2005/06/29 - 2005/07/06
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j-ryuさん
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☆今回のエジプト旅行の印象は、正直言って「猛烈に熱くて、しんどい旅」でした。確かに壮大な遺跡の数々はとても素晴らしく、感動しまくりでしたが、それを相殺してしまうほどの、きつさがありました。8日間と言っても、実質は中6日間で灼熱のエジプト1千kmを縦断するハードスケジュールなので、しんどいはずです。一生に一度のエジプトだと思って、てんこ盛りのツアーを選んでしまうのが、落とし穴かもしれません。熱い時期に行かれる方は、見たい所を厳選し、ゆとりをもたれたほうがいいと思います(^_^;)。
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7月2日(4日目)⇒オールド&ニューカタラクトホテルのナイル川の船着場。アスワンは砂漠地帯を流れるナイル川沿いで唯一、リゾートの雰囲気を醸し出し、ナイルも青々と他とは違った表情をしています。
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☆オールドカタラクトのプレジデンシャルスィートのテラスから見た、ニューカタラクト。旧館の方が格式があり断然豪華ですが、景色は新館から見たほうが、旧館その物が絵画のようなので、素晴らしいと思います。
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☆部屋の対岸に見えているのは、対岸ではなくナイル川に浮かぶ小島の“エレファンティネ島”です。クヌム神殿やナイロメーター(古代の水位計)があります。
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☆夕方からはファルーカ(帆掛け舟)に乗って、舟遊びです。ほとんど風が無く、帆を張っても川を上ることは出来ませんでした。結局エンジン付きボートに牽引してもらいながらのクルーズで、いまいち情緒はありません。船上ではヌビア人(エジプト南部〜スーダンにかけて住む褐色肌の人種)のクルーが民族音楽&ダンスのパフォーマンスで盛り上げてくれました。
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☆4日目の夕食はファルーカでナイル川の小島にある、ヌビア料理のレストランに行きました。ここでの川魚料理は油っぽくてイマイチでしたが、夕焼けは最高でした(^^♪。
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☆レストランの一角でアラビアンコーヒーを入れてくれるパフォーマンスがありました。日本のお猪口のようなカップ1杯で1$。クローブ、カルダモン、ジンジャー、ナツメグなどが入ったスパイシーなコーヒーで、好き嫌いが分かれましたが、私は気に入りました。
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7月3日(5日目)⇒アブシンベルへ行くため、今朝も4:30起き。毎朝早いは、熱いは、行程はキツイは、飯はイマイチだはで、同行のツアー客達は入れ替わり、立ち代り体調を壊していきました。ツアー客4,5人と添乗員はアスワンに残り、体調の回復に努めました。なんか、サバイバル旅行のようです。
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☆アブシンベル小神殿は大神殿の北隣にあり、ラムセス?世の王妃ネフェルタリの為の造られた神殿。両神殿の反対側はアスワンハイダムで出来たナセル湖。水没の危機からユネスコの呼び掛けにより、約1000個のブロックに切り分けられ、元の場所より62m高い現在地に移築したそうです。すごっ!
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☆アブシンベル大神殿正面には、21mもの巨大なラムセス?世像が4体並んでいて、王の圧倒的な力を今なお誇示しているかのようです。ここはシャトルバスの終点から、炎天下かなり歩くので十分な日よけ対策と水分補給が必要です。
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☆大神殿内の大列柱室には9mのラムセス?世像が左右8体も並んでいて、彩色されたレリーフの数々も見事ですが、撮影は禁止されています。ガイドが中で解説する事も禁止されています。反響音が剥落の原因になるからだそうです。
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☆ナセル湖の断崖で釣りをしていて、ちょうどナイルパーチを釣り揚げていました。アスワンハイダムより上流には大きなナイルワニが生息しているそうです。
お兄さん、落っこちないでね。 -
☆空路アスワンに戻り、夜行寝台列車“ワゴン・リー”で地中海に面した、エジプト第2の都市アレキサンドリアまで、1000km、約16時間の長旅です。
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☆客室はコンパートメント(個室)で2名定員です。ゆったりとした座席に簡単な洗面台が付いています。水はチョロチョロですが、あればなにかと便利です。トイレは各車両に2つずつあります。
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☆一般客車も連結しているので、所々大きな町で停車し時間もかかりますが、エジプトのローカルな姿も見られ、今回の旅で一番のんびり旅らしい旅が出来ました(^^♪
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☆アレキサンドリアまでの道中、夕食と朝食がサービスされます。夕食はミートパイ、ビーフシチュー、フライドチキン、ヨーグルト、ケーキ、生のアンズ&スモモなど品数は豊富で、味はともかく飛行機の機内食のようです。アルコール類も飲めますが、サロンカーのドリンクバーでどうぞ。朝食はパン、パン、パン、&コーヒーor紅茶です。
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☆夕食後、することもないので元気で飲める人はサロンカーで、ちょいと一杯! 今宵は従業員を誘ってエジプシャンダンスホール。イスラムの人はお酒を飲まなくてもハイテンションになれるのだ〜。
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☆7月4日(6日目)⇒朝9時過ぎ、ようやくアレキサンドリア駅に到着。初めての寝台列車で、眠られるかどうか心配でした。はじめはゴトン、ゴトンとレール音が気になったのですが、一定のリズムを刻むのでいつの間にか、バク睡していました。
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☆グレコローマン博物館はめずらしく、展示物の撮影ができました。ストロボは厳禁なのですが、カメラの使い方を熟知してないおばさん達は、オート機能で撮るので何度もピカピカさせてしまい、ひんしゅくをかっていました。
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☆アレキサンドリアは地中海文化の影響を受けているので、町並みも少しヨーロッパ調で路面電車なんかも走っています。
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☆ポンペイの柱、ローマ皇帝が建てた図書館の柱の1本だそうで27mもありますが、ルクソールやアブシンベルの素晴らしい神殿遺跡を見てきた後なので、正直ちょっとショボイです。
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☆カイトゥーベーイの要塞は古代7不思議の一つで、BC3世紀に建てられた120mもの巨大建築物ファロス灯台の跡だそうです。
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☆アレキサンドリアの地中海は想像していたほど、青々と美しい海ではありませんでしたが、熱く乾燥しきった砂漠地帯ばかり歩いてきたので、潮風がとても心地よく感じました。網を使った素潜り漁で、小魚を獲っているところです。
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☆アレキサンドリアから高速道路でカイロに戻り、エジプト最後の宿はラムセスヒルトンです。部屋は14階の角部屋で、ナイル川と考古学博物館方面が望め素晴らしい夜景を楽しめました。
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☆今回利用したJ○Bのツアーは“一人旅応援コース”になっていて、8日間の日程の一人参加費がなんと1万円ぽっきりです。メリディアンやヒルトンなどの高級ホテルから寝台列車の個室まで全泊ぶんで、その上、ナイルビュー指定ですよ。もちろんシングル用の狭い部屋なんかじゃありません。私は2人での参加でしたが、わずか1万円で相手に気兼ねなく、ゆっくり、のんびり使えるので一人参加として申し込みました。J○Bは少しツアー代が高めだと、思い込んでいたのですが、こんなお得なツアーもあるんですね。やる時はやるじゃんJ○B!
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☆立体交差の向こうにライトアップされた考古学博物館が見えます。ここは14階ですが、ホテルの直ぐ下にはバスターミナルがあり、道路も集中しているので、窓を開けるとクラクションが鳴り響き、かなり騒いです。
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☆夜はナイル川ディナークルーズです。夜景を見ながらの食事は今回の旅で一番おいしく、品数も豊富でした。正直言って、ようやく食事らしい食事ができた感じです。わずか8日間の旅でエジプトの料理を寸評するのは、少し乱暴なのですが、私を含め多くの人がイマイチ、口に合わなかったようです。観光客相手のレストランでは無い地元の食堂で食べてみたかったです。
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☆ひとしきり食事が済むとベリーダンスが始まります。ガイドさんによると、ここのダンサーはそれほど上手ではないそうです。高級クラブのダンサーはもっと妖艶で悩ましいそうです。へえ〜そりゃ見たかった!
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☆ベリーダンスの他にひとり旋廻舞踊があり、こちらの方が断然面白いです。トルコのイスラム神秘主義メブラーナ教団にも旋廻舞踊がありますが、テレビで観た限りでは、トルコのは全身白装束で瞑想しながら踊り、とても神秘的ですがが、エジプトのはクルクル廻り続けるのは一緒ですが、陽気で楽しい舞踊です。
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☆7月5日(7日目)⇒エジプト最後の日、予約した段階ではハーン・ハリーリでの散策&買い物が組み込まれていたのですが、外国人を狙った小規模テロの影響で取りやめになってしまい、考古学博物館のみの観光になりました。しかしツタンカーメン王の黄金のマスクや玉座など、目もくらむほどの財宝の数々をじっくり見ることが出来ました。残念ながら博物館内は撮影禁止なので写真はありません。最後の写真はカイロ空港で、かわいいエジプシャンの笑顔です。シュクラン・エジプト!
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☆7月6日(8日目)⇒帰りの機中は疲れも相まって、みなさんぐっすりです。いよいよ日本に近づき、最後の機内食です。ほんと、お疲れさんです。 『それほどの長旅でもないのに、あれやこれやで長々とした旅行記になってしまいました。最後までご覧いただき、ありがとうございました』
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この旅行記へのコメント (2)
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- 秋カボチャさん 2005/08/04 12:51:27
- 楽しそうな様子が良く伝わってきました!
- 初めまして!
暑くて大変だったそうですが、とっても楽しんでいるご様子がひしひしと伝わってきました。
というより、写真が凄く鮮明できれい、天気のよさ(=悪魔のような)も手伝って、別世界の様相を見せていますね〜。
私はGWのエジプト訪問だったのですが、それよりずっとずっと暑そうです。
旅行記を拝見する限り、体調を大きく崩されることはなかったようで、良かったですね。
また楽しい旅行記を楽しみにしています!
- j-ryuさん からの返信 2005/08/04 21:37:43
- RE: 楽しそうな様子が良く伝わってきました!
- ☆お久しぶりの再訪&感想ありがとうございます。
エジプトに出かける前、秋カボチャさんのとても詳しい
旅行記を拝見させて頂き、たいへん参考になりました。
私も旅行記を編集する際、なるべく簡素に要約しようと
思っていたのですが、それでも3冊にもなってしまいました。
それだけ見所が多く、あれもこれも載せたくなりますよね。
あらためて、秋カボチャさんの旅行記を拝見させていただくと
鳩料理の写真など、まるっきり同じなので、笑っちゃいました(^^♪
秋カボチャさんは、英国が御ひいきのようですね。
ヨーロッパは25年くらい前に行ってから、
とんとご無沙汰ですが、ジュネーブ空港に降り立つ際
空から見えた、朝焼けの神々しいマッターホルンが
今でも、強く印象に残っています。
訪欧する機会がありましたら、
また秋カボチャさんの、ステキな旅行記を
参考にさせて頂きたいと思います。
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