1975/02 - 1975/02
118位(同エリア301件中)
片瀬貴文さん
5 現地で働くための体制をいかに固めるか。
51 先ず仕事を潤滑に進めるための金策。
この国は万事お金がものを言う、「マタビシ(袖の下)」社会である。
お金はザイール社会の潤滑油。
しかしこれを公金から出すわけには行かないので、自己負担を覚悟し、前借りしようと考える。
だが、どれくらい用意すればよいのか皆目見当がつかない。
機密費に詳しい元関東軍従軍記者だった知人に相談すると、「1億円くらいかな」と簡単に言われるが、そんな大金は借り入れも出来なければ、自己負担の限界をもはるかに超える。
それでは自己負担の限界はいくらだろうか。
私は在外諸手当てや、借り入れ公舎費の増額などを期待して、現地滞在2年間の収入と、若しもの事があったときの補償金などを想定し、2千万円から3千万円と踏んだ。
早速銀行に借り入れを申し込んだところ、総裁が保証人ならばとのことで、秘書課長に相談したが埒が明かない。
結局当面心細くても、僅かな貯金から出来るだけを捻出し、不十分ながら資金を準備した。
52 現地での住居と自動車の確保。
アンゴラ内戦の余波でキンシャサの治安は悪く、庭付きの家からマンションへの転居希望者が多いため、もともと数少ないマンションの確保が困難だった。
ホテルも払底しており、滞在期間は一週間が限度と聞いている。
したがって早めに手を打ち、赴任直後の住居探しに苦労しないよう、出発前に住居を決めておきたいと考えた。
自動車は、前任者のものが傷んで修理不能に近く、ザイールは新車の輸入を制限していたので、なるべく早く手を打って、赴任後の活動に支障しないよう配慮する。
当時左ハンドルの日本車は、受注生産だった。
53 秘書兼通訳の再選考。
秘書兼通訳は、私の発令に先立ちすでに候補者が決まっており、本人も準備を始めていたが、面接したところ私より年上で、どうも活気がいまいちだった。
これから越えなければならないだろう難関を考えると、若くて元気があり、フランス語は私以上の者が必要と考え、決まっていた候補者に私が補償金を支払って選考し直す。
選考には、私も机を並べて国鉄嘱託のフランス人に同じ書き取りの試験をしてもらい、数人目にようやく私より点数の良いものが出て、その人に決める。
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