南部アフリカの旅【６】　オランダ移民の祖先が築いた行政の首都　プレトリア

2005/08/31 - 2005/09/07

　プレトリアは南アフリカ共和国の行政首都で標高１５００ｍの高地に人口約１５０万人を擁する。街の中心、教会広場の周囲には旧南アフリカ連邦議会議事堂、市庁舎、裁判所などが並ぶ。この街は先住民族のヌデベレ人、ソト人の居住地であったが１８５５年にボーア人大移動の指導者、プレトリウスを記念してプレトリアと名づけられたそうだ。この街は今回の訪問は１ヶ月ほど早くて見ることができなかったが、１０月になると１００年前にブラジルから持ち込まれ、現在は７万本以上と言われるジャカランダが一斉に紫の花を開くことから「ジャカランダ・シティ」とも呼ばれている。
プレトリアにはオランダからの移民で、自らをボーア（オランダ語で農民）と呼び苦難の中で白人社会を築いてきたアフリカーナの祖先を祀る「フォールトレッカー開拓者記念堂」がある。記念堂にレリーフで示されるボーア人の苦闘の歴史や「わが命は南アフリカのためにあり」と刻まれた言葉からは、母国オランダの支援もなく、戻る国も無い移民の人たちが南アフリカ人として国を築き、国に命を捧げる覚悟が伺われる。
　ケープタウンの西方に位置するステレンボッシュはケープタウンについで古い街で１６７９年の創設。長い歴史を反映してオランダ、イギリス様式の建物が並ぶ。この街はワイン製造が有名でワインセラーの一つを訪問した。ワインの製造工程を見学し、５種類のワインを試飲させてくれた。訪問者は皆いい気持ちになってたくさんのワインを買っていた。
　ヨハネスブルクの南６キロの地点にあるゴールド・リーフ・シティは金の採掘所跡地に建てられたテーマパーク。ミニＳＬで園内を一周し古いゴールド・タウンの様子を見た後、エレベータで地下鉱山に降り金鉱跡を見学した。先住民族、中国人、インド人など多くの鉱山労働者が働き、閉山までに採掘された金は１４０万トン、現在価値３兆円というから南アフリカの発展に大きな貢献をした街だ。
（写真はステレンボッシュのワイナリーの小道）

エリア プレトリア(南アフリカ共和国)

ゴールド・リーフ・シティのテーマパークの光景。

ゴールド・リーフ・シティのテーマパークの光景。

ゴールド・リーフ・シティ。金はもう採れないが金貨などの金製品を販売している。

ゴールド・リーフ・シティのテーマパークの光景。

ゴールド・リーフ・シティの金鉱のトロッコ。

ゴールド・リーフ・シティの金鉱の医務室。

ゴールド・リーフ・シティの金鉱で金鉱堀の実演を見せてくれた。

ゴールド・リーフ・シティの金鉱の内部。

ゴールド・リーフ・シティのミニＳＬ。

ゴールド・リーフ・シティの金鉱夫を模した人形。

ゴールド・リーフ・シティのテーマパークの光景。正面は金鉱採掘機械。

　プレトリアの光景。

プレトリアの光景。

プレトリアの光景。

プレトリアの街並みの光景。

プレトリアの街並みの光景。

プレトリアの街並みの光景。

プレトリアの街並みの光景。

プレトリアの市庁舎の光景。

プレトリアにあった開拓農夫の像。

プレトリアのチャーチ・スクエア（教会広場）の光景。

プレトリアのチャーチ・スクエア（教会広場）の光景。

プレトリアのチャーチ・スクエア（教会広場）周辺の光景。

プレトリアのチャーチ・スクエア（教会広場）の光景。後方は旧南アフリカ連邦議会議事堂。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」の回廊。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」の上部から見る床の装飾。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」から見る光景

「フォールトレッカー開拓者記念堂」から見る光景。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」の壁を飾るレリーフで示されるボーア人の苦闘の歴史。先住民に裏切られ撲殺された場面。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」の壁を飾るレリーフで示されるボーア人の苦闘の歴史。先住民と契約を交わしている場面。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」の壁を飾るレリーフで示されるボーア人の苦闘の歴史。ケープ地方から牛車で大移動しているプロセスのモチーフ。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」の壁を飾るレリーフで示されるボーア人の苦闘の歴史。ケープ地方から牛車で大移動しているモチーフ。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」から見る光景。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」の中庭の光景。

「フォールトレッカー開拓者記念堂」に展示された開拓時代の牛車。

ステレンボッシュのワインセラー。５種類のワインを試飲させてくれた。

ステレンボッシュのワインセラーのワイン樽。

ステレンボッシュのワインセラーのワイン樽。

ステレンボッシュのワインセラーの内部。

ステレンボッシュのワインセラーに向かう小道。

ステレンボッシュのワインセラーの中庭。

オランダ、イギリスの雰囲気が残るステレンボッシュの街並み。

オランダ、イギリスの雰囲気が残るステレンボッシュの街並み。

オランダ、イギリスの雰囲気が残るステレンボッシュの街並み。

オランダ、イギリスの雰囲気が残るステレンボッシュの街並み。

オランダ、イギリスの雰囲気が残るステレンボッシュの街並み。

オランダ、イギリスの雰囲気が残るステレンボッシュの街並み。

この旅行記へのコメント （2）

• チビケイさん 2005/09/17 00:00:24

  南部アフリカの旅【６】　見せて頂きましたーーー(*^。^*)

  さすらいおじさんさん(* ^-^)ﾉこんばんわぁ♪
  
  ご心配おかけしてしまいました（=´∇｀=）
  左腕の調子、かなり良くなりましたので
  南アフリカ見せて貰いにお邪魔しましたm(__)m
  
  本当に、南アフリカは奥が深いですね…
  オランダ移民が築いた行政の首都がプレトリア…知らなかったです
  
  それにアフリカのイメージとお花が結びつかなかったけれど
  季節になるとジャカランダの花でいっぱいになるんですね（*^_^*）
  南アフリカ、今もやはり人種的な問題を引きずっているのでしょうね…
  その中で、逞しく進化してゆく南アフリカが
  お写真の中から見えてきました。
  
  さすらいおじさんさんは行く国々で多くを学ばれ
  多くを感じてらっしゃるんですね(*'ー'*)ノ~~
  旅行記でいつも見せていただける事に感謝ですm(__)m
  
  後１０日もしたら、さすらいおじさんさんの次の旅への
  ご出発！
  お体にお気をつけてご旅行の準備
  滞りなく済ませてくださいね(*^。^*)
  
  チビケイもバリ島まで２週間を切ったので
  少し元気印です(＝⌒▽⌒＝)♪

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/09/17 01:09:43

  RE: 南部アフリカの旅【６】　見せて頂きましたーーー(*^。^*)

  チビケイさん
  
  ＞ご心配おかけしてしまいました（=´∇｀=）
  左腕の調子、かなり良くなりましたので
  南アフリカ見せて貰いにお邪魔しましたm(__)m
  
  左腕だいぶ良くなられて安心です。南アフリカをご覧いただきありがとうございます。
  
  ＞本当に、南アフリカは奥が深いですね…
  オランダ移民が築いた行政の首都がプレトリア…知らなかったです
  
  南アフリカではアパルトヘイトが非難され続けましたが、１６００年代から移民で定住したオランダ系ボーア人も大変な苦労をしており、少し肩を持ちたくなりました。
  
  ＞それにアフリカのイメージとお花が結びつかなかったけれど
  季節になるとジャカランダの花でいっぱいになるんですね（*^_^*）
  南アフリカ、今もやはり人種的な問題を引きずっているのでしょうね…
  その中で、逞しく進化してゆく南アフリカが
  お写真の中から見えてきました。
  
  ジャカランダは見られませんでしたが、南アフリカの花の種類は世界一だそうです。気候が植物育成に向いているのかも知れません。南部アフリカは独立後も民族問題を抱えて難題も多いですが、気さくで明るい表情に期待できると思います。
  
  ＞さすらいおじさんさんは行く国々で多くを学ばれ
  多くを感じてらっしゃるんですね(*'ー'*)ノ~~
  旅行記でいつも見せていただける事に感謝ですm(__)m
  
  いつもご覧いただきありがとうございます。情報としてお役に立てば嬉しいです。
  
  ＞後１０日もしたら、さすらいおじさんさんの次の旅への
  ご出発！
  お体にお気をつけてご旅行の準備
  滞りなく済ませてくださいね(*^。^*)
  
  ありがとうございます。そろそろ準備にかかります。
  
  ＞チビケイもバリ島まで２週間を切ったので
  少し元気印です(＝⌒▽⌒＝)♪
  
  チビケイさんにとってバリは一番の薬ですね。
  出発までに体調を整えて、怪我も完治されてお楽しみください。