになります。部屋にそのまま向かわずに、プールに行きましょう。プールサイドには、シャワーもありますし、何と言ってもジャグジーがあります。
皆が遊びつかれて船に帰って来る夕方ごろを見計らって、ラテンの生ライブも始まります。
ここでゆっくり砂と疲れを癒してから、
部屋で仕上げのシャワーでも浴びて、ディナーに繰り出しましょう。
写真は、プロムナードで行われる夜のパレード。 -
・寄港地でのツアー参加について
船内でオプショナルツアーを申し込めます。過ごし方はヒトそれぞれですから、このツアー参加やそれぞれの寄港地でも過ごし方もそれぞれです。
通常の現地オプショナルツアーはサービス・カウンター脇で予約を受け付けています。出発場所は船から出た港のターミナルです。
ダイビングはプールサイドのダイブショップで申込みます。出発はダイブショップ前です。
次からは、それぞれの寄港地での攻略法をお伝えします。
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この旅行記へのコメント (2)
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- flowfloriaさん 2013/01/08 11:04:16
- 参考にさせていただきました!!
- 2012年12月にほぼ同じルート、同じ船でクルーズに行ってきました。事前に情報収集をしましたが、結局一番参考になったのがイチローさんのブログでした。ほんとうにありがとうございました。
-
- USさん 2009/03/21 17:56:03
- ありがとうございます
- 攻略法を意識した旅行記ありがとうございます。
外国船のクルーズは安いですね。
定期的、大量、売れ残り少で食材の調達費がローコスト等、仕組みが優れているからクルーズは安い事が、もっと理解されても良いですね。
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