2005/07/18 - 2005/07/20
86位(同エリア270件中)
- #ウルムチからホータンへの移動
- #カザフ族の少女をお供に乗馬体験
- #タクラマカン砂漠縦断の夜行バス
- #一人旅
- #南山牧場の水西溝
- #天山山脈越え
- #民豊(ニヤ)
- #沙漠公路の風景
- #烏魯木斉(ウルムチ)
- #長距離夜行寝台バスの様子
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新疆ウイグル自治区は98年の9月に続き2度目。
気力・体力が十分なうちに、と決めたのは…、
烏魯木斉(ウルムチ)からタクラマカン砂漠を縦断する沙漠公路を通ってシルクロード南道の和田(ホータン)へ。
その後は喀什(カシュガル)経由でウルムチへ戻る途中の庫車(クチャ)周辺の遺跡も見るのが最大の目的。
注:中国語では≪砂漠≫を≪沙漠≫と書きます。
各地への移動はほとんど長距離夜行寝台バス、公共の交通手段が無い遺跡巡りにはその場その場で車を雇って行ってみました。
長距離夜行寝台バスも雇った車も ウ~ム (-_-;) と言う場面が数あれど、無事に帰って来てみれば思い出深い旅。
今回は振り出しのウルムチ周辺~沙漠公路~和田(ホータン)編です。
表紙の画像は、ウルムチ郊外の南山≪水西溝≫への途中、麦畑から見えた雪の天山山脈
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
突然思い立って出た今回の旅。
上海からウルムチ間の主な見所はこれまでの数回の旅でほぼ見尽くしたので、飛行機でひとっ飛び。
とは言え、広大な中国。5時間もかかります。
窓の下には黄河が見える。 -
実際には北京と2時間の時差がある新疆ウイグル自治区。
オフィシャルには北京時間を使用しているので、上海ではもう暗くなる午後7時過ぎでも、夏のウルムチではこんな感じ。
ウルムチにもどんどん新しい建物が建って、どこの街に来たのか分からないほどの変貌振り。
二道橋のバザールには、こんなアラブ式の真新しいショッピング・アーケードが出来ていてびっくり。(◎o◎)
これも時代の流れ。 -
ウルムチの街中のお店もこんな感じになっていました。
新疆らしい雰囲気が消えていくのは惜しいけど…、このお値段は上海に比べたら安い! -
ウルムチでの宿になった≪城市大酒店≫は三ツ星。
市内の賑やかな商業地区にあり、思いのほか現代的になった街の様子を見て歩くのに格好の立地。二道橋のウイグル人が多い地区の市場付近へは徒歩で20分ほど。
シングルは7月中旬時点で220元(朝食含まず)。
この部屋は窓が無く暗いのですが、値段の割りに設備よし。TV・エアコン付き。浴室も清潔。
当時は1ランク上の窓がある330元のシングルがまず提示されましたが、安く上げたい人は交渉してみてください。
1階には航空券やツアーを扱うカウンターも入っているので、情報を集めるのにも便利。
近くにあるロータリーには日中は本屋などの屋台が出ているだけですが、夏の日が長い時期には午後8〜9時頃からさまざまな食べ物の屋台が並ぶので、これも便利でした。
所在地:ウルムチ市紅旗路119号
電話:(099)2309911
-
一泊後は、まずはタクラマカン砂漠を縦断して和田(ホータン)に向かう夜行寝台バスのチケットを購入。
このバスについては後述します。
夜まで時間が空いたので、前回は行けなかった南山牧場の≪水西溝≫へ日帰りで行くことに。
天池は前回行ったので今回はパス。 -
イチオシ
南山の≪水西溝≫へは車で一時間半ほど。
ここへは上記の≪城市大酒店≫で観光インフォで紹介してもらった車で行ってみました。
これだと自分の都合に合わせた時間に帰って来られるので便利。
当時往復で300元くらいだったと思います。
現代的な建物が増えたウルムチ市内から郊外へ出ると、こんな草原や天山山脈の風景が広がる。
麦畑を渡る風、土と草の香り。 -
イチオシ
この乾いた風景の中、この親子連れは歩いてどこへ向かうのか。
-
遠く近く見える天山山脈。
-
ここが南山牧場の≪水西溝≫。
カザフ族が住む山の間の牧場がみずみずしい所。
カザフ族は、15世紀半ば以降トルコ系、モンゴル系の遊牧民が統合して形成されたのだとか。
馬や羊の遊牧・牧畜を生活の基盤としてきた民族。
今はこの辺も観光化、定住化が進んでいるので、テント住居の包(パオ)も固定された物が多くなっています。
注:このテント型の住居はモンゴル語ではゲル、中国語では包(パオ)と呼ばれます。 -
車を降りると、たちまち「馬に乗れ!」と取り囲まれるも、そこはそういう事に慣れたSUR SHANGHAI。
「要らないよ〜。」とかわして、付いてくる人が少なくなったところで交渉開始。
この女の子に決めました。
乗馬料の言い値は1時間20元でした。
でも、もう少し値切ってみては?
時間によって連れていってもらう所はまちまち。
馬を曳いてくれたり、一緒に乗って案内してくれるので、慣れない人でも大丈夫。 -
イチオシ
お尻が痛くなったところで一休み。
「カザフ族は小さい頃から馬に乗る。私も今まで3回馬から落ちて泣いたけど、お父さんに仕込まれた。乗れなきゃカザフ族じゃないもの。」と少女は言った。
「上海か〜。行ってみたいけど…。」とも言った少女はスイッと離れて愛馬と言葉を交わす。 -
青い空、緑の草、そこかしこに咲く野花。
-
カッポカッポと揺れ動く馬に乗ると、写真を撮るのも一苦労。
麓に帰る先にパオが見える。 -
少女と別れた後で立ち寄った食堂の脇に咲いていたヒマワリの花。
本当に太陽の花だね。 -
そしてその傍らで羊を解体する人々。
説明的画像。(^^ゞ -
イチオシ
≪水西溝≫からウルムチに戻ったあとは、長距離夜行寝台バスでシルクロード南道の和田(ホータン)を目指します。そのバスの中はこんな感じ。
SUR SHANGHAIはウルムチの南郊客運站で切符を購入。
当日券のみなので、朝早く行って並びましたが、既に安いチケットは売り切れ。エアコン・DVD付きの豪華バスになりました。
二段ベッドが三列並び、一列6ベッド。通路にはカーペットが敷いてあり、土足禁止。脱いだ靴は袋に入れて、ベッドの下のスペースに入れるようになっていました。足元には小さいバッグ程度なら入れられるようになっていましたよ。バックパックなどの荷物はバスの荷物入れに預けます。ロックは付けておいたほうが安心。
同じバスでも上段のベッドは多少安いですが、転落防止の手すりが小さいのを知っているSUR SHANGHAIは下段の230元の切符を購入。(このお値段も気まぐれとしか言えないような流動的。あくまでも参考です)
運転の交代要員は2人でした。
発車時刻になっても満員にならず、北京時間20:00発のはずが乗換えをさせられた挙句、客の呼び込みのため21:30頃の出発。(こういう事は他の路線でも起こりえます。)
ミネラル・ウォーターやスナック菓子を事前に買って乗り込むのがよし。 -
バスに乗ったその晩はほぼ満月の明るい月夜。
天山山脈越えも月がバスの横を付いてきた。
翌朝9時頃、食事休憩で停車した、タクラマカン砂漠入口の輪台の町。ここで朝食休憩1時間ほど。
トイレ休憩は随時。
黙っていても停まる所以外でも頼めば停めてくれますが、トイレとは名ばかりの所か青空トイレ(時間帯によっては星空トイレ)。ペーパーやウェットティッシュ必携。 -
釜で焼いたパンの一種の平たいナンをポイポイとテーブルの上に投げる。
あとできれいに積み重ねます。 -
こんなトラックも、これからタクラマカン砂漠を渡って運ばれていく。
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ロバ車や自転車に取って代わろうとしているバイク。
-
朝食も済んで、10時頃タクラマカン砂漠縦断開始。
観光バスではないので、降りて写真を撮りたい所もバスはひたすら走る。
ぶれた写真ばかりになります。 -
片側一車線のセンターラインがあるだけの道。でも幹線道路だけあって舗装は出来ている。
道の両脇には緑地化のため、乾燥に強い草や木が延々と植えられている。そこにパイプで水を供給しているのは、ほぼ数キロおきにあるこの青い≪水井房≫。 -
タクラマカン砂漠には防砂ネットが張り巡らされている箇所も多数。
時々、こんな砂漠の中の道を自転車で走って行くのは≪水井房≫で働く人々。
道に入り込んだ砂を掻き出している場面もあっけなく通過。 -
大きな砂丘が目の前に迫る場所もあれば、緑が定着し始めた所もある。
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タクラマカン砂漠の砂丘が両脇に連なる道をバスは更にひた走る。
ふと思い付いて、携帯電話でタイに出張中の旦那に電話をかけてみる。
ひゃ〜、通じた!!! \(◎o◎)/! -
沙漠公路とシルクロード南道315号線の分岐点にある民豊(ニヤ)の町の入口。
時は午後の3時頃。 -
ああ、やっと木らしい木に会えた!
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民豊(ニヤ)のバス・ターミナルでちょっと休憩。
こんな子ども(時にはおじいさんだったりおばあさんだったりします)がバスの窓に寄ってくる。
彼らは空のペットボトルを集めて小銭稼ぎをしています。
リサイクルにも一役買っているので、車内で飲み終わったボトルがあったら渡してあげてくださいね。 -
民豊(ニヤ)の町を過ぎると、すぐにこんな乾いた風景。
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シルクロード南道に入ったバスは、今度は西の和田(ホータン)に向かう。
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シルクロード南道315号線両脇の砂漠は細かい石が敷き詰められたような岩石砂漠。
幻のように電柱が連なる風景の中をつむじ風があちこちで起こる。
この写真じゃ見えないかな。 -
和田(ホータン)に近づくにつれ、緑が濃くなっていく。
お馴染み、新疆のロバ車。 -
更に緑が濃くなる。ホッとする潤いの色の中の風景。
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ああ、やっぱり緑は命の色だ!
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明るく見えても北京時間の午後7時過ぎ。
ほぼ一昼夜かかって着いた和田(ホータン)の宿、和田賓館。
当時、160元のシングルはトイレ・シャワー共同。同じくシングル200元(朝食込み)は浴室・TV・エアコン付き。寝室は清潔ですが、シャワー用サンダルはあった方がいいですよ。
朝食のブッフェはシンプルながら民族色あり。
他のお客さんたちとも一緒の丸テーブルで食べます。
日本語が非常にうまい旅行会社も紹介してくれるので、中国語が出来ない方にも便利だと思います。
所在地:和田市烏魯木斉南路57号(以前の表示は10号だったのが変更になったとのこと)
電話:(0903)2513570
バスの中では結構よく眠れたけど、やっぱり動かないベッドの方がいい。
ドタッ、(-_-)zzz
次回はこのシルクロード南道の街、和田(ホータン)周辺をご紹介します。
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