2005年フランスの旅（１５）サンレミ、レ･ボー

2005/05/17 - 2005/05/17

サン・レミ:
ローマ時代の町の遺跡グラヌムの跡に出来た町だが近年この町を有名にしたのはノストラダムスとヴァン・ゴッホ。前者は何となく怖い予言者ということで敬遠してゴッホの足跡をたどって修道院へ
レ・ボー:
　　アルピーユ山脈から分かれたむき出しの台地上の廃墟となった城と古い家並みの独特の雰囲気を持つ景勝地。
　かってこの地方を誇り高く反骨精神の盛んなボー家が支配していたがたびたび法王や国王に抗し衰退の途をたどる。そして1483年にルイ11世に反乱して城を粉砕されその後復旧したがやがて1632年にルイ13世によって城と城壁の完全な破壊と罰金が課せられ次第に衰退しもはやこれを救うことが出来なくなる。
写真はレ･ボーの全景を示す案内板

エリア フランス

アルピーユ山を背景にしたオリーブ林。サン・ポール・ド・モーゾール修道院のそば。

ゴッホは修道院付属の病院に入院してる時にこの林を描く。この絵は現在オランダのクレーラーミューラ美術館にあり一昨年見てきた。この様な解説が各所にあり楽しい、もっとゆっくり見たかった。

ほとんど同じ構図の写生画。
現在米ミネアポリス美術館蔵。こことボストン、フィラデルフィアは行きたい美術館。

これらの絵に出ている奇妙な形のアルピーユ山脈のヴァントゥー山

同じくアルピーユ山脈の渓谷を書いた。ボストン美術館蔵

サン・ポール・ド・モーゾール修道院。ゴッホはここの付属精神病院に入院していたが許されて院外で写生が出来た。修道院の一部に病室が再現された博物館がある

病院の写生。オルセー美術館蔵

門を入って修道院の入口までの道

修道院の中に再現されたゴッホの病室。
壁に自画像が架かっている

修道院の近くのこの一帯はギリシャ・ローマ時代の町グラヌムであった。
その遺跡の一つ凱旋門。ただし三角の屋根の部分は18世紀に葺かれたとか

凱旋門のそばにある塔。霊廟といわれ,
BC30年に作られたと推定されている。

レ・ボー
むき出しの岩山の上の廃墟となった城跡

レ・ボー
城の周囲は岩石の採取場でもあるが城自身も建築材料として盗まれて形が崩れている。

1866年にできた新しいマージュ門から入る。
それまでは防禦のためにやぐらのあるエギエール門が唯一の門だった

みやげ物やのある狭いエグリーズ通りを上って行く

トランカ通りの上にサン・ブレーズ礼拝堂がある

頂上直下の採石場と化した城跡

サン・ブレーズ礼拝堂。
12世紀の建築

礼拝堂内陣

岩山の町らしく階段と地下室が多い

しゃれたギャラリー

トレンカ通り。レストランと土産物店が並ぶ

この旅行記へのコメント （2）

• 迷子さん 2006/01/10 23:29:31

  山のある風景もステキですね。

  今晩は。
  南仏の旅も素晴らしいですね。こちらも車で周られたのですか？
  フランスの田舎道の方が英国よりも走り易いでしょうか、一度
  ブルターニュや内陸の田舎へドライブしに行きたいものです。
  レ・ボーの辺りは何かキリスト教の一派で過去に壊滅させられた
  カタリ派と関連があるような、。（って私の記憶違いかも？）
  タスマニアも野性味溢れる土地ですね、道路のお写真は少し
  スコットランドに似た風景に感じました。
  こうして皆さんの色々な旅行記を拝見していると今度はここに　と
  沢山の国に目移りしちゃいます。
  是非是非、ドロミテやヒマラヤの旅も実現させて下さいね。
  
  話は変わり、私がドイツ車苦手なのは−以前アイルランドでレンタル
  した時にギヤをリバースに入れられず、ダブリン空港の駐車場の
  ゲートをブッ壊しそうになってからです、、。どうしてか
  あの（話では大型トラックと同じ配列だそうで）シフトチェンジが
  旨くできないのですよ、、トホホ。

  4nobuさん からの返信 2006/01/11 10:52:57

  RE: 山のある風景もステキですね。

  こんにちは
  いつもお便り有難うございます。
  
  南仏はツアーで行ったんです。いままで4回ツアーで行っておりますが。言葉で不自由する所や治安がやや問題の所はツアーの方がいいかと。
  今回の南仏はフランス語が片言よりできなくてツアーにしましたが、ツアーだけで帰るのは勿体ないとツアーの後でフランス中部とスイスのフランス語圏を個人旅行することになりました。
  
  ドイツ車では私も「ヒヤッ」としました。サンモリッツで町中を歩いていて衝動でレンタカーを借りたとき（国際免許証なしで借りました）にギヤを間違えてバックに発進しそうになって後ろ1mにあったショーウインドウに危なくぶつかる所でした。
  
  タスマニアは土地、人情などいろんなところで英国の田舎そっくりです。それが旅情をくすぐります。
  
  取り留めない書き方で失礼しました。