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香港美術家聯合会主席の田滄海さん宅を訪問してきました。<br />爺ぃが彼と知り合ったのは、広州にいた時ですからもう10年以上も前の事。<br />その頃の田滄海さんは、香港に住みながら美術家協会の理事などをして、忙しく活動しておられたそうです

画家、田滄海さんのお宅訪問記

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2004/06/16 - 2004/06/16

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こまちゃん

こまちゃんさん

香港美術家聯合会主席の田滄海さん宅を訪問してきました。
爺ぃが彼と知り合ったのは、広州にいた時ですからもう10年以上も前の事。
その頃の田滄海さんは、香港に住みながら美術家協会の理事などをして、忙しく活動しておられたそうです

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  • 田滄海さんは、番禺郊外にある俗称「芸術家の村」に住んで居られます。<br />しかし、ここは中国広州政府の通達で取り壊しになって仕舞ったそうです。<br />それに反発して残っている人も多く、田滄海さんはそのリーダー。

    田滄海さんは、番禺郊外にある俗称「芸術家の村」に住んで居られます。
    しかし、ここは中国広州政府の通達で取り壊しになって仕舞ったそうです。
    それに反発して残っている人も多く、田滄海さんはそのリーダー。

  • 実は、その芸術家の村「小谷園」は、田滄海さんが香港の仕事に飽き飽きし、安住の地を求めた結果、彼が企画した村なんです。<br />香港や広州にいる芸術家に声を掛け、各々の私産を持ち寄って、この大きな湖の孤島に村を気付き上げたんです。<br /><br />画像はその孤島の写真を、2枚繋げたパノラマ写真です。

    実は、その芸術家の村「小谷園」は、田滄海さんが香港の仕事に飽き飽きし、安住の地を求めた結果、彼が企画した村なんです。
    香港や広州にいる芸術家に声を掛け、各々の私産を持ち寄って、この大きな湖の孤島に村を気付き上げたんです。

    画像はその孤島の写真を、2枚繋げたパノラマ写真です。

  • ここは番禺側の船着き場。

    ここは番禺側の船着き場。

  • このパジェロでやってきた我々。<br />車も人も乗っかって、孤島を行き来する渡し船。<br />島にはお店がないもので、買い物にはいちいちこの船を利用する必要有り。

    このパジェロでやってきた我々。
    車も人も乗っかって、孤島を行き来する渡し船。
    島にはお店がないもので、買い物にはいちいちこの船を利用する必要有り。

  • 芸術家の村到着。<br />ここは「小谷園」の入り口です。<br /><br />田滄海さんは、「もう忙しいのは懲りたよ」と言う事で、広州番禺に引っ越ししてこられ、この村を作ろうと考えたそうです。<br /><br />当日は天候が良くなく、かなり暗かったので、<br />プログラムモード撮影時のシャッター速度が遅く、<br />手ぶれ画像が多いので、予めご了承願います。

    芸術家の村到着。
    ここは「小谷園」の入り口です。

    田滄海さんは、「もう忙しいのは懲りたよ」と言う事で、広州番禺に引っ越ししてこられ、この村を作ろうと考えたそうです。

    当日は天候が良くなく、かなり暗かったので、
    プログラムモード撮影時のシャッター速度が遅く、
    手ぶれ画像が多いので、予めご了承願います。

  • 芸術家の村の街並み。<br />ひっそりと静まりかえり、何かもの悲しい・・・

    芸術家の村の街並み。
    ひっそりと静まりかえり、何かもの悲しい・・・

  • 田滄海さん同様、香港籍の芸術家のお宅。<br />赤いラベルは、「中国は憲法の國!」のスローガン。<br />ムダとは知りつつも、抵抗する芸術家達の小さな抵抗だそうです。

    田滄海さん同様、香港籍の芸術家のお宅。
    赤いラベルは、「中国は憲法の國!」のスローガン。
    ムダとは知りつつも、抵抗する芸術家達の小さな抵抗だそうです。

  • この様に、既に破壊されているような所は、中国国籍の芸術家宅。<br />同志が集まって造った理想郷、残りたいのは山々だったでしょうが、彼らが居直った場合は國に逆らう事になるので、それこそ死活問題になりますから仕方がないんです。<br />建物全てが欧州様式の立派なもので、数百万元(数千万日本円)するものばかりだったそうです。

    この様に、既に破壊されているような所は、中国国籍の芸術家宅。
    同志が集まって造った理想郷、残りたいのは山々だったでしょうが、彼らが居直った場合は國に逆らう事になるので、それこそ死活問題になりますから仕方がないんです。
    建物全てが欧州様式の立派なもので、数百万元(数千万日本円)するものばかりだったそうです。

  • 金目の建築部品が盗まれた家屋。<br />この様な無惨な姿の家が半数有りました。

    金目の建築部品が盗まれた家屋。
    この様な無惨な姿の家が半数有りました。

  • 田滄海さんのお宅。<br />玄関前から。<br /><br />香港籍の方ばかりで粘って行くそうです。<br />香港で育った中国人は、中国広州政府の腐ったやり方には屈したくはないそうです。

    田滄海さんのお宅。
    玄関前から。

    香港籍の方ばかりで粘って行くそうです。
    香港で育った中国人は、中国広州政府の腐ったやり方には屈したくはないそうです。

  • 田滄海さん宅の玄関。<br />「藝寶軒」と書かれたものが掛けられています。

    田滄海さん宅の玄関。
    「藝寶軒」と書かれたものが掛けられています。

  • 2階のアトリエへ。<br />廊下や部屋のあちらこちらに、彼の絵が掛けられていました。<br />元々は油絵の方なのですが、ある日水彩画の虜になり、それからは水彩画一筋だそうです。

    2階のアトリエへ。
    廊下や部屋のあちらこちらに、彼の絵が掛けられていました。
    元々は油絵の方なのですが、ある日水彩画の虜になり、それからは水彩画一筋だそうです。

  • 田滄海さんのアトリエ。<br />手前の観音菩薩の絵が、水彩画とは思えないボリュームでもの凄い!!<br /><br />敦煌にもってこいですね。

    田滄海さんのアトリエ。
    手前の観音菩薩の絵が、水彩画とは思えないボリュームでもの凄い!!

    敦煌にもってこいですね。

  • この異常な事態を熱く語る田滄海さん。<br />でも、最後は出て行く事になるんですって。<br />その時の保証金を、せめて新しく家が持てるくらいは欲しいと言っていました。<br />ここの土地も家も、みんなの創作活動で得たお金。<br />丸ごと無くなるような保証し隠れない政府に対し、果敢にアピール中。<br />北京中央へも出向いたそうですが、北京側は「存続」を命令したのに、広州市長がガンとして中央の言い分を聞かないそうです。<br />何かと立ち退き理由になる不祥事関係の捻出で、立場がドンドン危うくなってきているそうです。

    この異常な事態を熱く語る田滄海さん。
    でも、最後は出て行く事になるんですって。
    その時の保証金を、せめて新しく家が持てるくらいは欲しいと言っていました。
    ここの土地も家も、みんなの創作活動で得たお金。
    丸ごと無くなるような保証し隠れない政府に対し、果敢にアピール中。
    北京中央へも出向いたそうですが、北京側は「存続」を命令したのに、広州市長がガンとして中央の言い分を聞かないそうです。
    何かと立ち退き理由になる不祥事関係の捻出で、立場がドンドン危うくなってきているそうです。

  • 田滄海さんとみんなで記念撮影。

    田滄海さんとみんなで記念撮影。

  • 描きかけの小平肖像画。<br />放置されたこの感じが、何かを訴えているようで切ない・・・<br />題材が「小平」だから余計に。

    描きかけの小平肖像画。
    放置されたこの感じが、何かを訴えているようで切ない・・・
    題材が「小平」だから余計に。

  • アトリエのベランダからの風景。

    アトリエのベランダからの風景。

  • 最近填っていると仰る、小型の花鳥画。<br />茘枝と小鳥の絵が沢山転がっていた。<br />将に「転がって」が填る感じで、方々に置いてある。

    最近填っていると仰る、小型の花鳥画。
    茘枝と小鳥の絵が沢山転がっていた。
    将に「転がって」が填る感じで、方々に置いてある。

  • そのウチの一つをアップにしてみました。

    そのウチの一つをアップにしてみました。

  • おおお!<br />広州名物「スコール」がやってきたようです。<br />これは大変!<br /><br />この後、みんなで食事に出掛けましたが、島を離れたと同時に大雨。レストランでも大粒の雨音を聞きながらの会食となりました。<br /><br />田滄海さん、この後ここを放棄せざるを得なくなり、その後何処に行かれたか不明です・・・

    おおお!
    広州名物「スコール」がやってきたようです。
    これは大変!

    この後、みんなで食事に出掛けましたが、島を離れたと同時に大雨。レストランでも大粒の雨音を聞きながらの会食となりました。

    田滄海さん、この後ここを放棄せざるを得なくなり、その後何処に行かれたか不明です・・・

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