1975/02 - 1975/02
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片瀬貴文さん
諸外国は、すさまじい援助競争をしている。
だが、被援助側を助けるよりも、いかに援助を通じて自国の利益を得るかが目的のように思える。
少なくとも、ザイール国民はそのように思っているようだ。
援助の結果利益を得るのは、援助側と自国の高官だけで、一般大衆ではないと、割り切っている。
そう言われて見れば、そうかも知れない。
だから自分たちも利益の分け前に預かろうと、外国からの金が自分にも回るよう、工作しなければならないと考えている。
ザイールがなぜ被援助大国として、狙われるのか。
先ず経済的には、世界屈指の資源国であり、これからの開発可能性が高いこと。
資源輸出が多く、市場としての将来性があること。
政治的には、アフリカの中央に位置し、ブラックアフリカ諸国、なかんずくフランス語圏諸国への、際立って強い影響力を持つこと。
アンゴラやタンザニアに共産圏諸国が影響力を高めようとしており、ザイールが西欧の橋頭堡としての性格を帯びていること。
ほかに比べ、旧宗主国の影響があまり残っていないので、他国が比較的入り易いこと等々。
これら好条件のため、国際協力に関しては、完全な買い手市場になっている。
私の在任中も、ベルギー政府派遣の若く有能な専門家が、追放されたとの噂が立った。
ホテルで食事中、ザイール運輸省の高官に挨拶をしなかった、たったそれだけの理由という。
欧米各国がせめぎあい、熾烈な援助競争をしている間に、日本が遅ればせながら割り込みつつある。
そのような現状認識が正しいようだ。
こうした割り込みには、先発諸国からの強い抵抗があることにも、覚悟を決めてかからなければならない。
何しろ彼らがここまでに達した間には、それなりの犠牲を払っているのだから。
ザイールが、援助競争をかき立てながら、最大の利益を引き出そうとしても、不思議ではない。
ただ国家利益か私利益か、釈然としないところが、気にかかる。
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