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死ぬまでに1度はマチュピチュを拝まにゃ!ってことで,行ってきました.<br />チケットの手配はTURISMO LATINOでお願いしました.<br /><br />1日目:23:00,アトランタ経由でリマ入り.何時間かかったんだろ,遠かった~.リマのホテルだけは東京から予約しておいたのでMICKEY TOURのKAWASAKIさんってキレイな方が空港でお出迎え.ペルーでガイドの仕事をしてるんだけど,体質的に高地はどうにもダメなんだってさ.なんか,ちょっとかわいそうな感じ.26:00,ビール飲んで寝ます.<br /><br />2日目:朝イチで白タクを拾って空港まで.結構涼しいです.案内板を見るとLP131のスケジュールが30分繰り上げになってる.朝の30分ってデカくないかい?10:00過ぎ,クスコに近付いてる.窓の外の茶色一色の世界に思わず見とれてしまいます.空港に着いてタラップを降りた瞬間,おー,空気うすいっスねー,と実感.もうホント,全然違うのね.空港の外に出て地図を広げてたらシーロさんって言う運ちゃんにつかます.小太りのおっちゃんでなかなかしっかしりした英語と,観光客から教わったであろうたどたどしい日本語を話す.代理店まで行ってもらう道すがら,Hostal Inca\\\&#39;s Peruを勧められる.お,そこ泊まるつもりだったのよ!好都合なので代理店はパスして直接ホテルへ.ホテルに着いてみれば当然部屋は空いてるさ(だから勧めたんだもの).部屋を見ればきれいだし,中庭とかもあってくつろげそうな感じなので即決.ぺちゃんこになってるダウンジャケットを外に干して,シーロさんにマチュピチュの往復チケットとアグアス・カリエンテスの宿の予約をお願いする.値段はガイドブックに載ってるのと同じ.クスコの後はプーノに行くよって言ったらORMENOのバスのチケットも予約しておいてあげるよって.一気にプーノまでの足が確定しておおいに楽チン!そんなことしてるうちにすっかり高地順応が完了してしまったみたいで,「高山病って,結局のところ何?」ってぐらい何もなし.ある意味,期待ハズレでした.アルマス広場あたりをふらふら.陽射しが強烈なので天気がいいと日なたは暑いくらいだね.最初の食事.ランチメニューしかないよ,ってことなのでそれを頼むと,スープとサラダと魚のフライとデザートと紅茶までついて,たったのs/.6.食費は安いと見たぞ.ただ,山あいの寒い国だからかしら,味付けはやたらと塩辛いのだ.<br /><br />3日目:宿で朝食とって,シーロさんと駅へ.持ってきたチケットを見るとリターンの日付が明日になってる.2泊って言ったはずなので聞いてみたら「間違えちゃった.向こうの宿に話しつけとくから着いたら交換してもらって」だってさ!まー,いいや.9:15,だいぶ遅れてツーリスモ・エコノミコ出発!あこがれの高山列車だわー,と感慨.オイラの乗った車両はガラガラでほとんど自由席状態.ハイシーズンはチケット取るの大変って話だったけど,冬の間はこんなもんなのかね?スイッチバックを繰り返しながらクスコのすり鉢を列車は登って行きます.道中はずーっと窓から顔を出しっぱなし.絶景に次ぐ絶景で,1秒足りとも見逃したら損だもの.あと,この列車は車両の継ぎ目のドアのノブが内側にしかなくて,車掌さん(みんなスゴイ美人!)はノックして客に開けてもらうの.ヘンなの.13:00,アグアス・カリエンテスに到着.ホテルの人が外で待っててくれて,そのままマチュピチュに行く人の荷物を預かってくれる.オイラは今日は行かないのでいっしょに宿まで.IMA SUMACってホテルです.結構,ナイスでした.宿に着いたらチケットの件を相談.見ればマチュピチュの入場券も今日の日付になってるわ.ボーイのお兄ちゃんが交渉してきてくれることに.まあ,待ちましょ.お昼は恒例のパスタチェック.きゃー,大ハズレだよ.たぶん山の上で米が炊けないのと同じ理由で麺がちゃんと茹であがらないのね,なんか妙ちきりんな食感だわ.Cafeでデレっとしてたら17:00くらいには早くも日が暮れてしまう.と,一気に気温が下がる.ダウンが手放せない.<br /><br />4日目:AM5:00.隣の部屋の人が起きたみたい.オイラはあと30分は寝てられるんだけど,面倒なので起きちゃう.AM6:00,始発のバスでマチュピチュへ.このバスだと日の出に間に合うんだよ.30分足らずでマチュピチュ着.まだ人影はまばら.ゲートで20$払っていざ出発.ここの素晴らしさは口でごちゃごちゃ言ってもしょうがないのだ.とにかく,その目で見るべし!それ以外,言い様がござりませぬ.さて,オイラは朝イチでワイナピチュに登るつもりだったので,山のゲートまで.門は開いてるけど人は居なくて,入山記録には先達が3人.20歳と65歳のベルギー人だ.10分前に入ってるからコレなら追いつけるでしょ.オイラも名前を書き込んで登山開始.うー,思った通りの急斜面,息が上がるぞ.しかもちょー暑い.ダウンなんか着てくるんじゃなかったと後悔.天気が良かったらTee1枚でちょうどいいよ.8合目くらいでベルギー人トリオに追いつく.見れば3人とも完全な登山スタイルだわ.なかなか追いつけなかったわけだ.ココからはいっしょに山頂を目指します.無事に山頂に1番乗りを果たして,てっぺんの見張り台と思しき椅子状の岩に腰掛けて,眼下に広がるマチュピチュを眺めながら至福の一服を.ふぃ~,ウマイっすね.あ,ちゃんと灰皿は持ってますよ(^^;;).ちょっと遅れて3人もてっぺんに.早く来てよかったね~,なんてダベりながら20分ほど過ぎた頃に15歳くらいのドイツ人のガキが到着.α-7000と300mmくらいの望遠をカバンから出して先ずはレンズをふきふき.おー,几帳面,さすがドイツ人!下山して時計を見ればまだ9:00.周りを見れば白人連中は早くも日光浴モードだぞ.疲れたし,オイラも靴を脱いでダウンを枕に一眠り.マジ寝して起きたら11:00.ぐるりと一周して昼を過ぎる頃には人がいっぱいになってなんかうるさい感じ.なので今日はここまで.残りは明日に取っておこう.午後はアグアス・カリエンテスのCafeでのんびり過ごす.朝方の空いてるうちにマチュピチュに行って,入れ替わりで昼は空いてるCafeでのんびり.これがベストだわね.<br /><br />5日目:AM5:00.今日も誰か起きたみたいだよ.なので,オイラも起床.始発のバスでマチュピチュへ.今日はInca Roadへ.道は平坦.わりかし普通の山道といったところ.つーか,そういう所までしか行けないようになってるのね.かつては敵を落とすための罠だったという木の橋は危なくて渡らせられないから,その手前で立ち入り禁止に.うーん,見れば見るほど渡ってみたい衝動にかられるんだけどね,落ちたら即死だし.往復の40分で結局誰ともすれ違わず.なんか,不人気ね,Inca Road.引き続きインティプンクへ.参道みたいな造りの山道をテクテク.遠目にはキレイな敷石の道なんだけど,なんと石の隙間は7~8cmくらいの白い毛虫で埋まってるのだ!スゴイ数.んで,こいつらが何処からやってきたかと言えば,当然,頭上の木からなのだ!枝からもたくさんぶら下がってて,ポトポト落ちてくる.うーぅ,気付かずに済んでたらどんなにHappyだったことか.奥襟に気を使いながら首を縮めて前進.インティプンク着.ここはワイナピチュよりも標高が上.すっごく静かで,穏やかに風が抜けて,眺め良し.人も少ない.ココロ休まるわね.コンドルの飛ぶ姿を上から見られるなんて,他じゃちょっと手に入らない光景ですよ,きっと.今日も昼前に下山して宿に戻る.ちょうど列車のチケットを取りに行くところだって.12:30のだとすぐ乗れるので,そいつでアグアス・カリエンテスを後に.どうやらこいつはクスコ行きじゃなくて手前のオリャンタイタンボまでの鈍行みたい.そこからバスに乗り換え.バスはたったのs/.10だよ.安!ドイツ人学生の集団といっしょにわいわい騒ぎながら2時間くらいでクスコに到着.アルマス広場のすぐ脇まで行ってくれるので,帰りのコースとしては何気にこいつが楽チンかも.17:00,宿に戻ってシーロさんに電話.明日ピサックのマーケットに行きたいって言ったら8:00に迎えに来てくれることに.夕食を食べに広場まで.やっぱクスコの夜は寒いな.<br /><br />6日目:夜の間にちょっと雨が降ったおかげで,いつもより空気が湿気を含んで丸い感じ.雨上がりの気持ち良さは世界共通ね.シーロさんにバス停まで送ってもらってピサックのマーケットへ.木曜日はマーケットが立つ日なのだ.適当な日程で動いてた割にはいいタイミングでした.んでもって,ここは買い物天国ですな.アルパカ100%のセーターが1枚6$って,もう涙ものだよ.当然のごとく買い込む.荷物ふくらむ.帰りどーしよう.などと考えていると周りは強者で溢れていた.馬鹿でかいラグを買ってきた娘とか,40リットルの麻袋いっぱいに陶器を買い込んできたおっちゃんとか.おっちゃんの奥さんは「He\\\&#39;s crazy」ってからかってたけど,しょうがないよね,欲しいんだもん.ちなみに,この時買ったアルパカのセーターは今も現役です.全然ヘタレてません.それが,6$です.オリャンタイタンボの要塞まで足をのばして,19時過ぎに宿に戻る.クスコにはPizza屋がたくさんあるので,せっかくなので1軒入ってみる.ベーコンPizzaを頼んだら,ホントにベーコンとチーズしかのってないの.あと,日本ならタバスコがある所にチリパウダーが置いてあるのだ.<br /><br />7日目:今日はプーノへ移動です.シーロさんと待ち合わせてバスターミナルへ.いやー,お世話になりました.予定よりちょいと遅れてORMENO出発.クスコ→プーノは高山列車で,って思ってる人が多いと思うんだけど,実はこの区間はバスが正解だよって教えてもらってたからORMENOにしたのだ.で,結論としてはそれで正解じゃないかな.道路と線路はほとんど並行して走ってるし,道は滑らか.ガタガタの線路を10時間かけて移動したいってのならともかく,マチュピチュまで列車で行った人は,こっちはバスにしておいてもOKだと思うぞ.ちなみに,バスからの眺めも絶景です.茶色い台地のすぐ先には鉄色の雪山がそびえ立ってて,平原に浮かぶ雲にはホントに手が届きそうな感じです.あれが4~5000m級の山だなんて,とても思えません.15:30,プーノ着.クスコよりもさらに空気が薄いのが分かるぞ.バスを降りてマルガリータホテルまで.気温が高いうちに一風呂浴びて(お湯の出が悪い安宿に泊まるならコレは鉄則だよ.夜はとてもじゃないけど…),夕食を食べに.しかし,ここはむちゃくちゃな寒さだね.クスコの比じゃないぞ.耐えられそうにないのでマーケットでアルパカの手袋を緊急入手.だけど,夜のプーノは結構活気があるのだ.人がたくさん出てて賑わってるぞ.港町って感じだね,やっぱ.ここへ来て世界時計が完全にお釈迦に.気圧の関係かな,タイムシフトのボタンが入りっぱなしになっちゃってて,毎秒地球を20周くらいの大暴走.アナログの方がよいぞ.<br /><br />8日目:AM6:00.ひゃー,寒い寒い.ダウン着たまま寝てたのに,ベッドから出た瞬間からどんどん体温が下がってく感じ.宿のフロントでウロス島行きのチケットを買って島へ.地図で見るとウロス島はすぐそこなはずなんだけど,航行時間が40分になってる.モーターボートで40分って遠くない?って思ってたらすぐに理由がわかった.船,遅すぎ.モーターボートってのはつまり手漕ぎじゃないぞ,って意味なのだ.ま,嘘じゃないわな.んで,ウロス島もぜひ自分の「足の裏」で感じてみて欲しい所ですね.それと,なんと言っても空!.世界一の青さというこの空に会いにチチカカまで来たわけですよ.ホント,空って青いんだよ.真っ青なんてモンじゃなくて,もっともっとずーっと深い青.草の島に寝っ転がって空を眺めてるだけで,こんなにも楽しいもんかね.これもまた,見ずに死ねるか,ってヤツですよ.街に戻ってラパスの宿を予約しようと代理店へ.けど,国境超えて予約できるのは高い所だけみたい.明日は日曜日で代理店が閉まってる可能性が高いけど,まあ,仕方ない.明日探そう.<br /><br />9日目:8:30,tour Peruのバスで一路,ラパスを目指します.バスで隣に座ったアメリカ人の女の子はチャリンコかついで旅行中.タフな娘だわ.昔ちょっと日本に住んでたことがあるんだって.「大分のアジムってとこだけど,知ってる?」って.このバスで国境のユングーヨまで.バスを降りて歩いて国境を渡ります.パスコンはいたって簡単.ボリビアに入りました.<br /><br />続きは#2<br />

ペルー ~ ボリビア ~ アルゼンチン #1

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2001/08/11 - 2001/08/24

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7

にきいち

にきいちさん

死ぬまでに1度はマチュピチュを拝まにゃ!ってことで,行ってきました.
チケットの手配はTURISMO LATINOでお願いしました.

1日目:23:00,アトランタ経由でリマ入り.何時間かかったんだろ,遠かった~.リマのホテルだけは東京から予約しておいたのでMICKEY TOURのKAWASAKIさんってキレイな方が空港でお出迎え.ペルーでガイドの仕事をしてるんだけど,体質的に高地はどうにもダメなんだってさ.なんか,ちょっとかわいそうな感じ.26:00,ビール飲んで寝ます.

2日目:朝イチで白タクを拾って空港まで.結構涼しいです.案内板を見るとLP131のスケジュールが30分繰り上げになってる.朝の30分ってデカくないかい?10:00過ぎ,クスコに近付いてる.窓の外の茶色一色の世界に思わず見とれてしまいます.空港に着いてタラップを降りた瞬間,おー,空気うすいっスねー,と実感.もうホント,全然違うのね.空港の外に出て地図を広げてたらシーロさんって言う運ちゃんにつかます.小太りのおっちゃんでなかなかしっかしりした英語と,観光客から教わったであろうたどたどしい日本語を話す.代理店まで行ってもらう道すがら,Hostal Inca\\\'s Peruを勧められる.お,そこ泊まるつもりだったのよ!好都合なので代理店はパスして直接ホテルへ.ホテルに着いてみれば当然部屋は空いてるさ(だから勧めたんだもの).部屋を見ればきれいだし,中庭とかもあってくつろげそうな感じなので即決.ぺちゃんこになってるダウンジャケットを外に干して,シーロさんにマチュピチュの往復チケットとアグアス・カリエンテスの宿の予約をお願いする.値段はガイドブックに載ってるのと同じ.クスコの後はプーノに行くよって言ったらORMENOのバスのチケットも予約しておいてあげるよって.一気にプーノまでの足が確定しておおいに楽チン!そんなことしてるうちにすっかり高地順応が完了してしまったみたいで,「高山病って,結局のところ何?」ってぐらい何もなし.ある意味,期待ハズレでした.アルマス広場あたりをふらふら.陽射しが強烈なので天気がいいと日なたは暑いくらいだね.最初の食事.ランチメニューしかないよ,ってことなのでそれを頼むと,スープとサラダと魚のフライとデザートと紅茶までついて,たったのs/.6.食費は安いと見たぞ.ただ,山あいの寒い国だからかしら,味付けはやたらと塩辛いのだ.

3日目:宿で朝食とって,シーロさんと駅へ.持ってきたチケットを見るとリターンの日付が明日になってる.2泊って言ったはずなので聞いてみたら「間違えちゃった.向こうの宿に話しつけとくから着いたら交換してもらって」だってさ!まー,いいや.9:15,だいぶ遅れてツーリスモ・エコノミコ出発!あこがれの高山列車だわー,と感慨.オイラの乗った車両はガラガラでほとんど自由席状態.ハイシーズンはチケット取るの大変って話だったけど,冬の間はこんなもんなのかね?スイッチバックを繰り返しながらクスコのすり鉢を列車は登って行きます.道中はずーっと窓から顔を出しっぱなし.絶景に次ぐ絶景で,1秒足りとも見逃したら損だもの.あと,この列車は車両の継ぎ目のドアのノブが内側にしかなくて,車掌さん(みんなスゴイ美人!)はノックして客に開けてもらうの.ヘンなの.13:00,アグアス・カリエンテスに到着.ホテルの人が外で待っててくれて,そのままマチュピチュに行く人の荷物を預かってくれる.オイラは今日は行かないのでいっしょに宿まで.IMA SUMACってホテルです.結構,ナイスでした.宿に着いたらチケットの件を相談.見ればマチュピチュの入場券も今日の日付になってるわ.ボーイのお兄ちゃんが交渉してきてくれることに.まあ,待ちましょ.お昼は恒例のパスタチェック.きゃー,大ハズレだよ.たぶん山の上で米が炊けないのと同じ理由で麺がちゃんと茹であがらないのね,なんか妙ちきりんな食感だわ.Cafeでデレっとしてたら17:00くらいには早くも日が暮れてしまう.と,一気に気温が下がる.ダウンが手放せない.

4日目:AM5:00.隣の部屋の人が起きたみたい.オイラはあと30分は寝てられるんだけど,面倒なので起きちゃう.AM6:00,始発のバスでマチュピチュへ.このバスだと日の出に間に合うんだよ.30分足らずでマチュピチュ着.まだ人影はまばら.ゲートで20$払っていざ出発.ここの素晴らしさは口でごちゃごちゃ言ってもしょうがないのだ.とにかく,その目で見るべし!それ以外,言い様がござりませぬ.さて,オイラは朝イチでワイナピチュに登るつもりだったので,山のゲートまで.門は開いてるけど人は居なくて,入山記録には先達が3人.20歳と65歳のベルギー人だ.10分前に入ってるからコレなら追いつけるでしょ.オイラも名前を書き込んで登山開始.うー,思った通りの急斜面,息が上がるぞ.しかもちょー暑い.ダウンなんか着てくるんじゃなかったと後悔.天気が良かったらTee1枚でちょうどいいよ.8合目くらいでベルギー人トリオに追いつく.見れば3人とも完全な登山スタイルだわ.なかなか追いつけなかったわけだ.ココからはいっしょに山頂を目指します.無事に山頂に1番乗りを果たして,てっぺんの見張り台と思しき椅子状の岩に腰掛けて,眼下に広がるマチュピチュを眺めながら至福の一服を.ふぃ~,ウマイっすね.あ,ちゃんと灰皿は持ってますよ(^^;;).ちょっと遅れて3人もてっぺんに.早く来てよかったね~,なんてダベりながら20分ほど過ぎた頃に15歳くらいのドイツ人のガキが到着.α-7000と300mmくらいの望遠をカバンから出して先ずはレンズをふきふき.おー,几帳面,さすがドイツ人!下山して時計を見ればまだ9:00.周りを見れば白人連中は早くも日光浴モードだぞ.疲れたし,オイラも靴を脱いでダウンを枕に一眠り.マジ寝して起きたら11:00.ぐるりと一周して昼を過ぎる頃には人がいっぱいになってなんかうるさい感じ.なので今日はここまで.残りは明日に取っておこう.午後はアグアス・カリエンテスのCafeでのんびり過ごす.朝方の空いてるうちにマチュピチュに行って,入れ替わりで昼は空いてるCafeでのんびり.これがベストだわね.

5日目:AM5:00.今日も誰か起きたみたいだよ.なので,オイラも起床.始発のバスでマチュピチュへ.今日はInca Roadへ.道は平坦.わりかし普通の山道といったところ.つーか,そういう所までしか行けないようになってるのね.かつては敵を落とすための罠だったという木の橋は危なくて渡らせられないから,その手前で立ち入り禁止に.うーん,見れば見るほど渡ってみたい衝動にかられるんだけどね,落ちたら即死だし.往復の40分で結局誰ともすれ違わず.なんか,不人気ね,Inca Road.引き続きインティプンクへ.参道みたいな造りの山道をテクテク.遠目にはキレイな敷石の道なんだけど,なんと石の隙間は7~8cmくらいの白い毛虫で埋まってるのだ!スゴイ数.んで,こいつらが何処からやってきたかと言えば,当然,頭上の木からなのだ!枝からもたくさんぶら下がってて,ポトポト落ちてくる.うーぅ,気付かずに済んでたらどんなにHappyだったことか.奥襟に気を使いながら首を縮めて前進.インティプンク着.ここはワイナピチュよりも標高が上.すっごく静かで,穏やかに風が抜けて,眺め良し.人も少ない.ココロ休まるわね.コンドルの飛ぶ姿を上から見られるなんて,他じゃちょっと手に入らない光景ですよ,きっと.今日も昼前に下山して宿に戻る.ちょうど列車のチケットを取りに行くところだって.12:30のだとすぐ乗れるので,そいつでアグアス・カリエンテスを後に.どうやらこいつはクスコ行きじゃなくて手前のオリャンタイタンボまでの鈍行みたい.そこからバスに乗り換え.バスはたったのs/.10だよ.安!ドイツ人学生の集団といっしょにわいわい騒ぎながら2時間くらいでクスコに到着.アルマス広場のすぐ脇まで行ってくれるので,帰りのコースとしては何気にこいつが楽チンかも.17:00,宿に戻ってシーロさんに電話.明日ピサックのマーケットに行きたいって言ったら8:00に迎えに来てくれることに.夕食を食べに広場まで.やっぱクスコの夜は寒いな.

6日目:夜の間にちょっと雨が降ったおかげで,いつもより空気が湿気を含んで丸い感じ.雨上がりの気持ち良さは世界共通ね.シーロさんにバス停まで送ってもらってピサックのマーケットへ.木曜日はマーケットが立つ日なのだ.適当な日程で動いてた割にはいいタイミングでした.んでもって,ここは買い物天国ですな.アルパカ100%のセーターが1枚6$って,もう涙ものだよ.当然のごとく買い込む.荷物ふくらむ.帰りどーしよう.などと考えていると周りは強者で溢れていた.馬鹿でかいラグを買ってきた娘とか,40リットルの麻袋いっぱいに陶器を買い込んできたおっちゃんとか.おっちゃんの奥さんは「He\\\'s crazy」ってからかってたけど,しょうがないよね,欲しいんだもん.ちなみに,この時買ったアルパカのセーターは今も現役です.全然ヘタレてません.それが,6$です.オリャンタイタンボの要塞まで足をのばして,19時過ぎに宿に戻る.クスコにはPizza屋がたくさんあるので,せっかくなので1軒入ってみる.ベーコンPizzaを頼んだら,ホントにベーコンとチーズしかのってないの.あと,日本ならタバスコがある所にチリパウダーが置いてあるのだ.

7日目:今日はプーノへ移動です.シーロさんと待ち合わせてバスターミナルへ.いやー,お世話になりました.予定よりちょいと遅れてORMENO出発.クスコ→プーノは高山列車で,って思ってる人が多いと思うんだけど,実はこの区間はバスが正解だよって教えてもらってたからORMENOにしたのだ.で,結論としてはそれで正解じゃないかな.道路と線路はほとんど並行して走ってるし,道は滑らか.ガタガタの線路を10時間かけて移動したいってのならともかく,マチュピチュまで列車で行った人は,こっちはバスにしておいてもOKだと思うぞ.ちなみに,バスからの眺めも絶景です.茶色い台地のすぐ先には鉄色の雪山がそびえ立ってて,平原に浮かぶ雲にはホントに手が届きそうな感じです.あれが4~5000m級の山だなんて,とても思えません.15:30,プーノ着.クスコよりもさらに空気が薄いのが分かるぞ.バスを降りてマルガリータホテルまで.気温が高いうちに一風呂浴びて(お湯の出が悪い安宿に泊まるならコレは鉄則だよ.夜はとてもじゃないけど…),夕食を食べに.しかし,ここはむちゃくちゃな寒さだね.クスコの比じゃないぞ.耐えられそうにないのでマーケットでアルパカの手袋を緊急入手.だけど,夜のプーノは結構活気があるのだ.人がたくさん出てて賑わってるぞ.港町って感じだね,やっぱ.ここへ来て世界時計が完全にお釈迦に.気圧の関係かな,タイムシフトのボタンが入りっぱなしになっちゃってて,毎秒地球を20周くらいの大暴走.アナログの方がよいぞ.

8日目:AM6:00.ひゃー,寒い寒い.ダウン着たまま寝てたのに,ベッドから出た瞬間からどんどん体温が下がってく感じ.宿のフロントでウロス島行きのチケットを買って島へ.地図で見るとウロス島はすぐそこなはずなんだけど,航行時間が40分になってる.モーターボートで40分って遠くない?って思ってたらすぐに理由がわかった.船,遅すぎ.モーターボートってのはつまり手漕ぎじゃないぞ,って意味なのだ.ま,嘘じゃないわな.んで,ウロス島もぜひ自分の「足の裏」で感じてみて欲しい所ですね.それと,なんと言っても空!.世界一の青さというこの空に会いにチチカカまで来たわけですよ.ホント,空って青いんだよ.真っ青なんてモンじゃなくて,もっともっとずーっと深い青.草の島に寝っ転がって空を眺めてるだけで,こんなにも楽しいもんかね.これもまた,見ずに死ねるか,ってヤツですよ.街に戻ってラパスの宿を予約しようと代理店へ.けど,国境超えて予約できるのは高い所だけみたい.明日は日曜日で代理店が閉まってる可能性が高いけど,まあ,仕方ない.明日探そう.

9日目:8:30,tour Peruのバスで一路,ラパスを目指します.バスで隣に座ったアメリカ人の女の子はチャリンコかついで旅行中.タフな娘だわ.昔ちょっと日本に住んでたことがあるんだって.「大分のアジムってとこだけど,知ってる?」って.このバスで国境のユングーヨまで.バスを降りて歩いて国境を渡ります.パスコンはいたって簡単.ボリビアに入りました.

続きは#2

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  • マチュピチュへ行く高山列車.がんばれ!PeruRAIL!

    マチュピチュへ行く高山列車.がんばれ!PeruRAIL!

  • いわゆるヴューポイントからの眺めです.奥にそびえるのがワイナピチュです.

    イチオシ

    いわゆるヴューポイントからの眺めです.奥にそびえるのがワイナピチュです.

  • 石組みの1つ1つには原則として曲線はないのですが,全体でイイ具合のRが出ています.センスあります.

    石組みの1つ1つには原則として曲線はないのですが,全体でイイ具合のRが出ています.センスあります.

  • ワイナピチュ山頂からの眺め.登った人だけ,見ることができます.

    ワイナピチュ山頂からの眺め.登った人だけ,見ることができます.

  • オリャンタイタンボの城壁.変則7角形ぐらい?構造力学的な詳細はともかく,今日まで崩れてませんから.お札1枚差し込める隙間もないですから.

    オリャンタイタンボの城壁.変則7角形ぐらい?構造力学的な詳細はともかく,今日まで崩れてませんから.お札1枚差し込める隙間もないですから.

  • クスコの街並み.

    クスコの街並み.

  • チチカカ湖の空.色,いじってないですよ.でも,こんなモンじゃないんです.もっと深くて濃くて吸い込まれそうな青なんです.

    チチカカ湖の空.色,いじってないですよ.でも,こんなモンじゃないんです.もっと深くて濃くて吸い込まれそうな青なんです.

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