![イランは危険なイスラム国というイメージがあったが、訪問してみてかなり安全な国というイメージを持った。街を歩くと車の窓が開けっ放しで駐車しているのが見える。車上荒らしがあまり無いのだろう。歩いていると気さくに声をかけてくるが、物をしつこく売りつけたり、金をほしがったりもしない。スリや置き引きにあった話もこの国ではあまり聞かない。豊かな石油資源があり、国が比較的豊かであることも要因の一つだそうだ。<br />1979年のイラン革命後も貧富の差はさほど改善されず逆にイスラム新憲法により宗教上の制約が厳しくなったとの不満の声も聞いたが、人々の表情は明るい。<br />驚いたのは、外国人とみるや英語の実践勉強をしようとする積極的な英語教師に2度も出合ったことだ。1度目は今年の夏から英語教師になる21歳のマリアンさん。シラーズ空港で飛行機の到着が3時間遅れた時、話相手を探して訪ねてきた。イギリスからイランに来る友人を家族で出迎えするとのことだったが、自己紹介、家族紹介、シラーズの紹介、ハーフェズの詩の紹介など延々と話続ける。2度目はイスファハンのバザールを歩いていると小学校の英語の教師2人が英語の実践練習をしたいと話しかけてきた。練習相手には私では不足だっただろうが、日本人も外国人をつかまえて英会話の練習をする積極性を学ばなければいけないなあと思った。英語の先生だけでなく、街を歩くと気さくに声をかけてきて写真撮影にも応じてくれる。カメラに興味を示す子供が写真を撮ってほしいと言ってくることも2度あった。イランの旅ではたくさんの人達と接し、明るい表情を撮ることができたことも収穫だった。<br />(写真はシーラーズのハーフェズ廟の女性)<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/02/92/650x_10029251.jpg?updated_at=1181802769)
2005/07/13 - 2005/07/20
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さすらいおじさんさん
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イランは危険なイスラム国というイメージがあったが、訪問してみてかなり安全な国というイメージを持った。街を歩くと車の窓が開けっ放しで駐車しているのが見える。車上荒らしがあまり無いのだろう。歩いていると気さくに声をかけてくるが、物をしつこく売りつけたり、金をほしがったりもしない。スリや置き引きにあった話もこの国ではあまり聞かない。豊かな石油資源があり、国が比較的豊かであることも要因の一つだそうだ。
1979年のイラン革命後も貧富の差はさほど改善されず逆にイスラム新憲法により宗教上の制約が厳しくなったとの不満の声も聞いたが、人々の表情は明るい。
驚いたのは、外国人とみるや英語の実践勉強をしようとする積極的な英語教師に2度も出合ったことだ。1度目は今年の夏から英語教師になる21歳のマリアンさん。シラーズ空港で飛行機の到着が3時間遅れた時、話相手を探して訪ねてきた。イギリスからイランに来る友人を家族で出迎えするとのことだったが、自己紹介、家族紹介、シラーズの紹介、ハーフェズの詩の紹介など延々と話続ける。2度目はイスファハンのバザールを歩いていると小学校の英語の教師2人が英語の実践練習をしたいと話しかけてきた。練習相手には私では不足だっただろうが、日本人も外国人をつかまえて英会話の練習をする積極性を学ばなければいけないなあと思った。英語の先生だけでなく、街を歩くと気さくに声をかけてきて写真撮影にも応じてくれる。カメラに興味を示す子供が写真を撮ってほしいと言ってくることも2度あった。イランの旅ではたくさんの人達と接し、明るい表情を撮ることができたことも収穫だった。
(写真はシーラーズのハーフェズ廟の女性)
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ペルセポリス遺跡で出合った家族。
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ペルセポリス遺跡で出合った家族の子供達。
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バサルガダエのキュロス大王墓の庭園に水まきするおじさん。
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ハンサムな日本語ガイド・アリさん。
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シラーズ・ハーフェズ廟の売店の女性。マリア像のような美しさだ。
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シラーズ空港で香水を販売する女性。
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今年の夏から英語教師になる21歳のマリアンさん。シラーズ空港で飛行機の到着が3時間遅れた時、話相手を探して訪ねてきた。イギリスからイランに来る友人を家族で出迎えするとのことだったが、自己紹介、家族紹介、シラーズの紹介、ハーフェズの詩の紹介など延々と話続ける熱心さに感心した。
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シラーズ空港。マリアンさんの3歳の弟。
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イスファハーンのヴァーンク・アルメニア教会で出合った父と娘。女の子が写真を撮ってほしいと言ってきた。
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イスファハーンのハージュー橋で出合った青年。
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イスファハーンのハージュー橋で出合った青年。
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イスファハーンのハージュー橋で出合った青年。
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イスファハーンのマスジェデ・エマーム寺院で出合った父と娘。
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イスファハンのバザールで英語の実践練習をしたいと話しかけてきた小学校の英語の教師2人。
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イスファハンのバザールの工房のおじいさん。日本のテレビで紹介されたり、本に掲載されたことを説明してくれた。
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テヘランの宮殿博物館の女性。
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テヘランで出合った父と娘。この女の子も写真を撮ってほしいと言ってきた。
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テヘランの建設現場で出合ったおじいさん。
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この旅行記へのコメント (10)
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- ホホデミさん 2005/08/26 00:18:17
- イランの旅行記について〜〜〜♪
- さすらいおじさんへ
「シラーズ・ハーフェズ廟の売店の女性」の写真を拡大してみましたら、
あら、不思議、右側奥に「聖母子像」があるではありませんか。
気づかなかったですっ!
ここってイスラム教の国なのに、聖母マリアとイエスの絵が売られているのも不思議ですね。
だから、さすらいおじさんは「マリア像のような」と形容をなさったのですね。(o^^o)
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/08/26 02:00:46
- RE: イランの旅行記について〜〜〜♪
- ホホデミさん イランをご覧いただきありがとうございます。
>シラーズ・ハーフェズ廟の売店の女性」の写真を拡大してみましたら、
あら、不思議、右側奥に「聖母子像」があるではありませんか。
気づかなかったですっ!
ここってイスラム教の国なのに、聖母マリアとイエスの絵が売られているのも不思議ですね。
だから、さすらいおじさんは「マリア像のような」と形容をなさったのですね。(o^^o)
「聖母子像」は気が付きませんでした。見つけていただいてありがとうございます。
聖母マリアとイエスの絵を売っていたのは確かに不思議です。イランにもキリスト教徒がいて大虐殺があったのですがアルメニア教会、アッシリア教会の信者がいるのでそのせいかもしれません。
「マリア像のような」といったのは、
メキシコのグアダルーペ寺院の奇跡のマリア像などを連想したからです。
私も拡大して、「聖母子像」を確認しました。やはり、拡大写真で改めてみましたがきれいな人ですね。
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- wakabunさん 2005/07/29 13:24:12
- 人物写真面白いです!
- 人物特集、面白いですね〜。観光旅行ではなかなか現地の人々よりも、建物や観光地の写真を撮るのに必死だったりしますが、こういった現地の普通の人たちの写真って、後々見てみると、観光地の写真よりも思い出深かったり、味わいが出ますよね。さすらいおじさんの人物特集、ぜひぜひシリーズ化してください!
それにしてもみんな彫りが深くて、まつげが長くて、目がパッチリとしていて、なんとも羨ましいです。
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/07/29 15:20:38
- RE: 人物写真面白いです!
- wakabunさん イランの人達をご覧いただきありがとうございます。
>人物特集、面白いですね〜。観光旅行ではなかなか現地の人々よりも、建物や観光地の写真を撮るのに必死だったりしますが、こういった現地の普通の人たちの写真って、後々見てみると、観光地の写真よりも思い出深かったり、味わいが出ますよね。さすらいおじさんの人物特集、ぜひぜひシリーズ化してください!
それにしてもみんな彫りが深くて、まつげが長くて、目がパッチリとしていて、なんとも羨ましいです。
イランの人は人なつっこくて日本人にも優しく、意外だったのですが女性も写真に抵抗が無く、子供達も写真を撮って見せてほしいと言ってきました。写真を嫌がる国もあるのですが、イランは撮りやすい国でした。
これからも人物写真を撮るように心がけたいと思います。
イランの女性は世界的にも美人が多い国らしいです。クレオパトラを主演したエリザベス・テーラーもイラン系だそうです。
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- チビケイさん 2005/07/27 01:48:24
- イランの人々の笑顔が優しいですねぇ(*'ー'*)ノ~~
- さすらいおじさんさん(*^。^*)
イランの人々の向上心・・素晴らしいですね。
それに治安の良さ!最近色んな意味で注目されている
イスラム国ですが、考えてみると一部の人たちを
除いてイスラム国の方達って穏やかで人懐っこい方達が
多いですね(*^。^*)
イランへの印象は遠いよくわからない、イスラム国だったんだけど〜
さすらいおじさんさんのコメントを拝読させて
貰って「そうなんだぁ〜イランの人達って勤勉で優しいんだぁ」と、
再認識しました(゚ー゚)(。_。)ウンウン
サウジアラビアにも行ってみたいなと思ってましたが
イランもとても良さそうで〜う〜んポリポリ (・・*)ゞ
何時になったらイスラム圏の国へ行けるのかしらーー(ーー゛)ユキタイナァ
イラン!本当に興味が深くなりました!
英語が未だに滅茶苦茶の私(^^ゞ
さすらいおじさんが仰るように旅先で積極的に
話をして生の勉強をするって大切ですね(゚ー゚)(。_。)ウンウン
まぁいつもトンチンカンな英語で相手を困らせている
チビケイですが ̄m ̄) ウププッこれからも
メゲズに色んな国の方達に相手をお願いして
少しでも英会話が上手になれるよう頑張ります!(*^m^*) ムフッ
今日も楽しく旅行記で知らない国を勉強できました(*'ー'*)ノ~~
('-'*)アリガト♪ゴザイマ〜ス♪
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/07/27 10:29:23
- RE: イランの人々の笑顔が優しいですねぇ(*\'ー\'*)ノ~~
- チビケイさん イランをお読みいただきありがとうございます。
イランの人は勤勉で優しい--その通りの印象です。
特に、イランは職業でも男女平等で女性の勤勉さが目立ちました。男性のほうがのんびりしているように感じました。
イラン人の英語訓練への熱心さは感心しますが、私も反省しています。特に空港でであったマリアンさんは3時間ほとんど一人でしゃべっていました。一つの話題、たとえばマリアンさんの家族を聞くと一人ひとりの仕事、学校、趣味、なぜその趣味が好きになったか---と尋ねなくてもどんどん話題を広げていくのです。話題を広げられるのは、よほどしゃべる訓練ができているからで、すごいと思いました。
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- ホホデミさん 2005/07/25 00:18:31
- おおお!女性が写っています!
- さすらいおじさん
旅行記いきなり(5)から拝見しました。
シラーズ・ハーフェズ廟の美しい女性が写っていたからです。
イランの女性は美女揃い!くやし〜〜〜っ!(←?)
子供もとっても可愛いし、男の子も将来有望なハンサムばかり♪
それにしても、イランの女性は写真okなのですね?
「ザ・サークル」というイラン映画があります。
ちょっと道を踏み外して(日本では何でもないこと)しまった女性達が
結局カタギの世界に戻れず、永遠に同じ輪を巡回する、そんな意味合いの
映画でした。
深夜にタクシーに乗っただけで、ムショ入り。
故郷に帰るためのバスに乗るのに、同伴者がいないと不許可。
女優さんたちには身体の線がでないよう、走る演技をさせないそうです。
イラン映画は秀作で、いつもいろいろな事を考えさせてくれます。
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/07/25 01:07:19
- RE: おおお!女性が写っています!
- ホホデミさん イランをお読みいただきありがとうございます。
>旅行記いきなり(5)から拝見しました。
シラーズ・ハーフェズ廟の美しい女性が写っていたからです。
イランの女性は美女揃い!くやし〜〜〜っ!(←?)
子供もとっても可愛いし、男の子も将来有望なハンサムばかり♪
それにしても、イランの女性は写真okなのですね?
イランの女性、予想以上に気さくでした。仕事でも男女差別は無いそうですから、女性達は自信を持って技術を磨いているように思いました。
>「ザ・サークル」というイラン映画があります。
ちょっと道を踏み外して(日本では何でもないこと)しまった女性達が
結局カタギの世界に戻れず、永遠に同じ輪を巡回する、そんな意味合いの
映画でした。
深夜にタクシーに乗っただけで、ムショ入り。
故郷に帰るためのバスに乗るのに、同伴者がいないと不許可。
女優さんたちには身体の線がでないよう、走る演技をさせないそうです。
イラン映画は秀作で、いつもいろいろな事を考えさせてくれます。
感心していますが、ホホデミさんはカンボジアのヒンドゥー、仏教文化、アルハンブラなどのイスラム文化などほんとに幅広くご存知ですね。「ザ・サークル」は知りませんでした。イラン国内では映画の規制もあるようですが、日本で人気のイラン映画もあまり評価されていないと聞きました。暗い生活を見たくないから、とガイドが言ってました。イスラム憲法に不満があるものはこっそりパーティをして酒も飲んでいるようです。不満がくすぶっているように思いました。
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- kioさん 2005/07/24 21:03:20
- イランで出会った人達編 拝見しました
- こんばんわ〜 さすらいおじさん氏
イラン旅行記、ほとんど読ませて頂きました。
とりわけ<イランで出会った人達>編が印象深いものがありました。
自分は遺跡や古い建造物にも大いに感じ入るものがありますが、
それ以上に彼の地で暮らしを営んでいる市井の人々の表情に
こそ、その表情から様々な思いを巡らすものであります。
ですから こういう人物スナップ画像が好きなんです。
古くからのイラン人の友達から誘われ、何度も訪れるチャンスも有ったのですが
結局 行かぬままに今日まで齢を重ねてしまいました。
さすらいおじさん氏の<イランで出会った人達>編の画像を観て
そんな事を思い出してしまいました。
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/07/24 22:26:24
- RE: イランで出会った人達編 拝見しました
- kioさん
イランをご覧いただきありがとうございます。
>古くからのイラン人の友達から誘われ、何度も訪れるチャンスも有ったのですが
結局 行かぬままに今日まで齢を重ねてしまいました。
さすらいおじさん氏の<イランで出会った人達>編の画像を観て
そんな事を思い出してしまいました。
イラン旅行前に「運動靴と赤い金魚」、「友達の家はどこ」、の映画を教えていただき事前に見ていたので、イランの人達と接するとき「この人はイラン革命で幸せになったのだろうか」と思いながら接していました。思ったより明るかったですね。「運動靴と赤い金魚」、「友達の家はどこ」は政府が国民に見せないというより、自分達の暗い面を改めて見たくないという思いからあまり国内では人気がないとガイドが言っていました。黒澤作品が長く日本で評価されなかったのと同じかなあ、などと思いました。
イランは想像以上に親日国でした。kioさんも機会あれば訪問ください。
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