1975/02 - 1975/02
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片瀬貴文さん
以上、出発前に解決すべき懸案を並べたが、今からひとつずつ固めてゆこう。
現在の借款額は、1971年(昭和46年)時点にドルベースで積算された1.12億ドル(当時のレートで403億円)を、その後円切り上げ後に円ベース345億円に切り替えられた。
当初1ドル=360円であったものが、308円となり、円ベースで考えれば17%ダウンされたことになる。
さらに石油ショック後の物価騰貴に、今後予測される物価騰貴を加え、円の値上がりまで考えれば、最終必要額は推定900億円だった。
この問題が表面化すれば、プロジェクトを振り出しにまで戻しかねず、遅れている調査の契約が、さらに遅れることとなる。
それを懸念して、それまで日本政府に対しても、ザイール政府に対しても、表向きには一度も問題提起されていなかった。
しかしプロジェクトの根幹を揺るがす大問題を、いつまでも放置するわけには行かない。
私の赴任に当たって解決すべき、最優先課題だった。
日本政府は、すでに国が始まって以来の大型借款を、これ以上増額することには、少なからざる抵抗感を持っている。
借款不足に対するザイール政府の考え方は、全くつかめていなかった。
今問題を提起して、両国間の話し合いがうまく行かないならば、ここまでの苦労が水の泡になるだけでなく、マイナスのしこりを今後に残す可能性さえ考えられる。
かつて財政黒字国だったザイールは、石油ショック後対外債務が滞りがちとなり、これ以上の債務を負わせることについては、他の債権諸国の意向も問題となる。
このような背景で日本政府の方向を決めようと、関係各省庁と協議を重ねた。
協議の相手は、大蔵・外務・通産・運輸・建設各省・経済企画庁、加えて海外経済協力基金・国際協力事業団(JICA)・海外鉄道技術協力協会(JARTS)・国鉄と、膨大な数に上る。
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