1971/02 - 1971/02
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ソフィさん
明けて1961年6月29日
九竜のホテル、朝7時起床。
冷房のお陰か、快眠。
いよいよ国外で初めての一日が始まる。
窓外に通学の子供が通る。
彼らの朝が早いのは、暑さのせいだろう。
服装は立派。
食堂でコーヒーを注文すると、頼みもしないのに煙草を一箱付けてきて、2香港ドル(当時120円)取られる。
押し売りなのか、サービスなのか、判らないままに頂戴する。
ここのコインは立派。
特に1香港ドル(60円)は、50米セント(180円)と同じ大きさで、もっとぶ厚い。
重さは、100円玉の4倍もあろうか。
面白いことに、側面に溝が一本入っていて、二枚張り合わせたように見える。知らずに剥がそうとして笑われてしまった。
1香港ドルと間違えて、チップに50米セント(180円)を渡し、損をする。
チェックアウトを終え、9時30分出発。
快晴。
初めて踏む外国の大地。
心が弾む。
今まで経験したことのない興奮に、震える。
ポストオフィスで郵便を出し、今晩の飛行機のリコンファームを終え、スター・フェリーで対岸の香港島に渡る。
船着き場には客引きがいっぱいいて、私のような旅行者を見ると、一斉攻撃を仕掛けてくる。
うるさいことおびただしいが、これも旅の貴重な経験と、一応相手になってみる。
一番熱心な30歳台とおぼしき車引きは、「30香港ドル(1800円)で観光案内をさせろ」としつこい。
「私は香港のナンバーワン」と懸命に売り込むが、写真を撮り、1香港ドル(60円)をはずんで勘弁してもらう。
節約もしなければならないが、し過ぎると経験の幅が減る危険がある。
いろいろな失敗や経験を重ねながら、自分の足で歩くのが、その土地を知る最上の方法だと実感する。
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