神の降臨あるいはウォールマート計画

2004/03/06 - 2004/03/06

　どうしても水が飲みたかった。その広大な敷地は暑さを差し引いても体から水分を奪い去っていくような気がした。入場場所の目の前にあるバス停には朝から多くのバスが往来していた。日本人の団体旅行客をはじめ国籍の多くの人が集まっていた。
　入場前にということで、遺跡に関する展示を見ることにした。それを見てもよく分からなかった。歴史自体は世界史で熟知していたので、後は体で感じようと思い一路遺跡内部へ。
　とにかく想像を大きく上回る広さだった。遥か遠くまで続く道とどれだけ古いのか一見全くわからないピラミッドの群。青空は透き通るようだがそれがずっとずっと雲の上のほうにあるのか、それとも手で触れることが出来るくらいの高さにあるのかわからない。とても神秘的な、それでいて厳然と存在する空間に言葉がなかった。
　しかし、歩き始めるとそんなことも言っていられない。標高が高いせいか太陽が近く感じられ、日光による体力の消費と長い長い道を歩く疲れ、そしてなんといっても人類が生み出した世界で最も大きな建造物の一つであろうピラミッドを２つも登るのである。あの階段は本当に消耗した。しかし、頂上もまた一つの独特な世界を有していた。観光客で埋まっていることはさておき、見晴らし、達成感、神秘性・・・色々な要素が複雑に絡み合うピラミッドの頂上は格別だった。
　ピラミッドに沿って見上げた青空はどこまでも遠く遠く・・・

エリア メキシコシティ(メキシコ)

たしか太陽のピラミッドの側面を見上げて撮ったものです。

太陽のピラミッドの頂上から。

太陽→月。

１．８キロある一本道には物売りの人がわんさか待ち構えていました。

こちらは月のピラミッドのほうです。

月のピラミッド頂上から。こっちは比較的楽に登りました。というか走って登りきりました☆

こちらはたしか神官の居住地跡か何かです。昔は人が住んでいました。

蛇の飾りがあしらってある小ピラミッドの階段。

こんな蛇が等間隔に上までずっと私達を誘います。