2004/09/30 - 2004/10/02
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fairyさん
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3日目、最終日の朝はスラ・スランの朝日から始まりました。
写真はスラ・スランから見た東の空。雨季なので、やっぱりきれいな日の出は見られませんでした。残念!
3日目はカンボジアの戦争の歴史を少しでもたどろうと、アキー・ラー氏の地雷博物館、シェムリアップのキリングフィールド、戦争博物館を訪れました。
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今でこそ、こんな可愛い子供達も見られるカンボジアですが、シェムリアップの街の中でも、戦争の残した傷跡が見受けられます。
地雷博物館は、アキー・ラー氏が今までに除去し安全処理をされた地雷が所狭しと並び、戦争の体験談が展示されています。
敷地内には、アキー・ラー氏が引き取った、地雷被害者の子供たちが生活しています。
そして、アキー・ラー氏の生い立ちをさまざまな国の言葉に訳した冊子が売られていました。彼自身、戦争中は少年兵として戦っていたそうです。彼自身、また彼の両親に降りかかった悲劇は内容は筆舌に尽くしがたい壮絶なものでした。
カンボジア中にそのような悲劇が溢れていたはず。
また、内戦中、遺跡の石造などが、射的練習の的にされていたことの記述もありました。
施設全体が戦争が残したものがなにか、切実に語りかけます。
かなりヘヴィーです。とても写真を撮る気持ちになれず、寄付をしてそこを出ました。 -
現在は僧院となっている、ポルポト時代の元刑務所跡へ行ってきました。中心にある慰霊塔には大量の遺骨が収められていました。
驚いたことに、その慰霊塔の周りで小さな子供たちが遊んでいました。複雑な気持ちになりました -
キリングフィールド跡の僧院の僧侶たちがのんびりとした様子でハンモックで休んでいました。
現在のとてものどかな僧院の様子と、慰霊塔の中の遺骨がとてもアンバランスに感じられます。
さまざまなことを感じ考えながら街に戻りました。 -
カフェで休憩し、気持ちを入れ替えて、シェムリアップでとってもお世話になったザ・スープ・ドラゴンの外観の写真を撮りに行きました。
夕食をこのレストランでとって、そとに出ると、物乞いの方たちがいたっけ・・・。まだまだ貧しい方たちがたくさんいて、一方ビジネスで成功した裕福そうな方たちがいる、中国系の方たち、そして旅行者たち・・・、感じの良いレストランがあり、そして少しはなれたところには、屋台が並び現地の方たちが食事をしている。とても混沌としていました。 -
さあ、日付が変わり、陸路、バンコクへ戻ります。
せっかく陸路で国境越えが出来るから、と選んだバスの旅。これまた良い思い出になりました。
朝7時半のバスに乗り国境へ、未舗装路を進みます。
国道沿いだからでしょうか、途中、学校をたくさん見かけました。制服を着た子供たちが歩いている姿をたくさん見かけました。学校や学校に通う子供たちを見て、この国の未来は明るいなぁ・・・と、とてもうれしく思いました。
休憩に立ち寄った場所では物売りの子供たちがミサンガを売ろうと待ち構えていました。始めにバスを降りたドイツ人のカップルは早速売りつけられ、買っていました。「次ははあの人たちに売りなさい」と子供に言い、「僕たちの役目だね」と私たちにウィンクします。
そう言われちゃ、買うしかないです。物売りの少女たちとおしゃべりをしつつ、値段交渉して買いました。子供たちは本当に人懐こく、日本語、英語を結構覚えています。とてもたくましい子供たちです。 -
さて道中、何もないところで突然の渋滞。こんなところで渋滞?とバスを降りて見に行くと、なんと!橋げたが落ちていました。なんてこと!
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でも、だれも文句ひとつ言わず、のんびりと修理が終わるのを待ちます。そして、見渡す限り民家なんて見当たらないのに、どこからか物売りの人たちが集まってきました。
現地の方たちって本当にたくましい!
未舗装路については、「腰辺りまで水溜りに浸かって車を押した」とか、様々な噂を聞いていましたが、道が違うのか、道が改善されたのかは分かりませんが、そんなにひどくなかったです。
それでも、寝ていると、頭をゴンゴンと窓にぶつけたりはします。
ま、たまにはそんな経験も楽しめるよね、という方なら是非やってみてください。陸路バスの旅、オススメします☆
そんなこんなで無事国境を渡った私たち。国境を隔てたタイの道路は当然ですが、舗装されています。
国境の汚い川を渡っただけでこの違い、本当に国境がそこにあるってことを痛感します。
「タイって金持ちだな〜!」としみじみ感じながらバンコクへ向かいました。 -
・・・が、スムーズには行きませんでした(笑)
今度はバスが走行中、突然「バリバリバリーーー!!」と、でかい音。バスが路肩に止まります。いったい何事かと、みんなが外に出て行くと・・・なんと、エアコンエンジンが落ちました!!
社内の皆は、呆れるやらビックリするやらで、思わず爆笑!
ここでまた、誰一人文句を言わず、修理が終わるのを3時間ほど待ったのでした。
バンコクに到着したときには深夜0時を回っていたのは言うまでもありません。
あ〜、長かった・・・。
トラブルもあり、かなり思い出深いバスの旅でした(*^^)
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この旅行記へのコメント (2)
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- Ted@CiscoTours comさん 2006/07/02 01:28:29
- こんにちは
- Fairyさん、こんにちは、
Morikonさんのページからこちらにおじゃましました。
表紙の写真素敵ですね(^^)
カンボジアの内戦は大変だったのでしょうね。観光地だけでなく庶民の生活とか歴史を写真に収める感性が素敵だと思いました。
ダイビングの写真もこれからゆっくり見せていただこうと思います。
時々来ますので、これからもよろしく
Ted
- fairyさん からの返信 2006/07/05 22:08:00
- RE: こんにちは >>Tedさん、はじめまして☆
- Tedさん、ご訪問&コメントありがとうございます!
シェムリアップは、当時アジアが初めての私にとってはかなりカルチャーショックを受けた旅でして、色々と心に訴えかけられましたー。
ローカルの方たちの生活が垣間見られるような場所を散歩したりするのも結構好きだったりします。
でも、最近はダイビングに明け暮れてばかりでいけないですね(^^ゞ
ダイビングの写真も、時間があるときにでも是非見に来てくださいね(*^^)
コメントをいただけると喜びます(笑)
ではでは、これからもよろしくお願いします!
Tedさんのページにも今からお邪魔しまーす♪
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